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証券外務員の通信講座を探しているものの、どれを選べばいいか迷っていませんか。
2026年7月時点で証券外務員講座を提供しているのはスタディング・TAC・シグマインベストメントスクールの3社で、料金は8,250円から40,000円と幅があります。
価格だけで選ぶと学習スタイルの不一致で挫折しやすく、費用も時間も無駄になりかねません。
この記事では各社の公式サイトを直接調査し、料金・教材・サポート体制を正確に比較します。
日本証券業協会が公表する最新の合格率データやCBT試験の仕組みもあわせて解説するので、どの講座が自分に合うか判断できるようになります。

証券外務員の通信講座は、2026年7月時点でスタディング・TAC・シグマインベストメントスクールの3社が、料金と証券外務員サービスの両方を公式サイト上に明示している主要な選択肢です。
フォーサイトは2025年9月25日に証券外務員講座を休講しており、現在は新規受講を受け付けていないため、本記事の比較対象から外しています。
3社はそれぞれ価格帯・学習スタイル・サポート内容が大きく異なります。
費用だけで選ぶとミスマッチが起きやすいため、以下の比較表で全体像を把握してから各講座の詳細を確認してみてください。
講座比較一覧表
| 比較項目 | スタディング | TAC | シグマインベストメントスクール |
|---|---|---|---|
| 一種対応 | あり | あり | あり |
| 二種対応 | あり | あり | あり |
| 最安価格 | 8,900円(一種) | 9,000円(モバイル) | 8,250円(一種) |
| 学習形式 | スマホ完結オンライン | 通信・通学・モバイル | eラーニング |
| 紙テキスト | なし(PDF・Web) | あり(教材発送) | オプションあり |
| 質問サポート | Q&Aチケット制 | 質問メール | なし |
| 教育訓練給付 | 非対応 | 対象コースあり | 非対応 |
| 無料体験 | あり | セミナーあり | なし |
| 合格お祝い金 | あり(ギフト) | なし | なし |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
スタディングの外務員講座は、スマートフォン1台で全学習が完結するオンライン完結型の通信講座です。
運営会社はKIYOラーニング株式会社で、東京証券取引所グロース市場に上場しており、教育系企業としての信頼性と財務基盤を持っています。
講座の最大の特徴は、業界最安水準の価格設定にあります。
2026年7月時点の通常価格は一種合格コースが8,900円、二種合格コースが9,700円、二種・一種セットコースが16,800円です。
なお、2026年8月31日まで実施中のキャンペーン期間中は、二種・一種セットコースが14,800円、二種合格コースが9,700円で受講できます。
申込前に公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認することをおすすめします。
価格が安いからといって内容が薄いわけではなく、累計1,200名以上の合格者の声が公式サイトに掲載されており、2週間から1ヶ月程度の短期合格事例が多く見られます。
金融知識がまったくない初学者の合格報告も多数あることから、初めて金融を学ぶ方でも安心して取り組める設計になっています。
収録されている教材は充実しており、動画講義・WEBテキスト・スマート問題集・五択と計算問題の演習講座・直前対策模試がセットになっています。
2025年12月にはAI学習ナビ機能がリリースされ、学習進捗に応じてAIが次に取り組むべき内容をアドバイスしてくれる機能が追加されています。
AI問題復習機能では、忘却が進む前の最適なタイミングで弱点問題を自動出題してくれるため、スキマ時間を使った反復学習と相性が抜群です。
証券外務員試験の鬼門ともいえる計算問題と五択問題への対策も、スタディングは力を入れています。
計算問題は配点が高く、○×問題の1問2点に対して五択・計算問題は1問10点と大きな差があります。
この高配点の問題に特化した演習講座が用意されている点は、合格直結の学習を求める方にとって大きなメリットです。
一方で注意点もあります。
テキストはWebとPDFのみの提供で、印刷・製本された冊子は含まれません。
紙の教材に書き込みながら学習したい方や、デジタルデバイスの操作が苦手な方には向かないでしょう。
