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測量士補の通信講座は、受講料が43,600円から88,000円まで幅広く、スクールによって合格率・教材の充実度・サポートの手厚さが大きく異なります。
どの講座を選ぶかが合格確率を左右するほど差があるため、費用だけで選ぶと後悔するケースも少なくありません。
本記事では、令和8年(2026年)時点の公式情報をもとに、主要6社を費用・合格率・サポート内容・学習スタイルの4軸で徹底比較しています。
通信講座費用を最大20%削減できる一般教育訓練給付金の活用方法、独学との比較、試験の難易度と勉強時間の目安まで、選定に必要な情報をすべて網羅しています。
測量士補の通信講座でおすすめは、合格実績・費用・サポート内容の総合評価において、アガルートがもっともバランスに優れています。
令和7年度(2025年度)の受講者合格率は95.8%を公式に公表しており、スマートフォンで学べるオンライン講義と回数無制限の質問サポートが、忙しい社会人の学習継続を支えます。
測量士補試験は、国土地理院が実施する国家資格試験です。
令和7年(2025年)の合格者数は6,837名で、前年比2,561名増という結果が国土地理院から発表されました。
受験資格の制限はなく、年齢・学歴を問わず誰でも受験できますが、例年の合格率は30〜40%前後で推移するため、効率よく学習できる環境を整えることが重要です。
通信講座を活用することで、全国平均の2倍以上の合格率を実現しているスクールが複数確認できます。
下の表では、測量士補試験に対応する通信講座6社を、受講料・公表合格率・講義形式・サポート内容の観点で比較しています。
費用は2026年7月時点における各社公式サイトの掲載価格です。
| スクール名 | 主なコース受講料(税込) | 公表合格率 | 講義形式 | 質問サポート |
|---|---|---|---|---|
| アガルート | 60,280円〜85,800円 | 95.8%(令和7年度) | 動画(スマホ対応) | 回数無制限 |
| 東京法経学院 | 43,600円〜67,300円 | 96.1%(令和7年度) | 動画(板書形式) | あり・答案添削6回 |
| 早稲田法科専門学院 | 44,000円 | 80%以上(公式発表) | DVD講義 | 質問10回・添削12回 |
| 日本測量協会 | 52,000円 | 非公表 | テキスト+eラーニング | あり・答案添削あり |
| LEC東京リーガルマインド | 69,300円〜 | 非公表 | 動画(WebまたはDVD) | あり |
| 日建学院 | 88,000円 | 非公表 | 動画(通学またはWeb) | あり |
受講者全員を対象とした追跡調査ではなく、アンケート集計に基づく場合があります。
6社のうち合格率を公式に開示しているのは、アガルート・東京法経学院・早稲田法科専門学院の3社です。
残る3社(LEC・日建学院・日本測量協会)は合格率の公表を行っていません。
合格実績の透明性を判断軸に講座を選ぶ場合は、前者の3社の中から比較検討するとよいでしょう。
費用の幅は、最安で東京法経学院の基礎力総合コース(43,600円)から、最高で日建学院(88,000円)まで倍以上の開きがあります。
受講料の安さだけを基準にすると、質問サポートの回数が制限されていたり、教材のボリュームが不十分だったりするケースもあるため、費用と内容をセットで確認することが大切です。
測量士補の通信講座を選ぶ基準は、受験者の目的・生活スタイル・予算によって異なります。
以下では、よく見られる受験者のパターン別に、どの講座が合いやすいかを整理します。
合格実績の数値を重視して選びたい方には、令和7年度の受講者合格率95.8%を公表しているアガルートが有力な選択肢です。
1回10分程度に区切られた動画講義はスマートフォン1台で視聴でき、通勤中・昼休み・家事の合間といったスキマ時間を活かした学習に適した設計です。
合格後には合格特典制度も設けられており、万が一の場合のリスクを抑えながら学習に集中できます。
費用をできるだけ抑えたい方には、東京法経学院の基礎力総合コース(43,600円)または早稲田法科専門学院(44,000円)が選択肢になります。
いずれも測量士補・土地家屋調査士試験に特化した50年前後の指導実績を誇り、価格が低くても添削サービスが付属しているため、費用対効果に優れた講座です。
答案添削を通じて弱点を丁寧に把握しながら学びたい方には、12回の添削が付属する早稲田法科専門学院、または6回分の添削と質問サポートを組み合わせた東京法経学院が適しています。
測量士補試験は択一式ですが、三角関数や平面直角座標系を使う計算問題では、答えの数値だけでなく解答プロセスを講師に確認してもらうことで、誤った解き方の定着を防ぐことができます。
転勤や引越しが多く通学も視野に入れている方には、全国に教室を展開する日建学院が選択肢の1つです。
WebとDVDの両方の受講形式から選べるうえ、転居後も最寄りの教室で同じ内容を受講し直せる柔軟さが強みです。
厚生労働省の一般教育訓練給付金を活用したい方には、給付金対象講座を提供している日本測量協会の通信講座が該当します。
給付金が適用された場合は受講費の20%相当が返金されるため、実質的な自己負担額を抑えながら学習を進められます。

測量士補の通信講座は、スクールごとに講義スタイル・教材の設計思想・サポート体制が大きく異なります。
費用や合格率の数値だけでなく、どのように合格に導く仕組みが作られているかを把握したうえで選ぶことが、学習継続と合格につながります。
※合格特典(全額返金またはお祝い金1万円)の対象はフルカリキュラムのみです。他校乗換割・受験経験者割は申し込み前の事前申請が条件です。2026年8月時点の情報です
アガルートの測量士補試験講座は、令和7年度(2025年度)の受講者合格率95.8%を公式サイトで公表しており、現在確認できる測量士補通信講座の中でもっとも高い合格実績を誇る講座です。
アガルートは2015年開校のオンライン専門資格予備校で、2018年より測量士補・土地家屋調査士試験の講座を提供しています。
測量士補試験には、過去問が形式を変えて繰り返し出題されるという固有の傾向があります。
アガルートはこの点に着目し、過去問の出題パターンを体系化したうえでカリキュラムを設計しています。
担当講師の中山祐介講師は、土地家屋調査士試験に全国1位で合格した実績を持ち、複素数を活用した独自の計算解法を体系化するなど、測量試験の攻略に精通した講師です。
理系科目が不得手な受験者でも理解しやすいテンポで解説するスタイルが特徴で、合格者の声には計算問題が得意になったというコメントが複数確認できます。
最新の測量法と作業規程の準則の法改正、令和6年施行の測地成果2024に伴う全国標高成果の改定、GNSS標高測量の導入といった重要な改正にも、2027年合格目標カリキュラムでは完全対応しています。
