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法務省が公表した令和7年度(2025年度)司法書士試験の合格率は5.21%です。
受験者14,418名のうち合格できたのは751名のみという狭き門を突破するために、最適な通信講座を選ぶことは合否を左右する重大な決断になります。
本記事では、アガルート・スタディング・フォーサイト・クレアール・LEC・伊藤塾・TAC・ユーキャン・東京法経学院・小泉嘉孝の司法書士予備校・辰巳法律研究所の全11社を公式サイトの情報のみに基づいて徹底比較。
費用の安さだけでなく、合格実績・教材・サポート体制まで網羅した情報で、あなたに合った講座選びをサポートします。

司法書士通信講座の総合1位はアガルートです。
令和7年度(2025年度)試験での公式合格率28.6%は全国平均5.21%の約5.49倍にあたり、合格実績・教材の質・サポート体制の3軸で評価した総合順位として最上位に位置します。
以下のランキングは、合格実績・受講料・教材の質・サポート体制の4軸を評価基準としています。
なお、合格率を数値で公式発表しているのはアガルート・フォーサイト・TACの3社のみです。
残る8社は合格体験記の掲載にとどまっており、具体的な合格率による横断比較はできません。
この前提をふまえたうえで、各社の特徴を中立的にお伝えします。
| 順位 | 講座名 | 強みのポイント | こんな方に向いている |
|---|---|---|---|
| 1位 | アガルート | 公式合格率28.6%・充実したサポート | 実績とサポートを最重視する方 |
| 2位 | スタディング | 業界最安値水準・スマホ完結学習 | 費用最優先・スキマ時間を活用したい社会人 |
| 3位 | フォーサイト | 合格点主義テキスト・コスパ重視 | 費用を抑えて効率よく合格を目指したい方 |
| 4位 | クレアール | 質問無制限・独自の短期合格メソッド | サポートの手厚さを最重視する方 |
| 5位 | LEC | 大手の看板講師陣・豊富なコース | 大手の安心感と講師の質を求める方 |
| 6位 | 伊藤塾 | 法律資格専門の老舗・長年の指導実績 | 本格的な法律家育成を見据えた方 |
| 7位 | TAC(Wセミナー) | 山本オートマチックなど人気講師 | 特定の人気講師の指導を希望する方 |
| 8位 | ユーキャン | 通信教育の老舗・添削指導あり | 添削指導の安心感を求める方 |
| 9位 | 東京法経学院 | 長年の安定した合格実績 | 歴史ある学校の実績を重視する方 |
| 10位 | 小泉嘉孝の司法書士予備校 | 月額制・元LEC看板講師が担当 | 月額制で柔軟に受講費用を管理したい方 |
| 11位 | 辰巳法律研究所 | 名物講師陣・最長20ヶ月の学習期間 | 時間をかけてじっくり学びたい方 |
各講座の詳細は以下でそれぞれ解説します。
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
アガルートは、令和7年度(2025年度)司法書士試験において合格率28.6%を公式発表した通信講座です。
全国平均合格率5.21%に対して約5.49倍という水準は、現在公式発表されている数値のなかで業界最高に位置しています。
さらに、2023〜2025年の3年間で受講生の合格者数が6.13倍に増加した事実は、受講者層の拡大と合格率の維持を同時に実現できていることを示しており、カリキュラム全体の実効性を裏付けるデータといえます。
受講コースは初学者向けと学習経験者向けに大きく分かれており、2026年7月時点では2027年合格目標と2028年合格目標のコースが販売されています。
2026年合格目標のコースはすでに販売終了しています。
受講料(2027年合格目標・公式サイト掲載価格)
| コース名 | 受講料(税込) | 対象者 |
|---|---|---|
| 入門総合講義 | 162,800円 | 初学者・講義のみ受講したい方 |
| 入門カリキュラム/ライト | 239,800円 | 初学者・サポートつきで学びたい方 |
| 入門カリキュラム/フル | 349,800円 | 初学者・フルサポートで学びたい方 |
| 演習総合講義 | 129,800円 | 学習経験者・講義のみ受講したい方 |
| 中上級カリキュラム/ライト | 184,800円 | 学習経験者・サポートつきで学びたい方 |
| 中上級カリキュラム/フル | 272,800円 | 学習経験者・フルサポートで学びたい方 |
| 速習カリキュラム | 272,800円 | 短期合格を目指す方 |
| 記述・答練パック | 162,800円 | 記述式対策に特化したい方 |
※2026年7月時点の公式サイト掲載価格です。価格は変動する場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
教材・学習環境の特徴
テキストはフルカラー仕様で、講師が制作したオリジナルレジュメが各科目に付属しています。
特に会社法・商業登記法のレジュメは図解を多用した内容で、法律の学習経験がない方でも概念の整理がしやすい設計になっています。
講義動画は1本あたり約30分に区切られており、9段階の倍速再生に対応した公式アプリ(AGAROOT Learning)ではオフラインでの視聴も可能です。
通勤時間や移動のすき間を学習に充てたい社会人にとっても、時間を有効活用できる環境が整っています。
記述式問題の対策は段階別に組まれており、登記法などの暗記量が多い科目でも体系的に理解を積み上げていける構成です。
択一式・記述式の両方に対応したカリキュラムで、科目ごとのバランスを崩さずに学習を進められる点がアガルートの大きな特徴のひとつです。
サポート体制
入門・中上級カリキュラムの受講生は、講師に直接質問できるサービス(対象コースで50回まで)を利用できます。
学習の進め方に迷った際に相談できる個別受講相談もオンラインで受け付けており、初学者や学習の再スタートを検討している方でも相談しながら受講判断ができます。
割引制度と合格特典
他校乗換割引(最大20%OFF)と受験経験者割引(10%OFF)が設定されており、条件を満たす受験生は定価から大幅に受講料を下げられます。
また、対象講座を受講して試験に合格した場合は受講料の全額返金に加えてお祝い金3万円が支給される合格特典制度があります。
合格を前提に費用リスクを考えたとき、実質的なコスト負担を抑えられる仕組みとして評価が高い制度です。
注意点
入門総合講義の単体価格は162,800円(税込)ですが、演習・模試まで含めたフルカリキュラムは349,800円(税込)と高額になります。
サポートが手厚い分、費用は業界の中位〜上位に位置するため、受講料を最優先にする場合はスタディングやフォーサイトとの比較も検討してみるとよいでしょう。
通学には対応していないため、対面での指導を希望する方には向きません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社アガルート |
| 講座形式 | オンライン通信講座(完全通信) |
| 2025年度合格率(公式発表) | 28.6%(全国平均5.21%の約5.49倍) |
| 入門総合講義 | 162,800円(税込) |
| 入門カリキュラム/フル | 349,800円(税込) |
| 速習カリキュラム | 272,800円(税込) |
| 合格特典 | 受講料全額返金+お祝い金3万円 |
| 主な割引制度 | 他校乗換割(最大20%OFF)、受験経験者割引(10%OFF) |
| 質問サービス | カリキュラム受講生・50回まで |
| 公式サイト | https://www.agaroot.jp/shoshi/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
スタディングは、2026年7月時点で業界最安値水準の49,500円(税込)から受講できる通信講座です。
安価な理由は品質の妥協ではなく、教室・対面営業などの運営コストをゼロにして、その分をコンテンツの開発と講義の質向上に充てているビジネスモデルにあります。
合格者数は2023年に21名、2024年に37名、2025年に47名と2年間で2倍以上に増加しており、低価格でも学習効果が実証されている点は評価できます。
受講料(2027+2028年度合格目標・公式サイト掲載価格)
| コース名 | 受講料(税込) | 含まれるもの |
|---|---|---|
| ミニマム | 49,500円 | 基本講座・WEBテキスト |
| ベーシック | 69,300円 | +スマート問題集・過去問集・暗記ツール |
| スタンダード(最人気) | 89,100円 | +記述式対策講座・記述式問題・解説 |
| コンプリート(おすすめ) | 99,000円 | +記述式添削・合格模試 |
| コンプリート冊子テキスト付 | 119,500円 | +冊子版基本講座テキスト |