また、質問はQ&Aチケット制で、セットコースに付属する枚数は各10枚と上限があります。
疑問が多く生じそうな方は、チケット追加購入も考慮に入れておく必要があります。
教育訓練給付金の対象外である点も、受講コストを公的制度で抑えたい方には不向きです。
受講期間は対応試験の試験日までとなっており、学習ペースを自分で管理する必要があります。
CBT方式の証券外務員試験は年間を通じていつでも受験できるため、申込後すぐに学習を始めて短期集中で仕上げるスタイルが最もスタディング向きといえます。
講座情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
| 対応試験 | 2025年・2026年試験 |
| 一種合格コース | 8,900円(税込) |
| 二種合格コース | 9,700円(税込) |
| 二種・一種セットコース | 16,800円(税込)※キャンペーン時14,800円 |
| 教材形式 | 動画講義・WEBテキスト・スマート問題集・直前対策模試 |
| 質問サポート | Q&Aチケット制(コースにより10枚付属) |
| 無料体験 | あり(無料お試し講座) |
| 合格お祝い | デジタルギフト2,000円分(条件あり) |
| 教育訓練給付金 | 非対応 |
| 公式URL | https://studying.jp/gaimuin/ |
スタディングは、価格を最優先にしながらスマホでスキマ時間に学びたい方、特にAI機能を使って効率的に弱点克服をしたい方に向いている講座です。
その反面、紙のテキストや対面でのサポートを重視する方には、他の選択肢を検討するとよいでしょう。
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
TACは税理士・公認会計士・社労士・宅建士など難関資格の指導で40年以上の実績を持つ大手資格予備校です。
東京証券取引所プライム市場に上場するTAC株式会社が運営しており、証券外務員講座においても金融知識を熟知した専任講師が毎年テキストを改訂する体制を維持しています。
TACの証券外務員講座で最も大きな特徴は、学習スタイルを4種類から選択できる点にあります。
「教室講座」「ビデオブース講座」「Web通信講座」「モバイル講座」という選択肢が用意されており、ライフスタイルに合わせた受け方が可能です。
通学形式を選べる講座は、2026年8月時点では主に東京・八重洲校での開講となっています。
コース体系は大きく4種類に分かれます。
二種から一種まで一気に学べる「二種・一種パッククラス」、二種のみに集中する「二種クラス」、二種の知識をすでに持つ方向けの「一種クラス」、そしてスマホで手軽に学べる「モバイル講座」です。
どのコースも入会金は免除されており、追加の初期費用がかかりません。
料金について公式サイトで確認したところ、2026年8月時点では以下のとおりです。
二種・一種パッククラスのWeb通信講座は通常40,000円ですが、2026年8月31日まで早割キャンペーンが実施されており、一般受講生の方は29,800円で受講できます。
FP継続教育研修として受講する方はさらに優遇され、同じパッククラスが19,800円となっています。
二種クラスは30,000円、一種クラスは15,000円、モバイル講座は8,800円です。
サポート体制はTACの大きな強みのひとつです。
全コースに質問メールが付いており、学習中に生じた疑問を講師に直接問い合わせることができます。
また、二種・一種パッククラスの受講者は受講期間中に自習室を利用できます。
Web通信講座の受講期間は教材の初回発送日から3ヶ月間で、受講期間終了後も翌年3月31日または8月31日まで講義の視聴が継続できる点も親切な設計です。
教材はTAC出版のオリジナルテキストと模擬試験問題集が発送されます。
模擬試験は二種が4回分、一種が3回分収録されており、試験本番に近い形式で繰り返し演習できます。
テキストは講師陣が毎年改訂する体制のため、法改正や試験傾向の変化にも対応しています。
一般教育訓練給付制度については、対象コースが用意されています。
雇用保険に1年以上加入していることなど一定の条件を満たす方は、ハローワークを通じて受講料の一部が支給される制度を活用できます。
詳しい対象コースや条件は、TACの公式サイトまたはハローワークで確認してみてください。
注意点としては、スタディングやシグマと比べて料金が高めの設定である点があります。