測量分野は法改正の頻度が高く、出題傾向への即応がそのまま得点力に直結するため、カリキュラムの更新姿勢は選定の重要な判断材料です。
3段階の学習ステップで設計されており、前期は総合講義と過去7年分の過去問集を使ったインプット・アウトプットを並行して進めます。
後期は計算問題・文章問題それぞれの専用講座で全範囲を総復習し、直前期は実力診断模試で本試験に近い環境での確認学習を行う流れです。
過去問集には総合講義の対応箇所への索引が付いており、解けなかった問題をその場でテキストに戻って確認できる構造になっています。
初学者でも学習の流れを迷わずたどれる構成です。
動画講義は9段階の倍速再生に対応し、公式アプリのAGAROOT Learningを使えばオフライン環境でも視聴できます。
デジタルブックライブラリーではテキストへのマーカー書き込みやふせん機能も利用でき、教材を持ち歩かなくてもスマートフォン1台で学習がデジタル上で完結します。
質問対応は2026年6月よりサービスを開始したオンライン質問サービスのKIKERUKUNを通じて行います。
フルカリキュラム受講生は20回、ライトカリキュラム受講生は10回まで講師に直接質問することができます。
2026年7月からは短答セルフチェックWebテストも新たに提供されており、インプット後に過去問レベルの設問で理解度をその場で確認できる機能が加わっています。
フルカリキュラム受講生が2027年の測量士補試験に合格した場合、受講料全額返金またはお祝い金1万円のいずれかを選択できる合格特典が付きます。
分割払いにも対応しており、手数料無料でフルは月々7,150円、ライトは月々5,023円から受講を始められます。
他校乗換割(最大20%OFF)・受験経験者割(10%OFF)などの割引制度も用意されており、事前申請で適用できます。
とはいえ、注意しておきたい点もあります。
合格特典の対象はフルカリキュラム受講生のみで、ライトカリキュラムは対象外です。
割引制度は申し込み前の事前申請が条件のため、申し込みのタイミングを見誤ると割引が適用できない場合があります。
板書スタイルの講義や紙中心の学習に慣れている方にとっては、動画・デジタル完結型の学習スタイルに馴染むまでに時間がかかる可能性もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社アガルート |
| 講座名 | 測量士補試験 合格カリキュラム(フル・ライト)2027年合格目標 |
| 受講料(税込) | フル 85,800円 / ライト 60,280円 |
| 公表合格率 | 95.8%(令和7年度) |
| 担当講師 | 中山祐介講師 |
| 講義形式 | オンライン動画(スマホ・タブレット・PC対応、9段階倍速再生) |
| 過去問集 | 令和2〜令和8年の過去7年分付属 |
| 質問サポート | KIKERUKUN(フル20回・ライト10回) |
| 模試 | 実力診断模試・短答セルフチェックWebテスト |
| 合格特典 | 全額返金 or お祝い金1万円(フルのみ・条件あり) |
| 割引制度 | 他校乗換割20%OFF・受験経験者割10%OFF等(事前申請制) |
| 分割払い | 可(手数料無料、フル月々7,150円〜・ライト月々5,023円〜) |
※全額返金の合格特典は総合コース受講かつ同学院の土地家屋調査士講座への入学が条件のため、測量士補のみが目的の場合は事実上対象外です。2026年8月時点の情報です
東京法経学院の測量士補 新・最短合格講座は、令和7年度(2025年度)の受講者合格率96.1%を公式サイトで公表しており、本記事で紹介する6社の中でもっとも高い合格実績を持つ通信講座です。
東京法経学院は、土地家屋調査士・測量士補試験に特化した老舗資格予備校です。
50年以上の指導実績を持ち、測量士補の通信講座においては、テキスト学習と答案添削を組み合わせた指導スタイルが軸になっています。
合格に必要な知識を身につけるだけでなく、答案として正確にアウトプットする力を育てることを重視しており、これが高い合格実績を支えてきた背景のひとつです。
担当講師は黒杉 茂 専任講師(東京校)です。
1948年石川県生まれ、元東京都立学校教師(数学担当)で、40年間の教員生活を経て現在は東京法経学院専任講師を務めています。
測量士・土地家屋調査士・行政書士・マンション管理士など多数の資格を持ち、講義だけでなく書籍・教材制作にも長年携わってきた経歴があります。
合格体験記には、黒杉講師の添削コメントがモチベーション維持につながったという声が複数掲載されており、受講生への丁寧なフィードバックが評価されています。
コースは2種類から選べます。
基礎力総合コース(Bコース)は43,600円(税込)で、初学者が全範囲を基礎から体系的に学べる構成です。
総合コース(Aコース)は67,300円(税込)で、基礎力総合コースの内容に加え、本試験を想定した公開模試2回分が付属します。
2026年7月時点の公式サイトではキャンペーン価格が設定されており、それぞれ60,570円・39,240円で受講できます。
キャンペーンの期間や条件は変動するため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
教材は大きく4種類で構成されています。
測量分野の基礎数学を一から学べるよくわかる数学、全科目の要点を整理した講義ノート(基本テキスト)、過去問を科目別に分類した過去問アタック、そして各科目の答案練習(添削課題)です。
動画講義はMP4形式のダウンロード型で全22本が配信されており、ガイダンスを含め数学基礎3本・測量概論2本・応用測量4本・GNSS測量2本など科目を網羅し、1本あたり約2時間のボリュームがあります。
学習は3段階で進めます。
前期はテキスト精読と過去問の反復練習でインプットとアウトプットを組み合わせ、後期は計算問題・文章問題を繰り返し解いて理解を定着させます。
仕上げとして6回分の答案練習を本学院へ提出・採点してもらい、届いた添削結果をもとに弱点を修正する流れです。
択一式の試験であっても解答プロセスを第三者に見てもらうことで、独学では気づきにくい解き方の癖を事前に修正できる点が、この講座の強みです。
令和6年6月12日の測量法一部改正、および令和7年3月31日の作業規程の準則改正にも完全対応しています。
法改正は測量士補試験の出題に直結するため、最新の法令に準拠した教材で学べる点は安心感につながります。
とはいえ、注意しておきたい点もあります。
全額返金の合格特典が受けられるのは、総合コース(Aコース)の受講生が測量士補試験に合格し、かつ同学院の土地家屋調査士講座(初学者向け)に入学することが条件です。
測量士補の取得のみを目的としている場合は、合格特典の全額返金は事実上対象外となります。
また、講義スタイルはホワイトボード板書を中心とした動画形式のため、スマートフォンだけでデジタル完結する学習スタイルとは性質が異なります。