※2026年7月時点の公式サイト掲載価格です。
キャンペーンにより価格が変動する場合があります。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
スマホ完結学習と独自のAI機能
スタディングの最大の特徴は、学習に必要なすべてのコンテンツがスマートフォン1台で完結する点です。
通勤・移動・休憩などのスキマ時間を積み重ねて学習できる設計になっており、フルタイムで働きながら受験する社会人からの支持が特に高い講座です。
AI問題復習機能は特許を取得しており、受講生の学習履歴と理解度をAIが自動分析して、記憶が定着しやすいタイミングで復習問題を出題します。
司法書士試験は11科目と範囲が膨大なため、自分で復習スケジュールを管理するのが難しいと感じている受験生にとっては、この機能が学習継続の助けになります。
講義は1本あたり約30分で区切られており、倍速再生とオフライン再生(専用アプリ使用時)にも対応しています。
AI実力スコア機能では現時点の推定得点を科目別に確認でき、弱点科目を把握しながら学習の優先度を調整できます。
主任講師と教材の特徴
主任講師は山田 巨樹氏で、大手資格学校での指導経験を持つ実務経験豊富な講師です。
WEBテキストは山田講師が書き下ろしたオリジナル教材で、過去問を徹底分析して作成されています。
講義内のスライドが図表を多用した構成になっており、テキストと並行して視聴しなくても動画だけで内容を理解できるという合格者の声が多く見受けられます。
冊子版テキストはオプション対応(コンプリートとのセットは119,500円)で、紙で学習したい方にも対応しています。
注意点
スタディングは合格率を公式には発表しておらず、合格者数のみを公表しています。
合格率の数値で講座を選びたい方は、この点を念頭において比較することが必要です。
また、質問サービスは学習Q&Aサービスとして別途提供されており、受講料に含まれる内容は主に動画・教材・AI機能となります。
紙テキストを希望する場合はコンプリートと冊子テキストのセット購入が必要で、その場合の費用は119,500円(税込)となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | KIYO Learning Co., Ltd. |
| 講座形式 | オンライン通信講座(完全スマホ完結) |
| 合格者数(公式発表) | 2025年47名(2023年比で2倍以上) |
| ミニマムコース | 49,500円(税込) |
| コンプリートコース | 99,000円(税込) |
| コンプリート冊子テキスト付 | 119,500円(税込) |
| 合格お祝い金制度 | あり(体験談提出が条件) |
| 主な割引制度 | 更新割引、スキルアップ割引 |
| AI機能 | AI問題復習(特許取得)、AI実力スコア、AI学習プラン |
| 公式サイト | https://studying.jp/shoshi/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
フォーサイトは、令和7年度(2025年度)司法書士試験において合格率25%を公式発表した通信講座です。
全国平均合格率5.21%に対して約4.8倍という水準で、公式発表を行っている3社のなかでは2番目の高さに位置します。
受講料はバリューセットで107,800円(税込・送料別)と、アガルートの入門総合講義より低い価格帯で合格実績を備えている点が3位評価の根拠です。
フォーサイトの中心的な学習設計は合格点主義と呼ばれるカリキュラムです。
これは出題頻度の低い知識を削り、本試験で得点につながる頻出分野に学習時間を集中させる考え方で、最短6ヶ月での合格を想定したカリキュラム設計の基礎になっています。
試験範囲を網羅しようとするのではなく、合格点を確実に超えることを最優先に設計されている点が、他の大手講座との明確な違いです。
受講料(2027年試験対策・公式サイト掲載価格)
| コース名 | 受講料(税込・送料別) | 含まれるもの |
|---|---|---|
| バリューセット | 107,800円 | 基礎講座+過去問講座、eラーニング全機能、無料質問20回 |
| 基礎講座(単科) | 76,800円 | テキスト15冊、eラーニング、無料質問10回 |
| 過去問講座(単科) | 76,800円 | 問題集19冊、再現問題、模擬試験、演習ノート、無料質問10回 |
| デジタルプラン(2028年対策) | 59,800円 | 紙テキストなし、デジタル教材のみ |
※2026年7月時点の公式サイト掲載価格です。送料は別途発生します。最新情報は公式サイトでご確認ください。
フルカラーテキストと教材の特徴
基礎講座のテキストは15冊、過去問講座の問題集は19冊という物量を揃えており、紙の教材でのインプット・アウトプットを重視する受験生に対応しています。
テキストはすべてフルカラーで、図解や事例を多く盛り込んだ設計になっています。
フルカラーで視覚的に整理された情報は、法律の概念のように抽象度が高い内容を理解する際に効果的です。
学習開始前には入門講座と資格マンガ(デジタルコンテンツ)が付属しており、法律の知識がゼロの初学者が最初の壁を越えやすい工夫があります。
知識ゼロの状態から本格的なインプット学習に入る前に全体像をつかめる構成は、途中脱落を防ぐ実践的な配慮といえます。
eラーニング(ManaBun)とサポート
eラーニングシステムのManaBunでは、講義動画・デジタルテキスト・チェックテスト・確認テスト・合格カード・用語集を一括管理できます。
動画とテキストはダウンロード対応しているため、オフライン環境でも学習を継続できます。
学習スケジュール機能が搭載されており、試験日から逆算して毎日の学習計画を管理できる点も、長期戦になりやすい司法書士試験の受験においては助かる機能です。
バリューセット受講生は無料で20回まで講師に質問できます。
通信講座では質問サービスが別料金や有料オプションになることも多いなか、受講料に含まれている点は費用の見通しを立てやすくしています。
注意点
バリューセットには送料が別途発生します。
また、合格率25%という数値はフォーサイト独自の算出基準によるもので、全受験者に対する比率ではありません。
デジタルプランは紙の教材が含まれないため、手元でテキストに書き込みながら学習したい方には向かないコース設計です。
最短6ヶ月合格を謳っていますが、法律の学習経験や学習時間の確保状況によって実際の学習期間は異なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社フォーサイト |
| 講座形式 | 通信講座(紙テキスト+eラーニング) |
| 2025年度合格率(公式発表) | 25%(全国平均5.21%の約4.8倍) |
| バリューセット | 107,800円(税込・送料別) |
| 基礎講座(単科) | 76,800円(税込・送料別) |
| デジタルプラン(2028年対策) | 59,800円(税込) |
| 無料質問 | バリューセット20回、各単科10回 |
| 教材(基礎) | テキスト15冊、デジタルテキスト |
| 教材(過去問) | 問題集19冊、模擬試験、再現問題 |
| 公式サイト | https://www.foresight.jp/shoshi/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
クレアールは、質問回数無制限のサポート体制と、独自の条文集である択一六法を組み合わせた司法書士通信講座です。
合格率の公式発表はおこなっていませんが、質問のしやすさとサポートの手厚さを重視する受験生から評価が高い講座です。
クレアールの学習設計の核は、非常識合格法と呼ばれるカリキュラムです。
司法書士試験の出題範囲すべてを網羅するのではなく、合格に必要な得点範囲に論点を絞り込み、最小限の時間と労力で合格を実現するという考え方です。
この設計思想はフォーサイトの合格点主義と方向性が近いものの、クレアールは民法と不動産登記法を、商法・会社法と商業登記法を一体的に学ぶカリキュラムを採用している点が独自の特徴です。
実体法と手続法を並走させて学ぶことで、条文の意味と登記の手続きを関連づけながら理解できます。
受講料(2027年合格目標 超短期コース・公式サイト掲載価格)
| 項目 | 価格(税込・入学金・教材費・送料込み) |
|---|---|
| 2027年合格目標 超短期コース 一般価格 | 340,000円 |
| 2027年合格目標 超短期コース 8月割引価格 | 176,800円 |
| 安心保証プラン(1年間受講期限延長) | +50,000円 |
※2026年8月時点の公式サイト掲載価格です。
割引は時期によって変動します。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
クレアールはほぼ常時なんらかの割引を実施している傾向があり、一般価格と割引価格の差が大きい点が特徴です。