通常価格40,000円のパッククラスは、スタディングのセットコース16,800円と比べると大きな差があります。
キャンペーン期間中は29,800円まで下がるものの、費用を最小限に抑えたい方にとっては割高に感じる場面もあるでしょう。
また、モバイル講座にはテキストや問題集の発送がなく、Web上のみでの学習となるため、手元に紙の教材を置きたい方はWeb通信講座かパッククラスを選ぶ必要があります。
TACを選ぶべきなのは、信頼ある予備校の体制のもとで学びたい方、紙のテキストで体系的に学習したい方、または教育訓練給付制度を活用してコストを抑えたい方です。
特に二種・一種を一気に取得したいという方は、パッククラスで約2ヶ月かけて両試験を効率的に対策できる点がメリットになります。
講座情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | TAC株式会社 |
| 対応試験 | 2026年・2027年試験 |
| モバイル講座(二種・一種対応) | 8,800円(税込) |
| 二種クラス(Web通信) | 30,000円(税込) |
| 一種クラス(Web通信) | 15,000円(税込) |
| 二種・一種パッククラス(Web通信) | 40,000円(税込)※キャンペーン時29,800円 |
| 入会金 | 不要(全コース免除) |
| 教材形式 | テキスト発送あり(モバイル講座除く)・Web講義 |
| 質問サポート | 質問メール(受講期間中) |
| 無料体験 | 無料セミナー・教室講座は第1回無料体験入学あり |
| 教育訓練給付金 | 対象コースあり |
| 公式URL | https://www.tac-school.co.jp/kouza_gaimuin/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
シグマインベストメントスクールは、シグマベイスキャピタル株式会社が運営する金融理論・実務教育の専門機関です。
証券アナリスト・アクチュアリー・外務員など金融分野の資格対策に特化しており、開校以来の受講者数は10万人を超えています。
金融機関からの法人研修受託実績も豊富な点が、他の通信講座にはない独自性です。
証券外務員の最短合格コースは、一種と二種の2コースが用意されており、いずれもeラーニング形式で提供されています。
価格は3社のなかで最安で、一種・二種ともに8,250円から受講できます。
印刷済みテキストが必要な方向けに11,550円の「印刷テキスト付き」コースも選択可能です。
受講期間は申込から3ヶ月間となっています。
シグマの講座が他社と最も異なる点は、金融実務のプロが講師を務めるという点にあります。
公式サイトには金融・証券・企業財務分野での実務経験を持つ約30名の常勤・非常勤講師が在籍していることが明記されており、受講者の声からも「実務経験者が講師をされていたので分かりやすかった」という評価が寄せられています。
証券外務員試験の出題傾向を熟知した現場感のある解説が、このスクールの核心的な強みといえます。
教材の内容は合格に直結する論点に絞られたシンプルな構成です。
一種コースの講義収録時間は8時間27分、二種コースは6時間02分とコンパクトにまとまっており、長い動画を視聴し続けることへの負担が少なくなっています。
テキストは一種・二種ともに393ページのオリジナル教材で、PDFダウンロードに対応しています。
計算問題対策への力の入れ方もシグマの特徴です。
一種試験で合否を左右するデリバティブ取引や先物・オプションの計算問題について、「計算問題特訓」として独立したカリキュラムが組まれています。
証券外務員試験では五択・計算問題が1問10点と高配点であるため、ここを集中攻略できる構成は実践的です。
模擬試験は一種・二種ともに5回分が収録されており、本試験と同じ出題形式で繰り返し演習できます。
修了認定証の取得にはすべての講義を受講したうえで模擬試験を1回以上受験し70%以上を得点することが条件となっており、ただ視聴するだけでなく一定水準の習熟を担保する仕組みが設けられています。
一方で確認すべき注意点もあります。
シグマの講座には他の2社のようなAI機能や質問サポートはありません。
学習中に疑問が生じた場合、講師に直接質問する手段がないため、自力で解決できる自信がある方や、試験範囲の基礎知識をある程度持っている方に向いています。
また、FP資格を保有している方には継続教育対象講座として利用できる点は見逃せないポイントで、AFP資格で7.5単位、CFP資格で15.0単位を取得できます。