テキストや答案練習の冊子を手元に置いて学ぶスタイルに慣れている方に向いている講座です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社東京法経学院 |
| 講座名 | 測量士補 新・最短合格講座 2027年合格目標 |
| 受講料(税込) | 総合コース 67,300円 / 基礎力総合コース 43,600円 |
| キャンペーン価格(税込) | 総合コース 60,570円 / 基礎力総合コース 39,240円 |
| 公表合格率 | 96.1%(令和7年度) |
| 担当講師 | 黒杉 茂 専任講師 |
| 講義形式 | 動画(MP4ダウンロード形式、板書スタイル)全22本 |
| 添削サポート | 6回分(各科目の答案練習を提出・採点) |
| 質問サポート | 質問票または質問フォームから |
| 模試 | 公開模試2回(総合コースのみ) |
| 合格特典 | 全額返金(総合コースのみ・土地家屋調査士講座入学が条件) |
| 受講期間 | 6ヶ月 |
| 法改正対応 | 令和6年・令和7年改正に完全対応 |
※受験コース(49,500円)には映像講義が付属しません。動画で学びたい場合はDVDコースまたはオンラインコースの選択が必要です。2026年8月時点の情報です
早稲田法科専門学院の測量士補受験コースは、受講生の80%以上を合格させる早稲田式攻略法を掲げた12回完全添削付きの実践型通信講座で、テキストのみから動画付きまで3種類のコースから受講スタイルを選べる点が特徴です。
早稲田法科専門学院は、土地家屋調査士・測量士補試験の受験指導に50年以上の歴史を持つ専門予備校です。
深田静夫学院長は土地家屋調査士の受験対策書として長年受験生に支持されてきた土地家屋調査士受験100講シリーズの著者でもあり、専門性と伝統の両面で確かな実績を積み上げてきた学院です。
通信講座は独学者が孤立しないよう、メール・FAX・電話による質問対応をサポートの中核に据えており、指導歴35年以上のベテラン講師が添削を担当しています。
コースは3種類です。
テキストのみで学習する受験コースは49,500円(税込)で、映像なしで費用を最小限に抑えたい方向けの選択肢です。
動画解説付きの場合は、DVDコースが通常82,500円(税込・早期割引で71,500円)、オンラインコースが通常79,200円(税込・早期割引で68,200円)となります。
早期割引の期間・条件は公式サイトでご確認ください。
全コースに共通して含まれる教材は、オリジナルテキスト4冊・測量士補過去問1冊・添削問題全12回分・質問券10回分(メールでの質問も可)です。
DVDコースとオンラインコースにはさらに1巻約90分の講義動画が全8巻(合計約12時間)付属します。
講義は基礎数学からスタートし、測量に関する法規・GNSS測量(汎地球測位システム測量)・多角測量・水準測量・地形測量・写真測量・地図編集・応用測量まで、測量士補試験の全出題科目を網羅する内容です。
オリジナルテキストは図解を多用した構成で、計算の手順を一つずつ確認しながら理解を積み上げられるよう工夫されています。
添削は2週間ごとに課題を1回ずつ提出する形式で、全12回のサイクルで進みます。
測量士の有資格者を持つベテラン講師が答案を個別に採点し、誤答箇所にはコメントを添えて返却されます。
申し込み後から本試験日まで、質問券とメールを通じた質問対応が継続して利用でき、受験勉強の孤立感を防ぐ仕組みが整っています。
受講期間は申込時期によって3〜7ヶ月間で調整でき、随時受付しています。
測量士補試験の合格は、土地家屋調査士試験の午前試験免除資格を得ることに直結します。
早稲田法科専門学院は土地家屋調査士試験の指導を主軸としてきた学院であり、測量士補の合格をスタート地点として土地家屋調査士の合格まで一貫して見据えた指導方針を持っています。
その反面、注意しておきたい点もあります。
受験コース(49,500円)はテキスト類のみで映像講義が付属しないため、計算問題の解き方を動画で確認しながら学びたい方にはDVDコースまたはオンラインコースを選ぶ必要があります。
また、合格率の公表方法や追跡対象の詳細は公式サイトに明示されていないため、他社の公表数値とは前提が異なる可能性があります。
事務局の対応時間が月〜金曜の14:00〜19:00に限定されているため、平日日中に働いている社会人は問い合わせのタイミングに配慮が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 早稲田法科専門学院 |
| 講座名 | 測量士補受験コース(2027年5月試験対象) |
| 受験コース受講料 | 49,500円(税込・テキスト類のみ) |
| DVDコース受講料 | 71,500円(税込・早期割引)/ 通常82,500円 |
| オンラインコース受講料 | 68,200円(税込・早期割引)/ 通常79,200円 |
| 公表合格率 | 80%以上 |
| 映像講義 | 動画またはDVD全8巻(各約90分)DVDコース・オンラインコースのみ付属 |
| 添削 | 全12回(2週間ごとに提出) |
| 質問サポート | 質問券10回分・メール・電話(要予約)・FAX |
| 受講期間 | 3〜7ヶ月(申込時期により変動・随時受付) |
| 所在地 | 東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブン610号 |
| 事務局営業時間 | 月〜金 14:00〜19:00(土日祝休) |
※映像講義は提供されておらず、テキストとeラーニングでの学習が中心です。申込受付は毎年11月〜1月頃に限られます。2026年8月時点の情報です
日本測量協会の測量士補通信添削講座は、昭和24年(1949年)の測量法制定とともに設立された公益社団法人が提供する唯一の公的団体運営の通信講座で、元試験委員の経験を持つ講師陣による添削指導と厚生労働大臣指定の一般教育訓練給付金の対象という2点が、他のどのスクールも持ち得ない強みです。
公益社団法人日本測量協会は、測量法の施行と測量士・測量士補という国家資格の誕生を受けて、産・官・学の各界有志によって昭和24年に設立されました。
測量技術者の会員団体として国土交通省との関係が深く、受験テキストや過去問解説集など測量士補試験に関連する書籍の発行も手がけています。
現在は測量士・測量士補の両方の通信添削講座を提供しており、測量士補の通信講座としては業界で数少ない公的団体による運営形態です。
この講座の最大の特長は、元試験委員の経験を持つ講師陣が添削を担当している点です。
測量士補試験の出題基準や採点方針を熟知した立場からのアドバイスが得られることは、一般の予備校とは本質的に異なる価値があります。
グッドスクールの比較記事でも、日本測量協会の添削は元試験委員によるものであり、的を射た添削が受けられると評価されています。
教材は受験テキスト・国家試験過去問の模範解説集・科目別模範解答集・通信添削問題・通信添削用紙などで構成されており、試験で問われる知識を体系的に整理した内容になっています。