択一六法という独自教材
クレアール最大の差別化ポイントのひとつが択一六法です。
司法書士試験で必要な知識を過不足なく集約したA5サイズのオリジナル条文集で、民法・不動産登記法・商法会社法・商業登記法・民事訴訟法等・憲法刑法等の6冊構成です。
通常の法律の条文は無味乾燥な文章の並びですが、この教材では受験生がつまずきやすいポイントを整理し、学習しやすい工夫が加えられています。
合格者からの評価が高く、公式サイトでも特に推している教材です。
WEB問題演習ツールのCROSS STUDYは、認知心理学の知見に基づいて記憶の定着を高める仕組みを取り入れたツールです。
単純な問題集とは異なり、記憶の定着率を考慮した設計がなされており、繰り返し学習の効率を上げることを目的として開発されています。
スマートフォンやパソコンから利用でき、スキマ時間の活用にも対応しています。
質問は受講期限内で回数無制限です。
専用フォームから講義内容・教材・学習相談を問い合わせることができ、長期間の学習で生じる細かい疑問もその都度解消しながら進められます。
答練・模試の答案は採点・添削後に個人成績表とともに返却されるため、自分の正答率と他の受講生との比較で学習の進捗を確認できます。
安心保証プランと合格お祝い金
安心保証プランは、受講時に50,000円を追加することで目標年度に合格できなかった場合に1年間の受講期限延長が受けられる制度です。
延長後は最新年度のアウトプット講座と中上級プログラムも受講できます。
目標年度に合格した場合は50,000円が全額返金される仕組みで、合否の両局面に対応した設計になっています。
合格後に合格体験記等の執筆に協力いただいた方には合格お祝い金として最大10万円が支給されます。
また、超短期コースは厚生労働省が認定する教育訓練給付制度の対象講座です。
条件を満たす受給資格者の場合、受講費用の20%相当が国から支給されるため、実質的な負担を下げられる可能性があります。
注意点
クレアールは合格率を公式には発表していません。
また、受講料は一般価格と割引価格の差が大きく、公式サイトに掲載されている一般価格(超短期コース340,000円)をそのまま費用の基準にすると実態とのずれが生じることがあります。
割引の適用時期を確認のうえで受講を判断するとよいでしょう。
超短期コースは1日5〜6時間程度の学習時間を想定しており、フルタイムで働きながら受講する場合は学習時間の確保が課題になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社クレアール |
| 講座形式 | 通信講座(紙教材+WEB) |
| 合格率(公式発表) | 非公表 |
| 2027年合格目標 超短期コース(8月割引) | 176,800円(税込・送料込み) |
| 安心保証プラン | 50,000円追加で1年間延長 |
| 合格お祝い金 | 最大10万円(体験記等執筆が条件) |
| 質問サービス | 回数無制限 |
| 教育訓練給付制度 | 超短期コース対象(20%支給) |
| 採点・添削 | 答練・模試に付属 |
| 公式サイト | https://www.crear-ac.co.jp/shoshi/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
LECは、2025年(令和7年度)司法書士試験の全合格者751名のうち532名がLEC有料講座受講生という合格者数を公式発表している通信・通学の大手予備校です。
これは全合格者の70.8%に相当し、合格者の絶対数では業界最多の実績といえます。
司法書士受験指導を開始してから42年という歴史を持ち、長年の指導で積み上げたノウハウを講義に凝縮している点がLECの最大の強みです。
LECには通学・通信・オンライン(S式合格講座)と複数の受講スタイルがあります。
このページでは通信・オンラインで受講できるS式合格講座を中心に紹介します。
受講料(2027年合格目標 S式合格講座・公式サイト掲載価格)
| コース名 | 受講料(税込) | 含まれるもの |
|---|---|---|
| S式合格講座【インプットのみ】 | 49,500円 | S式合格講座・WEBテキスト |
| S式合格講座+記述対策セット | 69,300円 | +記述式対策講座 |
| S式合格講座+記述・過去問対策セット | 89,100円 | +過去問演習講座 |
| S式合格講座+記述・過去問・模試セット | 111,000円 | +全国公開模試2回・スーパー全国公開模試2回(イチオシ) |
| 上記セット+冊子テキスト付 | 131,000円 | +全科冊子版テキスト |
| 冊子テキストのみ追加オプション | 32,000円 | 冊子版テキスト15科目 |
※2026年8月時点の公式オンラインショップ掲載価格です。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
タイムセール等により変動する場合があります。
S式合格講座の特徴
S式合格講座は1ユニット約15分という短い区切りで構成された全560ユニットの講義体系です。
通勤・移動・昼休みなどのスキマ時間に1ユニットずつ進められる設計になっており、まとまった学習時間を確保しにくい社会人でも学習を継続しやすい構造です。
講義は初学者向けから中上級講座まで20年以上の経験を持つ根本講師が全科目を一貫して担当します。
科目によって担当講師が変わらないため、説明のスタイルや事例の出し方に一貫性があり、学習の流れが途切れにくいという利点があります。
さらにS式専属チューターとして西牟田講師が受講生一人ひとりの学習ペースに合わせたフォローを担当します。
ブレークスルーテキストと教材
LECのオリジナルテキストであるブレークスルーテキストは、基礎理論から択一式対策・記述式対策まで、司法書士試験に必要な情報を網羅的にまとめた教材です。
法律を一から学ぶ初学者でも理解しやすい記述で、かつ試験対策として十分な深さも備えています。
WEBテキストはオンライン上で参照でき、冊子版は別途オプションとして追加できます。
また、WEB問題集は5000問を収録しており、科目をまたいだ横断的な演習が可能です。
合格後のサポートと就職支援
LECは合格後の就職・転職支援も提供しており、合格者向けに実務家との交流会や事務所説明会、プロキャリア(転職支援サービス)への連携など、資格取得から就業までを視野に入れたサポートを受けられます。
通信専門の講座にはない、大手予備校ならではの周辺サービスが整っている点は特記できます。
注意点
LECは合格率を公式に発表していません。
公表しているのは合格者数(751名中532名)という絶対数であり、532名の中には模試のみ受講した方も含まれているため、合格率とは性質が異なる指標です。
S式合格講座のインプットのみプランは49,500円から始められますが、記述式対策・模試まで含めた模試セットは111,000円となるため、実際に必要なコースを確認したうえで選ぶことが重要です。
また、伝統的な本格通学コース(新15ヶ月合格コース等)は受講料が50万円台となる場合もあり、コースによって価格帯が大きく異なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 東京リーガルマインド株式会社 |
| 講座形式 | 通信・通学・オンライン(S式) |
| 受験指導歴 | 42年 |
| 合格者数(公式発表・2025年度) | 751名中532名がLEC有料講座受講生 |
| S式合格講座(インプットのみ) | 49,500円(税込) |
| S式合格講座+記述・過去問・模試セット | 111,000円(税込) |
| 講義ユニット | 1ユニット約15分×全560ユニット |
| WEB問題集 | 5,000問 |
| 通学校舎 | 全国主要都市に展開 |
| 公式サイト | https://www.lec-jp.com/shoshi/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
伊藤塾は1995年に開塾した法律系専門の受験指導校です。
司法試験・司法書士試験・行政書士試験など法律系資格全般を専門とし、司法書士試験においても長年にわたって合格者を輩出してきた実績を持ちます。
合格率は公式発表していませんが、講師・合格者との個別対話型サポートが11社の中で最も充実しており、高価格帯ながらも手厚い指導体制を求める受験生から支持されています。
伊藤塾の入門講座は学習環境に合わせて選べる複数のコースで構成されています。
スタンダードコース(山村拓也講師担当)は週3回の定期配信スケジュールに沿って学習を進める標準的なコースです。
ステディコース(宇津木講師担当)は1講義約45分と短めに設計されており、仕事・家事・育児と学習を両立したい社会人向けのコースです。
スリーステップコース・スピード&フリーコースも用意されており、学習の進め方の自由度や2027年・2028年のどちらを合格目標にするかによって選択できます。