また、シグマには金融機関向けの法人研修・受託研修の実績が豊富にあります。
証券会社や銀行といった金融機関が社員研修に活用してきた教育ノウハウが個人受講生にも提供されている点は、同じeラーニング形式でも一般的な資格スクールとは異なる専門性があります。
講座情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | シグマベイスキャピタル株式会社 |
| 一種外務員 最短合格コース | 8,250円(税込)/印刷テキスト付き 11,550円(税込) |
| 二種外務員 最短合格コース | 8,250円(税込)/印刷テキスト付き 11,550円(税込) |
| 受講期間 | 3ヶ月 |
| 教材形式 | eラーニング(動画講義・PDFテキスト・確認問題・中間テスト・模擬試験5回分) |
| 質問サポート | なし |
| 無料体験 | なし |
| 教育訓練給付金 | 非対応 |
| FP継続教育 | 対応(AFP 7.5単位・CFP 15.0単位) |
| 公式URL | https://www.sigmabase.co.jp/ |

証券外務員の通信講座選びで失敗するケースの多くは、価格だけに注目してしまうことです。
費用が安くても学習スタイルが合わなければ途中で挫折しやすくなりますし、サポートが充実していても自分の目標とコースが噛み合っていなければ余分なお金がかかります。
ここでは、後悔しない講座選びのために事前に確認しておくべき5つの観点を解説します。
通信講座を選ぶ前に、まず自分が受験すべき種別を明確にしておく必要があります。
なぜなら、講座によっては一種のみ・二種のみへの対応や、セット受講のみという制約があるからです。
一種と二種の主な違いは、取り扱える金融商品の範囲にあります。
二種外務員は株式・投資信託・債券などの現物商品を中心に扱えますが、信用取引・先物取引・オプション取引といったデリバティブ系の商品には対応できません。
一種外務員はデリバティブを含むすべての外務員業務を行うことができます。
日本証券業協会が公表している2025年度の一般受験者合格率は、一種が73.1%・二種が68.1%で、どちらも受験者の約7割が合格しています。
就職・転職先が証券会社の場合は一種が求められるケースが多く、銀行や信用金庫などの金融機関では二種でも対応できる業務が多いといわれています。
金融機関への就職が決まっている方は入社前に勤務先に確認しておくとよいでしょう。
2026年7月時点では、スタディングとTAC・シグマはいずれも一種・二種の両方に対応しています。
通信講座を選ぶうえで見落としがちなのが、自分の学習スタイルとの相性です。
講座によって教材の形式が大きく異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
スマホやタブレット1台で動画・テキスト・問題集のすべてをこなしたい方には、スタディングが最も合っています。
紙の教材が一切不要なため、通勤電車や昼休みのスキマ時間に学習を完結させることができます。
その反面、画面を長時間見続けることへの抵抗感がある方や、テキストに書き込みながら理解を深めたい方には物足りない可能性があります。
紙のテキストが手元にある方が集中できるという方には、TACのWeb通信講座やシグマインベストメントスクールの印刷テキスト付きコースが選択肢になります。
TACはオリジナルテキストと模擬試験問題集が自宅に届くため、机に向かってまとまった時間をとって学習するスタイルに向いています。
また、TACのモバイル講座のように1コマ10〜15分の短い動画に特化したコースもあり、通勤通学時間などの細切れ時間をメインの学習時間に使いたい方には効率的です。
自分の生活リズムを振り返り、どの時間帯・どのデバイスで学習するのかをイメージしてから選ぶことをおすすめします。
価格の安い講座を選ぶことは大切ですが、受講期間と対応試験年度もあわせて確認しておく必要があります。
受講期間が短い場合、申込から試験日まで余裕がないと教材を使いきれずに期限切れになるリスクがあります。
3社の受講期間を比較すると、スタディングは対応試験の試験日まで、TACのWeb通信講座は教材発送日から3ヶ月間(受講期間終了後も翌年3月または8月まで視聴継続可)、シグマは申込から3ヶ月間となっています。
証券外務員試験はCBT方式で平日ほぼ毎日受験できるため、「いつでも受験できる」という点がメリットです。
その反面、「いつでも受験できる」という安心感から学習が後回しになりやすいという落とし穴もあります。