択一式問題の解答にはJAS eラーニングを利用します。
このシステムはスマートフォンにも対応しており、いつでもどこでも繰り返し問題を解くことができるため、通勤中や休憩時間のスキマ学習にも活用できます。
全体の問題数は180問で、受講期間は毎年12月から翌年5月までの約6ヶ月間に設定されています。
添削問題は郵送で提出し、講師から添削とアドバイスを受けた答案が返却されます。
質問はメールでも受け付けており、回答まで郵送のみに比べると対応が迅速に行われます。
受講申込はWebから受け付けており、毎年11月頃から受付が開始されます。
この講座を選ぶうえで特に注目したいのが、厚生労働大臣指定の一般教育訓練給付金の対象講座である点です。
雇用保険の被保険者として一定の条件を満たしている場合、受講費用の20%がハローワークを通じて支給されます。
受講料が52,000円(税込)の場合、給付額は10,400円となり、実質的な自己負担額は41,600円となります。
給付金の受給にはハローワークへの申請が必要で、受講修了から1年以内に手続きを行う必要があります。
条件や申請手続きの詳細はハローワークまたは公式サイトでご確認ください。
その反面、注意しておきたい点もあります。
映像講義は提供されておらず、テキスト学習とeラーニングによる問題演習が学習の中心となります。
映像で解説を見ながら理解を深めたいという方には向いていない講座です。
合格率は公表されていないため、実績を数値で比較することができません。
また、受講申込の受付期間が毎年11月〜1月頃と限られているため、申込のタイミングを逃すと翌年まで待つ必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 公益社団法人 日本測量協会 |
| 講座名 | 測量士補 通信添削講座 |
| 受講料(税込) | 52,000円 |
| 教育訓練給付金 | 対象(受講費の20%給付・条件あり) |
| 給付後の実質負担額 | 約41,600円(給付10,400円) |
| 添削担当 | 元試験委員の経験を持つ講師陣 |
| 問題数 | 180問 |
| 受講期間 | 約6ヶ月(12月〜翌年5月) |
| 申込受付 | 毎年11月〜1月頃(Web受付) |
| 学習システム | JAS eラーニング(スマホ対応) |
| 映像講義 | なし |
| 質問方法 | メール・郵送 |
| 合格率 | 非公表 |
| 連絡先 | 電話 03-5684-3355 / メール |
※中学・高校で学習する数学の基礎知識が前提のカリキュラムです。合格お祝い金5,000円・保有資格割引の制度があります。2026年8月時点の情報です
LEC東京リーガルマインドの測量士補合格パックは、スピード合格講座16回と本試験と同形式の公開模試2回を組み合わせた全18回構成の通信講座で、受講費69,300円(税込)から24時間対応の質問サービスと倍速再生機能が利用できる点が特徴です。
LEC東京リーガルマインドは1979年創業の大手資格予備校で、宅建士・行政書士・司法書士など法律系資格を中心に40年以上の受験指導実績を持ちます。
測量士補講座においては、本試験に頻出する重要論点に絞り込んだカリキュラム設計を採用しており、測量業界への転職を目指す社会人や、土地家屋調査士試験の午前試験免除を狙う受験者を主な対象としています。
2027年合格目標の測量士補合格パック(通信)は69,300円(税込)から受講でき、2026年7月時点では8月31日まで早期申込で10%OFFのキャンペーンが実施されています。
担当講師は島村 賢 LEC専任講師です。
測量の実務知識と受験指導の経験を持ち、測量機器の実物を講義中に紹介しながら図解を多用するスタイルが特徴です。
測量士補試験で問われる測量機器の使い方や計算問題を、実際の測量現場のイメージと結びつけながら解説することで、初学者が概念をつかみやすい講義構成になっています。
カリキュラムはスピード合格講座全16回と公開模試全2回で構成されています。
スピード合格講座では、測量試験で不安を感じる方が多い数学の基礎から学習をスタートし、その後に重要論点を優先的に学ぶ順番です。
1回あたり約70分の動画講義を15回分視聴し、最後に過去問対策に特化した1回を加えた計16回で試験範囲を網羅します。
教材はスピードマスターテキストと分野別過去問題集が付属します。
公開模試は本試験と同じ180問・演習180分の構成で年2回実施され、解説講義(55分)も合わせて受講できます。
成績はWebで確認でき、有料オプションで書面返却も選択できます。
本試験の時間感覚や問題の難易度を事前に体験できるため、試験本番への精神的な準備にもなります。
他の通信講座では模試の提供が限定的なケースが多く、これは合格パック最大の差別化ポイントです。
フォロー体制では、24時間いつでも質問できるインターネット質問サービスの智恵のチューターを利用できます。
動画はスマートフォンに対応しており、ダウンロード機能で事前に保存しておけばオフライン視聴も可能です。
倍速再生は0.5倍から2.0倍まで調整でき、理解度や学習ペースに合わせて柔軟に使えます。
受講前の判断材料として、スピード合格講座第1〜2回の内容を1回分として無料体験できるおためしWeb講座も提供されています。
合格した場合は5,000円のお祝い金が受け取れます。
宅建士・行政書士・FPなど他の資格を保有している場合は、保有資格割引として5,000円以上の割引が適用されます。
合格率は公式サイトで公表されていないため、数値での比較ができません。
また、本カリキュラムは中学・高校で学習する数学の基礎知識を前提としているため、数学がまったくの初学者の場合は事前の基礎固めが必要になることがあります。
受講料69,300円(税込)は6社の中では中程度ですが、合格実績の公表があるアガルートや東京法経学院と比較した場合、費用対効果をどう評価するかが選定の判断軸になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社東京リーガルマインド(LEC東京リーガルマインド) |
| 講座名 | 測量士補合格パック 2027年合格目標 |
| 受講料(税込) | 69,300円〜(通信Web) |
| 早期割引 | 8月31日まで10%OFF(69,300円→約62,370円) |
| 公表合格率 | 非公表 |
| 担当講師 | 島村 賢 LEC専任講師 |
| カリキュラム | スピード合格講座全16回+公開模試全2回 計18回 |
| 教材 | スピードマスターテキスト・分野別過去問題集・本試験解説冊子 |
| 講義動画 | 1回約70分×15回+過去問対策1回(倍速0.5〜2.0倍対応) |
| 公開模試 | 全2回(180問・演習180分・解説講義55分付) |
| 質問サポート | 智恵のチューター(24時間インターネット質問) |
| 合格特典 | 合格お祝い金5,000円(条件あり) |