受講料と割引制度(2027年合格目標 入門講座)
| コース名 | 受講料目安(税込) | 担当講師 |
|---|---|---|
| スタンダードコース | 約499,000円 | 山村拓也講師 |
| ステディコース | 要公式サイト確認 | 宇津木講師 |
| スリーステップコース | 要公式サイト確認 | 山村拓也講師 |
| スピード&フリーコース | 要公式サイト確認 | 要確認 |
受講料は動的に変動するため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
なお、別途入塾料10,000円(税込)がかかります。
一般教育訓練給付制度の対象講座もあり、条件を満たす方は受講費用の20%(上限100,000円)が支給されます。
カリキュラムの設計思想
伊藤塾のカリキュラムは絞り込みと繰り返しを設計の核にしています。
司法書士試験は11科目にわたる膨大な出題範囲を持ちますが、出題頻度の高い分野は実際には限られています。
伊藤塾ではその絞り込みを徹底し、消化不可能な量をこなすのではなく、重要論点を繰り返し固めることを優先しています。
記述式対策は早期から段階的に取り組む設計で、基礎編から始めて本試験レベルの実践編へと進むカリキュラムになっています。
4つのサポート制度
伊藤塾の最大の差別化ポイントは4つのサポート制度の充実さです。
カウンセリング制度では講師および合格者スタッフが受講生一人ひとりの環境に合わせた学習方法の提案をおこないます。
スクーリング制度ではZoomまたはライブ形式で定期的に講師と受講生が集まり、グループカウンセリングや質疑応答をおこなう機会が設けられています。
スケジューリング制度では毎月1回15分程度、合格者スタッフとの学習スケジュール相談が可能です。
質問制度では伊藤塾マイページから24時間いつでもウェブ経由で質問でき、講師や合格者が1件ずつ個別に回答します(無料)。
これら4つの制度を組み合わせることで、通信受講でありながら講師との継続的な接点を持てる環境が整っています。
他の通信専門講座にはない、通学型に近い個別サポートを受けられる点が伊藤塾の独自性です。
合格後のネットワーク
合格後は桐桜会(伊藤塾出身の司法書士によるOBOG会)に加入できます。
実際に活躍している先輩司法書士との交流やキャリア相談・業務ノウハウの共有など、合格後のキャリア形成を視野に入れたサポートが提供されています。
注意点
スタンダードコースの受講料は50万円前後と業界で最も高い水準です。
また合格率の公式発表はないため、実績の数値比較は難しい状況です。
テキストはモノクロ印刷を採用しており、フルカラーテキストを提供する他社と比べると視覚的な分かりやすさの設計は異なります。
スマホ専用の問題演習ツールやAI機能はスタディングのような通信専門講座に比べると充実していないため、デジタル学習に比重を置く方には向かない面があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営法人 | 株式会社法学館(伊藤塾) |
| 開塾年 | 1995年 |
| 講座形式 | 通信・通学 |
| 合格率(公式発表) | 非公表 |
| スタンダードコース受講料目安 | 約499,000円(税込・要公式確認) |
| 入塾料 | 10,000円(税込) |
| 質問制度 | 24時間web対応・無料・個別回答 |
| 教育訓練給付制度 | 対象講座あり(費用の20%・上限10万円) |
| 合格後サポート | 桐桜会(OBOG会) |
| 公式サイト | https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihoshoshi/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
TACは資格の学校として広く知られる大手予備校で、司法書士講座はWセミナーブランドで提供されています。
TACの最大の特徴は、異なる学習哲学を持つ2人の講師から受講スタイルを選べる点です。
効率重視の山本浩司講師によるオートマチックシステムと、姫野講師による網羅率94%の徹底カリキュラムという2つのアプローチが用意されており、自分の受験戦略に合わせた講師・カリキュラムを選択できます。
合格率を公式発表している数少ない講座のひとつでもあります。
コース・料金(公式サイト掲載価格・2026年7月時点)
2028年合格目標 初学者向けコース
| コース名 | 通常価格(税込) | 早割価格(税込) | 担当講師 |
|---|---|---|---|
| 山本オートマチック 20ヵ月本科生 | 495,000円〜 | 418,000円〜 | 山本浩司講師 |
| 入門総合本科生 20ヵ月本科生 | 583,000円〜 | 506,000円〜 | 姫野講師 |
2027年合格目標 初学者向けコース
| コース名 | 通常価格(税込) | 早割価格(税込) | 担当講師 |
|---|---|---|---|
| 山本オートマチック 速修本科生 | 473,000円〜 | 407,000円〜 | 山本浩司講師 |
2027年合格目標 学習経験者向けコース(一部抜粋)
| コース名 | 早割価格(税込) |
|---|---|
| 上級総合本科生 | 374,000円〜 |
| 上級本科生 | 225,500円〜 |
| 山本プレミアム上級本科生 | 231,000円〜 |
| 答練本科生 | 225,500円〜 |
※価格は早割キャンペーン適用後の参考価格です。
他校乗換割・特別再受講割引を利用すると上記より低くなる場合があります。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
山本浩司講師のオートマチックシステムは、市販テキスト売上No.1の実績を持つ学習メソッドです。
合格に必要な知識だけを最速で習得することを設計の核とし、膨大な試験範囲から重要論点に絞り込んで効率的に学習を進める手法です。
山本講師自身が短期合格を果たした経験を再現できるカリキュラムとして設計されており、学習の無駄を徹底的に排除した内容になっています。
姫野講師の入門総合本科生は、網羅率94%という高カバレッジの教材と3段階学習で取りこぼしゼロの合格を目指すカリキュラムです。
過去問から未出問まで幅広くカバーし、解法の習得を重視した指導スタイルが特徴です。
全213回(20ヵ月コース)という講義回数の多さが示すとおり、徹底的な学習量を積み上げるスタイルを好む受験生に向いています。
TACの答練・模試は基礎論点から段階的に本試験レベルへ近づいていくステップアップ式で構成されています。
長年のデータ蓄積と緻密な分析により、毎年多くの本試験ズバリ的中を出していることが公式サイトでも強調されています。
択一式で1,120問、記述式で56問という圧倒的な演習量をこなせる環境も用意されています。
TACは全国主要都市に校舎を構えており、通信受講生も受講期間中は全国校舎の自習室を予約なしで自由に利用できます。
自宅以外の場所で集中して学習したい受験生にとっては実質的なメリットです。
質問サービスはメール形式で50回まで利用でき(コースによる)、疑問点を都度解消しながら学習を続けられます。
合格返金・キャッシュバック制度
対象コースでは合格返金・成績優秀者キャッシュバック制度が設けられており、合格した場合の費用リスクを軽減できます。
給付制度(教育訓練給付)の対象コースもあるため、条件を満たす方は受講料の一部を国から支給される可能性があります。
注意点
初学者向けコースは早割適用後でも40万円台〜50万円台と業界上位の価格帯にあります。
2つの講師・カリキュラムから選ぶ必要があるため、どちらの学習スタイルが自分に合うかを事前に体験講義で確認してから決断することをおすすめします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | TAC株式会社 |
| 講座ブランド | Wセミナー |
| 講座形式 | 通信・通学 |
| 合格率(公式発表) | 公表あり(詳細は公式サイト参照) |
| 山本オートマチック 速修本科生(早割) | 407,000円〜(税込) |
| 入門総合本科生 20ヵ月(早割) | 506,000円〜(税込) |
| 上級本科生(早割) | 225,500円〜(税込) |
| 質問サービス | メール形式・50回まで(コースによる) |
| 給付制度 | 対象コースあり |
| 合格特典 | 合格返金・成績優秀者キャッシュバック |
| 自習室 | 全国校舎を受講期間中無料利用可 |
| 公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_shisho/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
ユーキャンは通信教育の老舗として知られる総合通信講座の大手で、司法書士合格指導講座は169,000円(税込・送料当社負担)の一括払いで受講できます。