受講期間内に計画的に学習を進めるためにも、申込時点で受験予定日の目標を立てておくとよいでしょう。
なお、申込日の翌日から5営業日目以降、1ヶ月以内の日程から受験予約ができるため、学習開始から受験まで最短で1週間程度の余裕は確保されています。
不合格だった場合は翌日から30日間は再受験できないルールもあるため、十分な準備期間を設けたうえで受験日を選ぶことが合格への近道です。
雇用保険に一定期間加入している方は、教育訓練給付金を活用して受講コストを抑えられる可能性があります。
一般教育訓練給付金の場合、初回受給であれば雇用保険の加入期間が1年以上であることが条件で、受講費用の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
3社のうち、2026年7月時点で教育訓練給付金の対象コースを設けているのはTACのみです。
スタディングとシグマインベストメントスクールは現時点で対象外となっています。
TACの対象コースは、学習を修了したうえでハローワークに申請し受給資格を満たす必要があります。
詳細な対象コースや申請手続きについては、厚生労働省が運営する教育訓練給付制度の検索システムまたはハローワークで確認してみてください。
給付金の活用を前提にする場合、受講費用が高めでもTACを選ぶことが実質的なコスト負担を下げる選択肢になり得ます。
たとえばパッククラス(通常40,000円)に給付金を適用すると、実質負担額は32,000円となる計算です。
キャンペーン価格と給付金の組み合わせができるかどうかは講座ごとに異なるため、申込前に必ず確認しておくことをおすすめします。
通信講座を選ぶ理由のひとつに「疑問をすぐに解決できる環境」があります。
しかし、講座によって質問サポートの仕組みは大きく異なります。
スタディングは講師に直接質問できるQ&Aチケット制を採用しており、セットコースには10枚、単科コースには5枚が付属します。
講師が文章で丁寧に回答する形式で、過去の質問と回答の履歴も閲覧できるため、他の受講生の疑問点を参考にしながら学習を進めることも可能です。
チケットを使い切った場合は追加購入が可能です。
TACは質問メールが受講期間中いつでも利用でき、使用回数の上限が設けられていない点が特徴です。
金融知識が豊富なTACの講師・スタッフが丁寧に対応してくれる体制は、初学者にとって心強いサポートといえます。
シグマインベストメントスクールは、質問サポートを提供していません。
そのため、学習中に疑問が生じた際は自力で調べる必要があります。
ある程度の金融知識を持っている方や、過去に似た資格を学習した経験がある方には影響は少ないですが、まったくの初学者の方には注意が必要な点です。
自分が「疑問をすぐに誰かに聞きたいタイプ」かどうかを事前に考えてみてください。
疑問を放置したまま進んでしまうと理解が浅くなり、試験本番で思わぬミスにつながりやすくなります。
サポートの質も講座選びの重要な判断軸のひとつです。

証券外務員試験の合格率は、他の金融系資格と比べて高い水準にあります。
日本証券業協会が公表している直近2年間の一般受験者データによると、一種は2024年度73.0%・2025年度73.1%、二種は2024年度64.5%・2025年度68.1%でした。
受験者の約7割が合格しているという事実は、しっかり準備さえすれば手が届く資格であることを示しています。
受験者の多くは金融機関への就職・転職を控えた方や業務上取得を求められている方であり、ある程度モチベーションを持って準備した人たちです。
その状態での合格率が73%前後であることを踏まえると、まったく対策をしないまま受験に臨むことは避けた方がよいでしょう。
日本証券業協会が公表している2024年度・2025年度の合格率データをまとめると以下のとおりです。
| 試験種類 | 2024年度受験者数 | 2024年度合格率 | 2025年度受験者数 | 2025年度合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 一種外務員資格試験 | 6,903名 | 73.0% | 7,408名 | 73.1% |
| 二種外務員資格試験 | 4,268名 | 64.5% | 3,753名 | 68.1% |
数字を見ると一種の方が合格率は高く見えますが、これは受験者層の違いが影響しています。
一種受験者の多くはすでに二種を保有しており、金融知識の基礎がある状態で受験しているためです。