| 保有資格割引 | 5,000円以上の割引(対象資格あり) |
| 無料体験 | おためしWeb講座あり(スピード合格講座第1〜2回分) |
※6社の中で最も高い価格帯です。配信開始が2026年12月中旬のため、他社と比べて学習開始の時期が遅くなります。2026年8月時点の情報です
日建学院の測量士補Webコースは、基礎数学から模擬試験まで4段階で積み上げる計12回構成の通信講座で、過去10年分の全280問を収録した独自の過去問教材と全国の教室を活用できるネットワークが特徴です。
日建学院は建築士・宅建士・施工管理技士など建設系資格に強みを持つ大手資格予備校で、国土交通省が登録する法定講習の制作協力実績を持つなど、建設・土地関連の分野で40年以上の受験指導実績があります。
測量士補コースでは初学者から学習経験者まで幅広く対応しており、全国の日建学院各校で同じ内容の講義を受講できる全国ネットワークが大きな特徴です。
転勤や引越しが多いという社会人でも、近隣の校舎に移って学習を継続できるため、中断リスクを抑えながら通学を組み合わせた受講が可能です。
2027年試験対応のWebコースは受講料88,000円(税込)で、受講料には教材費が含まれています。
配信期間は2026年12月14日(月)から2027年5月の本試験日までの約5ヶ月間で、教材は12月中旬より順次発送されます。
カリキュラムは4段階で構成されています。
第1段階の基礎講義(全1回)では、測量試験で頻出する三角関数・座標計算・標高の最確値などの基礎数学を、初学者でも理解できるよう図解を交えて学びます。
第2段階の本講義(全9回)では、分野別・項目別に整理された重要問題を詳しく解説し、本試験で頻出する計算パターンと知識を体系的に積み上げます。
第3段階の前年度重要対策講義(全1回)では、直前期に重要度の高い計算問題や今後も出題が続くと予想される論点をピックアップして解説します。
最終段階の模擬試験(全1回)では本試験を想定したオリジナル問題で総仕上げを行い、弱点分野の補強と本試験への準備を整えます。
教材は2種類です。
基礎テキストは測量試験の計算問題に対応した基礎数学の解説に加えて、作業規程の準則と測量法の抜粋も掲載しており、文章問題にも対応できる構成です。
もう1冊は測量士補過去問280で、過去10年間の全問題280問を分野別・項目別に分類した過去問集です。
過去7年分が一般的な他社と比べて網羅範囲が広く、作業規程の準則への対応と図解付き解説により、分野別の傾向把握がしやすい設計になっています。
質問対応は受講生専用ページからWebログインで行います。
配信終了日の5日前まで質問を受け付けており、通信講座ながらサポートが本試験直前まで継続する点は安心材料です。
割引制度として、他校からの乗換や他資格保有者向けのセット割・OB割なども用意されていますが、これらは最寄りの日建学院各校窓口での問い合わせが必要です。
受講料88,000円は6社の中で最も高い価格帯です。
合格率は公表されておらず、数値での実績比較はできません。
配信開始が12月中旬と年末に近い時期であるため、他社に比べて学習開始のタイミングが遅くなる場合があります。
また、一部の地域では通学コースが開講していない教室もあるため、通学を希望する場合は事前に最寄り校へ確認が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社建築資料研究社(日建学院) |
| 講座名 | 測量士補Webコース 2027年合格目標 |
| 受講料(税込) | 88,000円(教材費込み) |
| 公表合格率 | 非公表 |
| 講義形式 | Web動画(全国の教室での通学と併用可) |
| カリキュラム | 基礎講義1回+本講義9回+前年度重要対策1回+模擬試験1回 計12回 |
| 教材 | 基礎テキスト(測量のための基礎数学)・測量士補過去問280(過去10年分・280問) |
| 学習期間 | 約5ヶ月(12月〜翌年5月) |
| 配信期間 | 2026年12月14日〜2027年5月本試験日 |
| 質問サポート | Web受講専用ページから(配信終了5日前まで) |
| 全国ネットワーク | 全国の日建学院各校で受講・継続可能 |
| コールセンター | 0120-243-229(平日10:00〜17:00) |
測量士補の通信講座を選ぶうえで最初に確認すべきポイントは、合格率・実績の透明性、受講費用とサポート内容のバランス、そして自分の学習スタイルとの適合性の3点です。
測量士補試験は国土地理院が実施する国家試験で、例年の合格率は30〜40%前後で推移します。
受験者全体の過半数が不合格になる試験である以上、通信講座に求められる役割は大きく、講座選びの質が合否を左右します。
本セクションでは、6社を比較した結果から見えてきた選定の判断軸を整理します。
測量士補の通信講座を選ぶ際に合格率・実績を最初に確認すべき理由は、合格率の公表の有無がそのスクールの指導への自信と透明性を示す指標になるからです。
今回紹介した6社の中で、合格率を公式に公表しているのはアガルート・東京法経学院・早稲田法科専門学院の3社のみです。
残る3社(LEC・日建学院・日本測量協会)は合格率を非公表としています。
| スクール名 | 公表合格率 | 根拠 |
|---|---|---|
| アガルート | 95.8%(令和7年度) | 受講者アンケート集計 |
| 東京法経学院 | 96.1%(令和7年度) | 受講者アンケート集計 |
| 早稲田法科専門学院 | 80%以上 | 公式サイト発表 |
| LEC東京リーガルマインド | 非公表 | ー |
| 日建学院 | 非公表 | ー |
| 日本測量協会 | 非公表 | ー |
公表されている数値は、各スクールが受講者にアンケートを実施して集計したものが多く、回答した人のみを母数にしている場合があります。
すべての受講者を追跡調査した数値ではないため、実際の合格率とは異なる可能性があります。
数値の大きさだけでなく、スクールがどのような前提で合格率を算出・公表しているかを確認したうえで参考にするとよいでしょう。
無料のサンプル講義や資料請求を通じて、合格者の体験談や指導内容を実際に確認することも、数値以上に信頼できる判断材料になります。
合格率が非公表のスクールが必ずしも実績が低いわけではありませんが、合格実績を数値で示さないという姿勢が講座選定の不確実性を高める要因になります。
費用対効果を合理的に判断したい方にとって、合格率の公表はスクール選定の最初のフィルタリング条件になります。
測量士補の通信講座では、安価だからといってサポートが不足するわけでも、高価だから合格率が上がるわけでもありません。
費用とサポート内容の組み合わせを個別に確認することが重要です。
2026年7月時点で確認できる6社の価格帯は43,600円(東京法経学院・基礎力総合コース)から88,000円(日建学院)まで、約2倍の幅があります。