この価格帯でメインテキスト10冊の充実した紙教材と添削指導11回が含まれている点が、他社との大きな差別化になっています。
受講生の約92%(2023年9月〜2024年8月調査)が初めて司法書士の学習をする初学者であり、法律知識ゼロから安心して始められる入門向けの設計として評価されています。
受講料(公式サイト掲載価格・2026年7月時点)
| 支払い方法 | 料金 |
|---|---|
| 一括払い | 169,000円(税込・送料当社負担) |
| 分割払い | 9,500円×18回(総計171,000円・税込) |
※教材費・指導費・消費税を含む価格です。8日以内であれば返品可能(返送料のみ受講生負担)。
教材と学習設計
メインテキストは10冊構成で、副教材として過去問題集・書式問題集・書式集・ガイドブック・スケジュール表等がセットで届きます。
ユーキャンのテキストは過去問を徹底分析したうえで作成されており、試験に出やすい箇所に絞り込んだ設計になっています。
標準学習期間は15ヶ月で、最初の11ヶ月を使って全出題範囲の7〜8割を占める主要4科目を重点的に学習します。
残りの期間でその他の科目に取り組む流れで、学習の優先順位がカリキュラムに組み込まれているため、自分でスケジュールを考える手間が省けます。
1日あたりの学習時間の目安は180分程度と長めに設定されており、まとまった学習時間を確保できる方に向いた設計です。
添削指導とサポート体制
ユーキャンの司法書士講座には11回の添削指導が含まれています。
同価格帯の通信講座(スタディング・フォーサイト等)は添削を含まない場合が多いなかで、ユーキャンでは記述式問題の解答を専門スタッフが確認して返却する添削が受けられます。
記述式が合否を分ける司法書士試験において、自分の答案に対するフィードバックを得られることは学習の精度を上げるうえで実質的な意味があります。
質問は1日3問まで受け付けており、学習上の疑問を都度解消しながら進められます。
WEB学習にも対応しており、WEBテストやポイント解説動画がデジタル学習サイトから利用できます。
法改正が生じた場合も受講期間中に情報提供がおこなわれるため、試験直前まで最新情報を踏まえた学習ができます。
注意点
合格率の公式発表はなく、合格者数のデータも公開されていません。
WEB学習機能はスタディングのようなAI問題復習やスマホ完結の設計と比べると充実度は控えめです。
1日180分という学習時間の目安が示すとおり、まとまった学習時間を取りにくい方には進度管理が難しい場合があります。
添削は11回含まれますが、質問は1日3問までという上限があるため、大量に質問が必要な方には物足りなく感じる場合があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ユーキャン |
| 講座形式 | 通信講座(紙教材中心) |
| 合格率(公式発表) | 非公表 |
| 一括受講料 | 169,000円(税込・送料当社負担) |
| 分割払い | 9,500円×18回(総計171,000円) |
| テキスト | メインテキスト10冊+副教材一式 |
| 添削指導 | 11回 |
| 質問サービス | 1日3問まで |
| 標準学習期間 | 15ヶ月 |
| WEB学習 | WEBテスト・動画対応 |
| 返品対応 | 教材到着後8日以内(返送料のみ受講生負担) |
| 公式サイト | https://www.u-can.co.jp/%E5%8F%B8%E6%B3%95%E6%9B%B8%E5%A3%AB/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
東京法経学院は1969年創立の老舗資格予備校で、司法書士講座は通信・通学の両方で提供されています。
通信講座の看板は合格の徳さんの愛称で知られる簗瀬徳宏講師が担当する新・最短合格講座です。
簗瀬講師は名古屋校の通学講座で長年にわたって合格者を輩出してきた実績を持ち、その講義を自宅でそのまま受講できる点が通信受講生にとっての大きなメリットです。
合格した場合に学費が返金される合格返金制度も設けられています。
受講料(新・最短合格講座2027・公式サイト掲載価格)
| タイプ | 一般学費(税込) | キャンペーン価格(税込) |
|---|---|---|
| 総合コース MP4動画ダウンロード | 346,500円 | 173,250円 |
| 総合コース MP3音声ダウンロード | 302,500円 | 151,250円 |
| 速聴対応 MP4動画ダウンロード | 268,400円 | 対象外 |
| 速聴対応 MP3音声ダウンロード | 227,700円 | 対象外 |
※2026年7月時点の公式サイト掲載価格です。
キャンペーン価格の適用期間・条件は公式サイトでご確認ください。
一般学費と割引価格の差が大きいため、申し込みのタイミングが費用に直結します。
実体法と手続法を融合させたカリキュラム
東京法経学院の講義設計の核は、実体法と手続法を一体的に学ぶアプローチです。
民法と不動産登記法、会社法と商業登記法をそれぞれ別々に学習するのではなく、相互の関連性を意識しながら同時に進めていきます。
法律を初めて学ぶ方が陥りやすいのは、民法で権利義務の概念を学んでも、それが不動産登記の手続きとどう結びつくかが見えにくいという問題です。
東京法経学院では実体法で理解した内容が手続法の場面でどう機能するかをセットで説明するため、登記法の学習が単なる手続き暗記に陥りにくい設計になっています。
教材構成
教材は合格基本選書テキスト9冊を中心に構成されています。
過去問は択一式と記述式に分かれた豊富なボリュームが用意されており、スケール(課題提出フォーム)12冊が質問・添削のツールとして機能します。
通信講座はダウンロード形式で提供されており、ストリーミング再生には対応していません。
あらかじめファイルをダウンロードしてオフラインで視聴するスタイルです。
質問はスケールと呼ばれる課題提出とあわせてメールまたは専用フォームから受け付けており、講義内容や学習方法についても対応しています。
合格返金制度
合格返金制度は、総合コースで一般学費(346,500円)を支払って受講申込みをした方が2027年度試験に合格した場合、納入学費の全額を返金するものです。
割引学費で申し込んだ場合は6万円が支給されます。
費用リスクを軽減しながら受講できる点は、長期の受験学習において安心感につながります。
注意点
通信講座はダウンロード形式のみで、ストリーミング再生には対応していません。
事前にファイルをダウンロードする手間が発生するため、スマホで気軽にすぐ視聴したい方には操作面での不便さを感じる場合があります。
合格率の数値は公式サイトでの明示はなく、問い合わせか資料請求で確認が必要です。
一般学費とキャンペーン価格の差が大きいため、申し込み時期によって費用が大きく変わる点も把握しておくとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社東京法経学院 |
| 創立 | 1969年 |
| 講座形式 | 通信・通学 |
| 合格率(公式発表) | 公式数値は要問い合わせ |
| 総合コース 一般学費(MP4) | 346,500円(税込) |
| 総合コース キャンペーン価格(MP4) | 173,250円(税込) |
| 通信形式 | ダウンロード(ストリーミング非対応) |
| 合格返金制度 | 一般学費受講の合格者は全額返金・割引学費は6万円 |
| 公式サイト | https://www.thg.co.jp/sihou/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
小泉嘉孝の司法書士予備校は、11社の中で唯一の月額制(サブスクリプション形式)を採用している通信講座です。
月額3,630円(税込)で予備校内のすべての講座を無制限に受講できます。
小泉嘉孝講師は元LECの看板講師として活躍した後、2011年に独立して同予備校を開校した実績ある講師です。
大手予備校の授業料が払えない受験生でも全カリキュラムを受講できる環境を作りたいという思いが月額制の設計思想の根底にあります。
受講料(公式サイト掲載価格)
| 区分 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 月額制 月額 | 3,630円 | 全講座受け放題 |
| 月額制 年間(12ヶ月)最大 | 43,560円 | 全講座受け放題 |
| DVD通信コース 合格フルセット | 173,800円 | 月額制を10ヶ月未満で解約した場合と同等扱い |
※月額制の初回課金は申込日から1ヶ月が経過した月末からスタートします。
月額制の仕組みと10ヶ月継続の条件
月額制は大手予備校のDVD通信コース相当の全講座を低価格で受講できる割引サービスとして設計されています。
10ヶ月未満で解約した場合は割引対象外として扱われ、DVD通信コースの合格フルセット(173,800円)を購入した場合と同等の計算で精算されます。