試験の出題範囲そのものは一種の方が広く、デリバティブ取引(信用取引・先物取引・オプション取引)が加わります。
問題数も一種は100問・二種は70問と異なります。
配点の構造にも注意が必要です。
日本証券業協会の公式発表によると、○×方式の問題は1問2点、五肢選択方式(計算問題を含む)は1問10点と配点差が5倍あります。
合格ラインは一種・二種ともに総得点の70%以上であるため、計算問題と五択問題を確実に得点できるかどうかが合否を分ける大きなポイントになります。
合格に必要な勉強時間の目安は、二種が50〜80時間程度・一種が80〜100時間程度とされています。
1日1〜2時間の学習を続けた場合、二種では1〜2ヶ月、一種では1.5〜2.5ヶ月が学習期間の目安です。
スタディング公式サイトに掲載されている合格者の声には、2週間以内の短期合格事例も複数掲載されており、すでに金融知識や関連資格を持つ方は50時間を下回るケースもあります。
学習時間を効率的に確保するうえで、証券外務員試験のCBT方式という特性は大きなメリットになります。
月曜から金曜の平日であれば試験日をほぼ自由に選べるため、学習の仕上がり具合に合わせて受験日を柔軟に設定できます。
逆にいえば、自分で締め切りを設けないと学習が長引きやすいという側面もあります。
通信講座の受講期間を学習の「締め切り」として活用し、計画的に進めていくことが合格への近道です。
なお、試験に不合格だった場合は受験翌日から30日間は再受験ができないルールがあります。
万一の場合に備え、一度の受験で合格できるよう模擬試験で70%以上を安定して得点できる状態になってから受験日を選ぶことをおすすめします。

証券外務員試験は年間を通じて受験できるCBT方式を採用しており、受験日を自分で選べる点が他の資格試験と大きく異なります。
この特性を正しく理解したうえで通信講座の申込時期を逆算すると、受講期間を無駄なく使い切って最短ルートで合格を狙えます。
CBT方式とは、テストセンターに設置されたコンピュータで試験を受ける形式のことです。
証券外務員試験はプロメトリック株式会社が運営するテストセンター全国各地で実施されており、土日・祝日・年末年始を除く平日に受験可能です。
合否は試験終了直後に画面に表示されるため、結果を待つ期間がないという点も特徴です。
CBT試験の自由度の高さは大きなメリットですが、通信講座との組み合わせ方を間違えると受講期限が切れた後に受験するという事態になりかねません。
各講座の受講期間と、CBT試験の予約・受験ルールをセットで理解しておくことが重要です。
プロメトリックの公式サイトによると、試験の予約は試験日の60日前から試験日の5営業日前まで受け付けています。
受験料は一種・二種ともに12,169円(税込)で、クレジットカード・コンビニ・Pay-easyで支払えます。
また「試験予約のキャンセル」や「受験料の返金」には応じられないと明記されているため、予約後のキャンセルは原則できません。
申込前に受験日を固める習慣をつけることが大切です。
また、前述のとおり不合格だった場合は受験翌日から30日間は日本証券業協会主催の全試験を受験できないルールがあります。
仮に不合格後30日間を経て再受験するとなると、最初の受験から合格まで最短でも1ヶ月以上が追加でかかります。
この30日間のブランクを見越したうえで、通信講座の受講期間内に十分な実力をつけてから受験日を設定することが、費用と時間の両面でリスクを最小化する方法といえます。
3社の受講期間と試験日の関係を整理すると以下のとおりです。
| 講座 | 受講期間の目安 | 期限後の延長視聴 |
|---|---|---|
| スタディング | 対応試験の試験日まで | なし |
| TAC Web通信 | 教材発送日から3ヶ月間 | 翌年3月または8月まで視聴継続可 |
| シグマ | 申込日から3ヶ月間 | なし |
スタディングの受講期間は「対応試験の試験日まで」という柔軟な設定で、2025年・2026年対応コースとして提供されています。
試験日を年内に設定する分には期限切れを心配する必要がほぼありませんが、年をまたぐ場合は対応コースの確認が必要です。
シグマは申込から3ヶ月という固定期間のため、申込日から逆算して受験日を計画しておく必要があります。
CBT試験の仕組みと通信講座の受講期間を組み合わせると、申込から合格までの最短ルートを月単位で設計できます。
以下は二種取得を目指す場合の標準的なスケジュール例です。
1ヶ月目は講座に申し込んで動画講義とテキストでインプットを進めます。