費用の安い講座の代表例である東京法経学院の基礎力総合コース(43,600円)と早稲田法科専門学院の受験コース(49,500円)は、それぞれ6回・12回の答案添削が付属しており、価格水準以上の充実したサポート体制が整っています。
費用が高い日建学院(88,000円)は過去10年分・280問の過去問教材が含まれており、全国の教室でのサポートが受けられます。
選定の際に費用対効果を比較するうえで注目すべき項目は以下の3点です。
まず、添削回数とその質です。
早稲田法科専門学院は12回、東京法経学院は6回の添削を提供しており、解答プロセスを第三者に確認してもらいたい方にとって費用以上の価値があります。
元試験委員が添削を担当する日本測量協会(52,000円)は、添削の質という観点では他社が再現できない強みがあります。
次に、合格特典による費用回収の可能性です。
アガルートと東京法経学院は合格した場合の全額返金制度(条件あり)を提供しており、実質的な費用負担がゼロになるケースもあります。
初期費用が高くても合格特典の条件を確認したうえで申し込むと、総合的なコスト管理がしやすくなります。
3点目は、教育訓練給付金の対象かどうかです。
厚生労働大臣指定の一般教育訓練給付金対象講座は、2026年7月時点で日本測量協会のみです。
雇用保険の一般被保険者として一定条件を満たす方は受講費の20%(最大10万円)がハローワーク経由で給付されるため、実質負担額を41,600円程度に抑えることができます。
測量士補の通信講座を選ぶ際は、費用や合格率と並んで、自分の学習スタイルとの適合性を確認することが大切です。
スタイルが合わない講座では、教材の内容がよくても途中で挫折するリスクが高まります。
スマートフォン1台でスキマ時間に学習を進めたい方には、アガルートが適しています。
1回10分程度に分割された動画講義は、通勤・昼休みなど細切れの時間を有効活用できる設計で、公式アプリのオフライン視聴にも対応しています。
LECも倍速調整機能付きのWeb動画を提供しており、ペースを自分でコントロールしながら学習できます。
テキストを手書きでノートにまとめながら学習するスタイルが合っている方には、東京法経学院の板書スタイルの動画や、早稲田法科専門学院のDVD講義が向いています。
板書を書き写す行為が知識の定着につながると感じる方にとっては、スライド型のデジタル講義より紙とペンを使う従来型のアプローチが有効です。

答案添削を通じて段階的に実力を確認しながら学びたい方には、添削回数が多い早稲田法科専門学院(12回)か東京法経学院(6回)が適しています。
測量士補試験は択一式ですが、計算問題では解答プロセスが正確かどうかを客観的に評価してもらうことで、誤った解き方の定着を防ぐことができます。
全国各地への転勤が多く、学習拠点が変わる可能性がある方には、全国の教室で同じ内容を受講できる日建学院が向いています。
引越し先でも最寄り校舎に変更できるネットワークは、他の純粋な通信講座にはない安心感があります。
公的機関の信頼性を重視する方や、教育訓練給付金を活用したい方には、昭和24年設立の公益社団法人が運営する日本測量協会の通信添削講座が選択肢になります。
eラーニングによるスマホでの問題演習と郵送添削を組み合わせた独自の学習スタイルは、主体的に学習を進められる方に向いた形式です。
測量士補試験に合格しやすいのは、独学よりも通信講座の活用です。
全国平均合格率が44.4%(令和8年度、国土地理院発表)のところ、通信講座受講者の合格率が95%を超えるスクールが複数存在するという差が、その答えを端的に示しています。
測量士補試験は受験資格が一切なく、択一式28問中18問以上の正解で全員合格できる絶対評価の試験です。
出題傾向が安定しており過去問の再出題が多いという試験特性から、条件が揃えば独学でも十分合格できます。
自分がどちらに当てはまるかを見極めることが、時間と費用の両面で最適な学習戦略を立てる第一歩です。
独学で測量士補試験に合格できる可能性が高いのは、測量・数学・理系の知識ベースを持ち、自分で学習計画を管理できる受験者です。
独学が成立する条件は主に3つあります。
1点目は、三角関数・座標計算・比率などの中学・高校レベルの数学が問題なく使えることです。
測量士補試験の出題の約40〜50%は計算問題で構成されています。
測量という職種の経験者や理系学部の出身者にとっては、基礎数学の解説が少ない市販テキストでも独力で乗り越えられます。
2点目は、過去問を中心に計画的に学習できる自己管理能力があることです。
測量士補試験は過去問のパターンが繰り返される傾向が強く、過去5〜10年分の問題を徹底的に解く学習法は独学でも有効です。
市販の受験テキストと過去問集の合計費用は3,000〜6,000円程度と低く、テキスト選定にこだわらなければ費用対効果は高いです。
3点目は、わからない問題が出たときに自力で調べて解決できる情報収集力があることです。
独学では講師に質問できる環境がないため、公式の作業規程の準則や測量法の条文、YouTubeの解説動画などをうまく活用する必要があります。
その反面、独学で合格できない人の典型は、数学に苦手意識がある方・初めて測量の概念に触れる方・仕事が忙しく学習計画を立てるのが難しい方です。
特に三角関数や平面直角座標系の計算は、基礎から積み上げる解説なしに初学者が自力で習得するのは難しく、途中で挫折するリスクがあります。
通信講座が向いているのは、数学に苦手意識がある初学者・社会人として限られた時間で確実に合格したい方・添削や質問サポートを通じて着実に力をつけたい方です。
数学が不安な初学者には、基礎数学の解説を含む段階的なカリキュラムが用意された通信講座が特に向いています。
アガルートや日建学院は三角関数・座標計算などの基礎から丁寧に解説しており、測量という概念が初めての方でも体系的に学べる構成になっています。
独学では見落としがちな計算の手順やミスのパターンも、講師の解説を通じて事前に習得できます。
社会人として限られた学習時間の中で一発合格を目指す方には、合格に必要な論点に絞り込んだカリキュラムが価値を発揮します。
通信講座を活用した受験者の合格率が全国平均の2倍以上になるスクールが複数あるという事実は、無駄のない学習設計が結果に直結することを示しています。
令和8年(2026年)の測量士補試験全国合格率44.4%に対し、アガルートの令和7年度受講者合格率95.8%という差は、カリキュラムの設計力と受講者サポートの質によって生まれるものです。

添削指導を重視する方や、自分の解答プロセスを客観的に評価してほしい方にも通信講座が適しています。
択一式試験とはいえ、計算問題では答えだけでなく解き方のプロセスを正確に身につけることが安定的な得点につながります。
東京法経学院(6回)や早稲田法科専門学院(12回)の答案添削は、独学では得られないフィードバックを提供します。
費用面では、通信講座の受講料43,600〜88,000円と市販教材の3,000〜6,000円の差があります。