2年計画で学習する方は10ヶ月を超えても同じ月額料金で継続受講できるため、10ヶ月以上継続できる受験生であれば、費用の総額は比較的抑えられます。
小泉嘉孝講師と講義の特徴
小泉嘉孝講師はLEC時代から高評価を得てきたベテラン講師で、そのレジュメテキストが詳しく見やすいという評価を受講経験者から受け続けています。
講義は迫力ある解説スタイルで知られ、公式サイトでも無料体験講義を登録なしで視聴できるため、事前に自分との相性を確認してから受講を決断できます。
テキストはPDF形式で提供されており、テキスト購入コストは基本的に無料です。
必要に応じてページ数×10円の費用で製本テキストの選択購入も可能です。
学習環境と質問サービス
月額制の配信システムはスマートフォン・タブレット・パソコンのマルチデバイスに対応しており、デバイスをまたいで学習の続きを再開できます。
テキストもPDFデータとして無料ダウンロードができ、様々なデバイスで参照可能です。
質問は2つのルートで対応しています。
掲示板形式の質問広場では受験生同士が回答を書き込むことができ、他の受験生の疑問から学ぶ機会にもなります。
月額制会員は小泉講師への個別質問メールも利用できます。
合格返金制度
試験合格者には合格返金制度が適用されます。
試験月の翌月(8月)から合格発表月(11月)までの4ヶ月分(3,630円×4ヶ月=14,520円)が返金されます。
大手各社のような受講料全額返金ではありませんが、月額制という料金体系の性質上、別途合格報酬的な位置づけとなっています。
注意点
月額制は10ヶ月以上継続できる方を対象とした割引サービスです。
試験まで10ヶ月を切っている時期に申し込んだ場合でも、最低10ヶ月分の支払いが発生します。
テキストはPDFが基本のため、紙のテキストで学習したい方はページ数×10円の別途費用がかかります。
合格率・合格者数の公式発表はなく、講座の配信は最新試験傾向に対応したスケジュールに沿って順次公開されるため、直前期の講座を前倒しで視聴することはできません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社イープロスト |
| 開校年 | 2011年 |
| 講師 | 小泉嘉孝(元LEC看板講師) |
| 講座形式 | 月額制オンライン通信(全講座見放題) |
| 合格率(公式発表) | 非公表 |
| 月額制 月額 | 3,630円(税込) |
| 月額制 年間最大 | 43,560円(税込) |
| 月額制の最低継続期間 | 10ヶ月(条件外解約は173,800円相当と同扱い) |
| テキスト | PDF無料ダウンロード(製本は別途ページ数×10円) |
| 質問サービス | 質問広場(掲示板)・個別質問メール(講師宛) |
| 合格返金制度 | 合格発表月まで4ヶ月分返金 |
| 公式サイト | https://shihoshoshi-school.net/ |
※2026年8月時点の調査情報です。最新の料金・条件は公式サイトをご確認ください
辰巳法律研究所は1973年創立の法律系専門予備校です。
司法試験・予備試験対策で長年の実績を持ち、司法書士講座もその専門性を活かして展開しています。
司法書士の基礎講座は田端恵子講師が担当するパーフェクトユニットと、松本雅典講師が担当するリアリスティック講座の2系統が用意されており、学習スタイルや目標に合わせて選択できます。
このページではメインの基礎講座であるパーフェクトユニットを中心に紹介します。
担当の田端恵子講師は司法書士試験一発合格者で、自身の合格経験をもとに初学者でも続けられるカリキュラムを設計した講師です。
受講料(パーフェクトユニット 2027・2028年合格目標・公式サイト掲載価格)
| コース名 | 通信WEB(税込) | 通信DVD(税込) |
|---|---|---|
| 1年合格スタンダードパック | 554,800円 | 595,700円 |
| 全科目一括 | 499,500円 | 534,600円 |
| 2年合格安心フォローパック | 804,600円 | 863,000円 |
※リトライ割引(15%OFF)の利用で、全科目一括(WEB)は424,575円となります。
2026年7月時点の公式サイト掲載価格です。
科目別単科受講も可能です。
パーフェクトユニットの設計思想
パーフェクトユニットの中心的な設計はインプットとアウトプットの完全同期です。
従来の通信講座では講義視聴後に自分で該当過去問を探して解くという作業が発生しますが、パーフェクトユニットでは1ユニット(1時間)の講義に対応した肢別問題集が完全にリンクした状態で提供されます。
講義が終わったらすぐにその範囲の問題を解くという流れが教材の設計に組み込まれており、どの問題を解けばいいか迷う時間が発生しません。
もうひとつの特徴は、年内に全科目の択一配信を完了し、翌年1月に記述を配信するというスケジュール設計です。
他の通信講座では翌年3〜4月まで講義が続くものもあるなかで、年内に全科目の1周を終えてから繰り返し学習に入れる構成は、知識の定着という観点から合理的なアプローチです。
質問サービスと個別サポート
パーフェクトユニットの質問制度は担当講師の田端恵子講師が直接回答します。
合格者スタッフや第三者が対応するのではなく、講義を担当した講師本人が質問に答える体制が整っています。
加えて田端講師によるZoom個別相談会も不定期で実施されており、学習状況のヒアリングと合格戦略のアドバイスを個別に受けられます。
全科目一括・パック受講者にはパーフェクトユニットWebサービス(2026年導入)が付属し、デジタル環境でテキストと過去問が相互リンクした学習環境を活用できます。
音声ダウンロードサービスも全科目一括申込者限定で提供されており、通勤中の音声学習にも対応しています。
コース選択
1年合格スタンダードパックは毎日1ユニット消化しながら本試験まで進む標準コースです。
2年合格安心フォローパックは最初から2年間で合格を目指す方向けで、2027年クラスと2028年クラスの両方の受講権と2年分のサポートが含まれます。
1日平均2時間の学習時間を確保しにくい方や、長期計画で着実に合格を目指したい方に向いています。
合格者・研修費用贈呈制度
2027年度試験に合格した場合、支払いした受講料のうちパーフェクトユニット分の半額が司法書士会の研修費用などとして贈呈されます。
全額返金ではありませんが、合格後の研修費用負担を軽減する制度として設けられています。
注意点
受講料は1年合格スタンダードパックのWEB版で554,800円と11社の中でも最も高い価格帯に属します。
通学部は設定がなく、通信部(WEB・DVD・WEB+DVD)のみとなっています。
松本雅典講師のリアリスティック講座は別講座として展開されており、どちらの講師のスタイルが自分に合うかは無料ガイダンスや体験動画で事前に確認することをおすすめします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営法人 | 辰巳法律研究所 |
| 創立 | 1973年 |
| 講座形式 | 通信(WEB・DVD・WEB+DVD)のみ |
| 合格率(公式発表) | 非公表 |
| 全科目一括(WEB) | 499,500円(税込) |
| 1年合格スタンダードパック(WEB) | 554,800円(税込) |
| リトライ割引 | 全科目一括・パック対象15%OFF |
| 質問制度 | 担当講師(田端恵子)が直接回答 |
| 個別相談 | Zoom個別相談会(不定期実施) |
| 合格特典 | 合格者・研修費用贈呈(支払い額の半額) |
| 公式サイト | https://service.tatsumi.co.jp/shihoushosi/ |

ランキングで各社の詳細を確認したあとは、11社を同じ軸で並べて比較します。
講座ごとに料金体系や合格実績の公表方法が大きく異なるため、単純な数字比較だけでは判断を誤る場合があります。
このセクションでは費用と合格実績の2軸から、正確な比較に必要な視点を整理します。
各社の初学者向け代表コースの受講料(2026年7月時点の公式サイト掲載価格)をもとに、低価格順に並べると以下の通りです。
価格はキャンペーンや割引制度の適用によって変動するため、最終的には各社の公式サイトで確認してください。
| 順位 | 講座名 | 代表コース・受講料目安(税込) | 条件・備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 小泉嘉孝の司法書士予備校 | 月額3,630円(10ヶ月継続で36,300円〜) | 10ヶ月未満解約は173,800円相当 |
| 2 | スタディング | 49,500円(ミニマム) | 記述式・模試は上位コースのみ |
| 3 | LEC(S式合格講座) | 49,500円(インプットのみ) | 記述・模試セットは111,000円〜 |
| 4 | フォーサイト | 59,800円(デジタルプラン) | 紙テキストなし・2028年対策コース |