証券外務員二種の勉強時間の目安は50〜80時間とされており、1日2時間の学習であれば25〜40日で基礎を固められる計算です。
2ヶ月目は問題演習と模擬試験を中心に弱点を補強します。
模擬試験で70%以上を安定して取れるようになれば、本番受験の準備が整ったサインです。
プロメトリックの予約は試験日の5営業日前まで受け付けているため、模擬試験の手応えを確認してから受験日を確定させることが可能です。
3ヶ月目以降は最終仕上げと受験です。
計算問題と五択問題は配点が高いため、直前期は特にこの分野を集中的に復習してから臨むとよいでしょう。
一種取得を目指す場合は、二種合格後に講座を切り替えるか、最初からセットコースで学習するかを検討してみてください。
スタディングには二種・一種セットコース(16,800円・キャンペーン時14,800円)があり、連続して学習するのに向いています。
TACにも二種と一種を続けて学ぶパッククラスがあり、合計12回の講義で約2ヶ月間かけて両試験の範囲を効率的に網羅できます。
金融機関への就職・入社日が決まっている方は、入社前に資格を取得しておくことを想定して逆算するとよいでしょう。
入社日の2〜3ヶ月前に通信講座に申し込めば、余裕を持ったスケジュールで学習を進めて合格できる確率が高まります。
2026年7月時点の最安価格はシグマインベストメントスクールの一種・二種各コースで、eラーニングのみのプランが8,250円(税込)です。
スタディングの一種合格コースが8,900円、TACのモバイル講座が8,800円と続きます。
ただし価格だけで選ぶと学習スタイルとのミスマッチが起きやすいため、教材形式やサポート体制もあわせて比較することをおすすめします。
合格のしやすさは学習者の金融知識量と自己管理力によって変わります。
計算問題や五択問題は1問10点と配点が高く、独学では攻略が難しいと感じる方が多い傾向にあります。
通信講座は出題傾向に絞った動画解説・演習問題・模擬試験がセットになっているため、効率的に合格ラインの70%以上を狙いやすくなります。
初学者の方には通信講座の利用がすすめられます。
スタディングとTACのモバイル講座はスマホのみで学習を完結できます。
スタディングは動画講義・WEBテキスト・問題集・模擬試験すべてがスマホ対応で、スキマ時間の学習に最適です。
シグマとTACのWeb通信講座・パッククラスはPDFテキストや発送教材を併用する設計のため、スマホのみでの完結は難しい場合があります。
金融知識ゼロから始める場合は二種から取得するルートがすすめられます。
日本証券業協会の公式データによると、一種の合格率が73.1%・二種が68.1%と一種の方が高いように見えますが、一種の受験者はすでに二種を取得している方が多く、単純比較はできません。
二種で基礎を固めてから一種のデリバティブ範囲を学ぶ方が、理解の定着という点で合理的です。
プロメトリック株式会社が運営する全国のテストセンターで受験できます。
試験は土日・祝日・年末年始を除く平日に通年で実施されており、受験日は試験日の60日前から5営業日前まで予約が可能です。
受験料は一種・二種ともに12,169円(税込)で、クレジットカード・コンビニ・Pay-easyで支払えます。
2026年7月時点でTACの対象コースのみ一般教育訓練給付金が利用できます。
スタディングとシグマインベストメントスクールは現時点で非対応です。
一般教育訓練給付金は、雇用保険に初回なら1年以上加入していることなどの条件を満たした場合に、受講費用の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
詳しい条件や対象コースは厚生労働省の教育訓練給付制度検索システムまたはハローワークでご確認ください。
各講座とも、申込後のキャンセルや返金対応は原則難しい場合がほとんどです。
スタディングは無料お試し講座が用意されているため、申込前に動画や教材の使い勝手を実際に試せます。
TACは無料セミナーや第1回の無料体験入学を実施しています。
申込前に必ず無料体験を利用して自分に合う講座かどうか確認したうえで受講を決めることをおすすめします。
証券会社・銀行・保険会社など金融機関への就職・転職では有利に働くことがあります。
特に証券会社では外務員登録が業務従事の条件となっているため、内定後に取得を求められるケースが多くあります。
日本証券業協会の公式ページによると、証券外務員資格を保有し金融商品取引業者等に所属していない方は外務員業務を行えないと明記されており、金融業界でのキャリアを目指す方にとって基礎資格として位置づけられています。
参考資料