アガルートや東京法経学院のような合格特典(条件付き全額返金)がある講座であれば、合格すれば費用の一部または全部が戻るため、費用面のリスクをさらに抑えられます。
測量士補試験は、全28問・5肢択一式のマークシート試験で、700点満点中450点以上(18問以上正解)を取得すれば全員が合格できる絶対評価の国家試験です。
令和8年(2026年)の全国合格率は44.4%(国土地理院発表)で、受験資格が一切設けられていないため幅広い年齢・職業の受験者が挑戦しています。
測量士補試験の合格率は問題の難易度によって年ごとに変動し、国土地理院の公表データを確認すると20〜47%台という幅のある動きを示しています。
相対評価(上位○位まで合格)ではなく絶対評価のため、問題が易しい年は合格率が高くなり、難しい年は低くなります。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年(2026年) | 12,269名 | 5,447名 | 44.4% |
| 令和7年(2025年) | ー | 6,837名 | ー |
| 令和6年(2024年) | ー | 4,276名 | ー |
| 令和5年(2023年) | ー | 4,342名 | ー |
| 令和3年(2021年) | 12,905名 | 4,490名 | 34.8% |
| 令和元年(2019年) | 13,764名 | 4,924名 | 35.8% |
| 平成29年(2017年) | 14,042名 | 6,639名 | 47.3% |
| 平成30年(2018年) | 13,569名 | 4,555名 | 33.6% |
出典: 国土地理院 測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果、各年度合格者発表
合格率が大きく変動する背景には、測量士補試験が絶対評価である点があります。
問題が難しければ受験者全体のスコアが下がり、易しければ上がるため、年によって20〜47%台という大きな差が生じます。
受験者にとっては、難易度の高い年に当たっても毎年の合格ラインは変わらない点が救いですが、年1回しか受験機会がないため準備不足で臨むリスクは大きいです。
試験は毎年5月の第3日曜日に実施され、出題科目は測量に関する法規・基準点測量・GNSS測量・水準測量・地形測量・写真測量・地図編集・応用測量の各分野にわたります。
全28問のうち約40〜50%が計算問題で構成されており、三角関数・座標計算・ラジアン変換などの数学的な知識が得点の鍵を握ります。

測量士補試験の重要な特性として、過去問が形式を変えながら繰り返し出題されるという傾向があります。
過去5〜10年分の過去問を徹底的に演習することが合格への最短ルートであり、通信講座各社のカリキュラムもこの特性を踏まえて設計されています。
日建学院が過去10年分・280問の過去問集を提供し、アガルートが過去7年分の過去問集を講義と連動させているのも、この試験特性への対応策です。
測量士補試験の合格に必要な勉強時間は、学習方法と受験者の数学バックグラウンドによって異なります。
通信講座を活用する場合は100〜200時間、独学の場合は200〜500時間が目安です。
通信講座受講者は、講師が合格に必要な論点を厳選したカリキュラムに従うため、独学で遠回りする時間を省くことができます。
スキマ時間を活かして1日1〜2時間を5〜6ヶ月継続すると、合計150〜200時間に到達します。
2027年試験を目指す場合、各スクールの配信開始時期(アガルートは申込後すぐ、東京法経学院・日建学院は12月中旬〜)に合わせて学習計画を立てることが重要です。
| 学習スタイル | 前提条件 | 目安勉強時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 通信講座(初学者) | 数学ほぼゼロから | 150〜200時間 | 基礎数学の解説込み |
| 通信講座(数学知識あり) | 高校数学程度 | 100〜150時間 | 計算問題の習得が早い |
| 独学(数学知識あり) | 理系・測量実務経験あり | 150〜250時間 | テキスト・過去問のみ |
| 独学(初学者) | 文系・数学苦手 | 300〜500時間 | 基礎からの積み上げが必要 |
1日の学習時間の目安を学習期間別に整理すると次のようになります。
測量士補の試験日は毎年5月中旬です。
前年12月から学習を開始する場合は学習期間が約5〜6ヶ月となり、1日あたり1〜1.5時間のペースで150〜200時間の総学習時間を確保できます。
2月から始める場合は学習期間が約3ヶ月に縮まるため、1日あたり2〜3時間の集中学習が必要になります。
通信講座の受講を検討している場合、開講開始日が12月中旬のスクール(日建学院・東京法経学院)は12月以降でないと学習をスタートできませんが、アガルートやLEC・早稲田法科専門学院はより早い時期から受講を開始できるため、準備の開始時期に応じて選定の判断材料になります。
測量士補試験は年1回しか受験機会がなく、不合格であれば翌年5月まで再挑戦できません。
国土地理院の発表によると令和8年(2026年)の受験者12,269名のうち、合格者は5,447名で残る6,822名は不合格でした。
計画的に学習時間を確保し、早期に通信講座を申し込むことが合格確率を高める現実的な対策です。
測量士補の通信講座では、厚生労働大臣が指定する一般教育訓練給付金制度を活用することで、受講費用の20%をハローワークから受け取ることができます。
2026年7月時点で測量士補通信講座のうち同制度の対象となっているのは日本測量協会のみです。
受講料52,000円に適用した場合、10,400円の給付を受けられ、実質負担額は41,600円になります。
一般教育訓練給付金は、働く方々の主体的なキャリア形成を支援するために設けられた雇用保険の給付制度です。
厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し修了した場合に、本人が支払った受講費用の20%が支給されます。
上限は10万円で、給付額が4,000円以下の場合は支給の対象外となります。
窓口はハローワーク(公共職業安定所)で、雇用保険を財源として運営される制度のため、申請には雇用保険への加入が関係します。
受給の対象となる条件は、政府広報オンラインが公開している厚生労働省の制度説明によると、次の2つのいずれかに該当する方です。
在職中の方の場合は、受講開始日に雇用保険の一般被保険者として加入していた期間が3年以上あることが条件です。
離職中の方の場合は、雇用保険の一般被保険者であった方で、被保険者の資格を喪失した日(離職日)から受講開始日までが1年以内であること、かつ被保険者として加入していた期間が3年以上(初めての受給は1年以上)あることが条件です。
自分が条件を満たしているかどうかを事前に確認したい場合は、受講申し込み前にお住まいを管轄するハローワークで支給要件照会を行うとよいでしょう。