| 5 | フォーサイト | 107,800円(バリューセット) | 送料別・2027年対策コース |
| 6 | アガルート | 162,800円(入門総合講義) | サポートなし・講義のみ |
| 7 | ユーキャン | 169,000円(合格指導講座) | 送料込み・添削11回含む |
| 8 | クレアール | 176,800円〜(超短期コース・8月割引時) | 一般価格340,000円 |
| 9 | 東京法経学院 | 173,250円〜(キャンペーン時・MP4) | 一般価格346,500円 |
| 10 | アガルート | 349,800円(入門カリキュラム/フル) | サポート込み・最上位コース |
| 11 | TAC(Wセミナー) | 407,000円〜(山本オートマ速修・早割) | 通常価格473,000円〜 |
| 12 | 伊藤塾 | 約499,000円(スタンダードコース・要確認) | 動的表示のため公式サイト確認推奨 |
| 13 | 辰巳法律研究所 | 499,500円(全科目一括・WEB) | 1年パックは554,800円 |
価格帯の傾向を整理すると、10万円未満の低価格帯はスタディング・LEC S式・フォーサイトデジタルプランが該当し、スマホ完結やPDFテキスト中心の講座です。
10〜20万円の中価格帯はフォーサイトバリューセット・ユーキャン・アガルート入門総合講義・クレアールキャンペーン時が集まります。
この層は教材充実度と価格のバランスが取れている層といえます。
30万円以上の高価格帯はアガルートフルカリキュラム以上、TAC・伊藤塾・辰巳などが該当し、サポートや教材量が最も充実しています。
表の価格はある時点での割引後価格であり、通常価格との差にも注意が必要です。
11社のうち、合格率を数値で公式発表しているのはアガルート・フォーサイト・TACの3社のみです。
残る8社は合格体験記の掲載やアンケート調査結果を公開するにとどまり、合格率という形での数値は公表していません。
この事実は、通信講座を比較するうえで出発点として押さえておくべき重要な前提です。
合格率を公表している3社の数値と算出方法は以下の通りです。
| 講座名 | 公表合格率(2025年度) | 算出対象 |
|---|---|---|
| アガルート | 28.6% | 有料講座受講生のうち合格した方の割合(公式発表) |
| フォーサイト | 25.0% | フォーサイト独自の算出基準による(詳細は公式サイト参照) |
| TAC | 公表あり | 詳細は公式サイト参照(算出方法の明示あり) |
3社の数値を見るうえで注意が必要なのは、算出対象の範囲が各社で異なるという点です。
アガルートは有料講座受講生全体に対する合格者の割合を発表しています。
一方、他社が合格率を算出する場合は受講生のうち模試提出率100%かつ判定がある一定水準以上の方に限定する場合があります。
こうした算出母数の違いにより、数字の大きさが必ずしも講座の優劣を直接示すわけではありません。
合格率を公表していない8社について誤解しやすいのは、非公表であることが低実績を意味するわけではない点です。
LECは2025年度の全国合格者751名中532名がLEC有料講座受講生であるという合格者数の絶対値を公表しており、これは実績を別の指標で示したものです。
スタディングは2023年21名→2024年37名→2025年47名という合格者数の推移を公開しています。
合格率の数値だけでなく、合格者の絶対数・合格体験記の件数・受講生アンケートの満足度など、複数の角度から実績を判断することが、自分に合った講座選びにつながります。

司法書士通信講座を選ぶ際、多くの方が最初に気にするのが合格率の数字です。
しかし、各社が公表している合格率は算出方法が統一されておらず、数字をそのまま比べることには大きな落とし穴があります。
この事実は、講座選びで失敗しないために知っておくべき最も重要なポイントのひとつです。
令和7年度(2025年度)司法書士試験の全国平均合格率は5.21%でした。
この数値は法務省が毎年公表する司法書士試験の最終結果から算出されたものです。
通信講座各社の合格率はこの全国平均と比較されることが多いですが、そもそも合格率を数値で公式発表している講座が11社中3社しかないという現状は、受験生にとって不透明さを生む原因になっています。
公式サイトで合格率を数値として発表しているのはアガルート・フォーサイト・TACの3社です。
残る8社(スタディング・クレアール・LEC・伊藤塾・ユーキャン・東京法経学院・小泉嘉孝の司法書士予備校・辰巳法律研究所)は合格者の体験記掲載や合格者数の公表にとどまっており、合格率という形での数値は公開していません。
| 区分 | 該当講座 | 合格実績の公表方法 |
|---|---|---|
| 合格率を数値公表 | アガルート・フォーサイト・TAC | 合格率(%)を公式発表 |
| 合格者数を公表 | LEC・スタディング | 合格者の絶対数または受講生中の合格者数 |
| 体験記のみ | クレアール・伊藤塾・ユーキャン・東京法経学院・小泉・辰巳 | 合格体験記や合格者メッセージを掲載 |
合格率を公表しないことが低実績を意味するとは限りません。
受験指導の実績が豊富な伊藤塾やLEC・TACなどは、算出方法の統一ができないため公開しないという判断をしている場合もあります。
一方で、公表していないがゆえに受験生が実績を比較しにくいという問題は依然として残ります。
合格率を公表している3社の数値は、算出方法が統一されていません。
合格率の計算式はシンプルに見えますが、分母(対象母数)の設定が各社で異なるため、同じ割合の数字でも意味が変わります。
アガルートが公表している合格率28.6%(令和7年度)は、有料講座受講生全体に対する合格者の割合として算出されています。
公式サイトでは有料講座受講者のうち合格した方という定義で算出しているとされており、受講した全員を分母にしているとされています。
フォーサイトは25.0%(2025年度)を公表していますが、算出基準についての詳細は公式サイト上での明示が限定的です。
以下の図は、同じ試験で同じ人数が合格した場合でも、分母の設定次第で合格率の数値が変わることを示しています。
仮に、100名が合格した通信講座において…
つまり、同じ合格者数100名でも分母の設定によって合格率は10%〜50%と大きく変わります。
各社が自社に有利な条件で算出した合格率を公表する構造は業界全体の課題であり、受験生がこの仕組みを理解したうえで数字を見ることが重要です。
合格率の数字を鵜呑みにしないとすれば、何を基準に講座を選べばよいのかという疑問が生じます。
合格率以外で講座の実力を見極めるためには、以下の3つの指標を組み合わせて判断することをおすすめします。
第1の指標は合格者数の絶対値と年推移です。
合格率が低くても合格者の絶対数が多い講座は、受講者層の規模が大きく、受験生の実情に即したカリキュラムが機能している証になります。
LECが公表している2025年度の全合格者751名中532名という数値はこの典型です。
スタディングが2023年の21名から2025年の47名と2年で2倍以上に増えているデータも同様に、合格率ではなく合格者数の推移から読み取れる実績です。
第2の指標は講義の無料体験です。
今回紹介した11社のうち、アガルート・スタディング・フォーサイト・クレアール・小泉嘉孝の司法書士予備校など多くの講座が無料体験講義を提供しています。
合格率の数字は講座選びの参考にはなりますが、自分がその講師の教え方で理解できるかどうかは実際に講義を体験してみなければ判断できません。
受験期間は1〜2年以上にわたることが多く、途中で講師との相性が合わないと感じると学習継続に支障が出ます。
第3の指標は合格体験記の質と件数です。
体験記は受験生の等身大の声であり、どのような方がどの程度の期間で合格したか、どのようにカリキュラムを活用したかが記されています。
体験記の件数が少ない、または特定の属性(専業受験生のみなど)に偏っている場合は、自分の状況と合致しないケースもあるため注意が必要です。

合格率の数字では優劣がつけにくい司法書士通信講座において、最終的な選択基準になるのは自分の学習環境と目的との一致です。
費用・学習スタイル・サポートの3つの軸が自分の状況と合致している講座が、最も合格に近い講座といえます。
法律を学んだことがない初学者が最初につまずくのは、テキストに出てくる法律用語の難しさと、各科目が相互にどう関連しているかが見えにくいという2点です。
これを乗り越えるために、初学者が講座選びで確認すべき条件があります。
まず確認したいのは入門段階のサポートの厚みです。
アガルートは入門総合講義が162,800円から設定されており、段階的に記述式対策まで積み上げられるカリキュラムが充実しています。
フォーサイトは合格点主義に基づいて試験範囲を絞り込んでいるため、初学者が最初から全範囲に迷わずに重点学習を進めやすい構成です。