なお、対象となる指定講座は毎年4月1日と10月1日の年2回更新されます。
受講を検討する際は、厚生労働省が提供する教育訓練講座検索システムで現在の指定状況を確認することをおすすめします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 給付率 | 受講費用の20% |
| 上限額 | 10万円 |
| 最低給付額 | 4,000円超(4,000円以下の場合は支給なし) |
| 申請窓口 | 居住地を管轄するハローワーク |
| 在職者の受給条件 | 雇用保険加入期間3年以上(初回のみ1年以上でOK) |
| 離職者の受給条件 | 離職日から受講開始まで1年以内+被保険者期間3年以上(初回1年以上) |
| 2026年7月時点の対象講座 | 日本測量協会 測量士補通信添削講座 |
一般教育訓練給付金を受けるための申請手順は、厚生労働省が公表している手続きの流れに基づいて進めます。
まず受講前に、受講を検討している講座が厚生労働大臣指定の対象講座であることを確認します。
厚生労働省が運営する教育訓練給付金の講座検索システム(kyufu.mhlw.go.jp)で、講座名または運営機関名で検索できます。
日本測量協会の通信添削講座であれば、指定講座として登録されているかどうかをこのシステムで事前確認できます。
次に、任意ですがお住まいのハローワークで支給要件照会を行うことをおすすめします。
自分が受給条件を満たしているかどうかを申し込み前に確認できるため、申請後に条件不適合とわかるリスクを回避できます。
受講条件が確認できたら講座に申し込んで受講を開始し、定められたカリキュラムを修了します。
日本測量協会の測量士補通信添削講座の場合、修了の認定は修了証明書の発行をもって確認されます。
修了後は、受講修了日の翌日から1ヶ月以内に、お住まいを管轄するハローワークに必要書類を持参して支給申請を行います。
この期限を過ぎると申請できなくなるため、修了後は速やかに手続きを進めることが重要です。

e-Gov電子申請サービスを利用したオンライン申請も可能です。
申請から受取まで、厚生労働省の説明によると審査後に指定口座へ振り込まれる形となり、申請から入金まで1〜2ヶ月程度かかるのが一般的です。
正確な必要書類や手続きの詳細は、最寄りのハローワークで直接確認することをおすすめします。
制度の内容は変更される場合があります。
測量士補の通信講座の受講期間は、スクールによって異なりますが、おおむね3〜7ヶ月が目安です。
日建学院・東京法経学院は12月から翌年5月の本試験日まで約5〜6ヶ月の受講期間を設定しています。
アガルートや早稲田法科専門学院は随時受付に対応しており、申し込み時期によって学習期間を調整できます。
LEC東京リーガルマインドの2027年目標コースは8月から申し込みが可能で、約9ヶ月と余裕をもったスケジュールで学習を進めることもできます。
重要なのは総学習時間で、通信講座を活用する場合は100〜200時間程度が合格の目安です。
1日1〜1.5時間を5〜6ヶ月継続することでこの時間に到達します。
数学が苦手な方でも、測量士補の通信講座で合格することは十分可能です。
測量士補試験では三角関数・座標計算・比率などの中学・高校レベルの数学が出題されますが、アガルート・日建学院・東京法経学院・早稲田法科専門学院など複数のスクールが基礎数学の解説から始まるカリキュラムを提供しています。
アガルートでは数学苦手者向けの単科講座(初歩から分かるやさしい測量士補の数学)も別途用意されています。
令和7年度のアガルート受講者合格率95.8%には、理系でない受験者も多数含まれており、初学者でも体系的に学べる環境が整っています。
数学の基礎から説明してくれる講師の解説を繰り返し視聴できる通信講座は、独学よりも効率的に苦手を克服しやすい環境です。
長期的な費用対効果を考えると、通信講座の方が有利なケースが多くなります。
独学は市販テキストと過去問集の費用が3,000〜6,000円程度で済む一方、年1回しか受験機会がない測量士補試験で不合格になると、翌年も費用と時間がかかります。
通信講座の受講料43,600〜88,000円は独学と比べて高いですが、令和8年(2026年)の全国合格率44.4%に対し、通信講座受講者の合格率が95%を超えるスクールが複数あるという差があります。
合格特典制度(アガルート・東京法経学院)を活用すれば、合格後に受講料全額が返金されるケースもあります。
また、厚生労働大臣指定の一般教育訓練給付金の対象講座(日本測量協会)であれば、受講費用の20%が給付されます。
これらを考慮すると、通信講座の実質コストは表面上の価格より低くなることがあります。
本当です。
測量士補の資格を取得すると、土地家屋調査士試験の午前試験(測量に関する科目)が免除されます。
土地家屋調査士試験は午前の部と午後の部から構成されており、測量士補取得者は午前の部の受験が免除され、午後の部のみで合格を目指すことができます。
法務省が所管する土地家屋調査士試験において、この免除制度は受験者にとって大きなメリットとなります。
このため、土地家屋調査士を目指す方が測量士補を先に取得するルートが一般的になっており、アガルート・東京法経学院・LEC・日建学院など複数のスクールが測量士補と土地家屋調査士のダブル合格カリキュラムを提供しています。
測量士補は単独の資格としても有効ですが、土地家屋調査士へのステップとして活用している受験者が多い点も、受験者数が増加傾向にある一因です。
業務との関連性が認められる場合、会社の研修費・資格取得支援として経費計上できる可能性があります。
測量会社・建設会社・不動産会社などに勤務していて、業務上測量知識が必要と認められる場合、就業規則や会社の資格取得支援制度に基づいて費用の補助を受けられるケースがあります。
個人が費用を負担する場合は、雇用保険の一般教育訓練給付金(2026年7月時点では日本測量協会の通信添削講座のみ対象)を活用する方法もあります。
経費計上の可否は会社の規定・業種・個人の業務内容によって異なります。
測量士補の受験が業務に直結するかどうかをあらかじめ経理担当や上長に確認してから申請することをおすすめします。
スクールによって異なりますが、アガルートとLECはスマートフォン1台で学習を完結できる設計になっています。
アガルートは公式アプリのオフライン視聴機能が充実しており、デジタルブックライブラリーでテキストへの書き込みや付箋機能もスマートフォンで利用できます。
LECの通信Webコースも倍速調整機能付きの動画をスマートフォンで視聴でき、ダウンロード機能も備えています。
その反面、東京法経学院・早稲田法科専門学院はテキストや答案練習の物理的な教材を用いるスタイルのため、スマートフォンのみでの学習完結は難しくなっています。
日建学院もWeb講座ですがテキスト教材が送付される形式のため、スマートフォンと紙教材の組み合わせになります。
スマートフォン中心の学習を希望する場合は、受講形式をスクール選定の基準の一つにするとよいでしょう。