ユーキャンは受講生の約92%が初学者という数値を公式サイトで公表しており、法律の知識ゼロを前提にした丁寧な設計が特徴です。
次に確認すべきは1コマ(1ユニット)の講義時間です。
初学者は長時間の集中が難しく、途中で疲れて理解が追いつかなくなるケースがあります。
スタディングとLEC S式合格講座は1ユニット15〜30分という短い単位に区切られており、今日はここまでという区切りをつけやすい設計です。
辰巳法律研究所のパーフェクトユニットも1ユニット1時間で区切られており、講義の直後に該当過去問を解く流れが組み込まれています。
3点目は質問サービスの使いやすさです。
初学者ほど疑問が多く生まれるため、質問できる回数・方法・返答の速さが学習継続に直結します。
クレアールは質問回数無制限、フォーサイトはバリューセットで20回の質問が受講料に含まれます。
伊藤塾は担当講師が直接回答する体制です。
司法書士試験合格に必要な学習時間は一般的に3,000時間程度とされています。
フルタイムで働きながらこれだけの学習量を積み上げるためには、通勤・休憩・就寝前などのスキマ時間を最大限に活用できる講座が不可欠です。
スマホ完結型の学習設計という点ではスタディングが最も充実しており、動画・問題集・過去問・暗記ツールがすべてスマートフォンで完結します。
LEC S式合格講座も1ユニット15分というコンパクトな区切りで、スキマ時間の積み重ねを前提に設計されています。
アガルートは2025年に公式アプリ(AGAROOT Learning)をリリースし、動画のオフライン再生と9段階の倍速再生に対応しました。
一方、伊藤塾のステディコースは1講義45分という設計で、まとまった時間が取れない忙しい方向けに体系編・基礎編・実践編の3段階に分けたカリキュラムを採用しています。
フォーサイトはeラーニングシステムのManaBunを通じてオフライン学習にも対応しており、移動時間でも動画とテキストを確認できます。
働きながらの受験で特に注意が必要なのは、学習スケジュールの管理です。
仕事の繁忙期や急な残業があると、自分でペースを作る独学に近いスタイルは挫折しやすくなります。
スタディングのAI学習プラン・アガルートのカウンセリング制度・伊藤塾のスケジューリング制度(月1回15分)などは、こうした受験生の学習継続をサポートする仕組みとして機能します。
費用を抑えながら合格を目指す場合、単純に価格が安い講座を選ぶだけでは不十分です。
安価な講座の多くは記述式対策や模試が別料金・またはカリキュラムに含まれていない場合があるため、最終的な総費用で比べることが重要です。
コスパ評価の軸として使えるのが合格に必要な全要素を含んだコースでの実質費用という視点です。
スタディングのコンプリートコースは99,000円で記述式添削・合格模試まで含まれており、11社の中でこの条件では最安値水準です。
フォーサイトのバリューセットは107,800円(送料別)で基礎講座・過去問・eラーニング・質問20回が含まれます。
費用を抑える際に活用できる制度として合格返金制度があります。
アガルートは合格した場合に受講料全額返金プラスお祝い金3万円が支給されるため、合格を前提に逆算すると実質費用がゼロに近づきます。
フォーサイト・東京法経学院・クレアール・辰巳法律研究所にも合格返金・合格特典が設けられています。
費用を抑えたい場合は、受講料の安さだけでなく合格特典との組み合わせで総合的な費用を試算することをおすすめします。
また、受験を複数回想定している場合は再受講割引制度の有無も確認ポイントです。
TAC(再受講割引・最大15%OFF相当)やクレアール(再受講割引)など、一度受講した実績を条件に割引が適用される制度を持つ講座は、長期学習戦略でのコスト管理に役立ちます。
教育訓練給付制度は、雇用保険の被保険者(または一定期間内に被保険者であった方)が対象の国の助成制度です。
一般教育訓練給付金では対象講座の受講費用の20%(上限100,000円)が厚生労働省から支給されます。
司法書士の通信講座の中にも対象となるコースがあり、条件を満たす受験生には費用軽減の手段として活用できます。
本記事で紹介した11社のうち、教育訓練給付制度の対象コースが確認されているのは以下の講座です。
| 講座名 | 対象コースの有無 |
|---|---|
| クレアール | あり(超短期コース・20%支給・公式サイト確認済み) |
| 伊藤塾 | あり(一部コース・公式サイト確認済み) |
| LEC | あり(一部コース) |
| TAC | あり(一部コース) |
| ユーキャン | 要確認(公式サイト参照) |
| 東京法経学院 | 要確認(公式サイト参照) |
| アガルート | 司法書士講座は対象外 |
| スタディング | 対象外 |
| フォーサイト | 対象外 |
| 小泉嘉孝の司法書士予備校 | 対象外 |
| 辰巳法律研究所 | 要確認(公式サイト参照) |
自分が受給資格者かどうかの確認は、最寄りのハローワーク(公共職業安定所)または厚生労働省のWebサイトで調べられます。
対象講座の最新情報も厚生労働省が運営する教育訓練講座検索システムで確認できます。
受給資格がある場合はクレアールの超短期コース(20%支給・最大100,000円)など対象講座が費用的に有利な選択肢になります。

司法書士試験がどれほど難しい試験なのかを正確に理解することは、学習戦略を立てるうえで不可欠です。
難易度を知らないまま学習をスタートすると、準備が足りない状態で試験に臨んで貴重な時間とお金を失うリスクがあります。
法務省が公表した令和7年度(2025年度)司法書士試験の最終結果によると、実受験者数14,418名に対して合格者数は751名で、合格率は5.21%でした。
受験者の約95%が不合格になる計算です。
過去10年間の合格率を見ても、おおむね4〜5%台で推移しており、一時的に難化・易化しながらも構造的に合格率が大きく上がることはない試験といえます。
この試験の難しさが5%という数字に留まる理由には、試験構造上の二重の関門があります。
まず午前の部の多肢択一式(35問・105点満点)と午後の部の多肢択一式(35問・105点満点)それぞれに基準点が設定されており、どちらか一方でも基準点を下回れば記述式を採点してもらえずに即不合格となります。
令和7年度の基準点は午前78点・午後72点でした。
択一の基準点を突破して記述式採点に進めた受験者は、実受験者全体の約19%(2,673名)にとどまります。
さらにこの2,673名の中から合格者751名が選ばれるため、基準点突破者の中でも約28%しか最終合格できません。
試験は2段階で受験者をふるい落とす構造になっています。
さらに令和6年度(2024年度)から記述式の配点が従来の35点から70点に引き上げられました。
試験全体の350点満点のうち140点が記述式に割り当てられており、記述式の得点が合否に占める比重がこれまでの倍になっています。
択一で基準点を突破しても記述式で足切り(令和7年度は70点)にかかれば不合格となるため、記述式対策の重要性が以前よりも大幅に高まっています。
合格に必要な学習時間は一般的に3,000時間程度とされています。
1日3時間学習した場合でも約1,000日(約2年8ヶ月)かかります。
年間を通じて最低限このボリュームの学習を維持できる学習設計が、合格に向けた前提条件になります。
司法書士試験は出題科目が11科目にわたります。
民法・不動産登記法・会社法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・刑法・憲法・供託法・司法書士法という広大な範囲から毎年出題されます。
独学で挑む場合に最初にぶつかる壁は、この膨大な範囲のどこから手をつけて何を優先すべきかがわからないという問題です。
市販のテキストや過去問だけで学習する独学では、科目ごとのボリュームが均等に見えてしまいます。
しかし実際の試験では科目間の出題数に大きな差があり、民法・不動産登記法・会社法の主要3科目だけで全択一出題数の60〜70%程度を占めます。
また令和6年度以降に配点が引き上げられた記述式は、市販の問題集だけでは解法の習得が難しい出題形式です。
登記申請書の雛型を覚えるだけでなく、問題文の読み方・事実関係の整理方法・答案構成のプロセスを手順として習得する必要があります。
通信講座が提供するのは、この優先順位の整理と記述式の解法手順という2点です。
各社が過去問の出題頻度データを蓄積・分析して作成した絞り込みカリキュラムは、独学では再現できない価値を持ちます。
スタディングのAI問題復習は解答に時間がかかった問題を自動的に優先出題する仕組みを持ち、フォーサイトは合格点主義のカリキュラム設計で出題頻度の低い範囲を事前に絞り込んでいます。
辰巳法律研究所のパーフェクトユニットは1ユニットの講義直後にリンクした肢別問題集を解く設計で、理解と定着を同時に進める構造になっています。
また、記述式の解法については独学で習得しにくい分野です。
LEC・伊藤塾・TAC・辰巳法律研究所など各社が記述式対策に専用の講座・教材を設け、本試験レベルの問題を解きながら解法パターンを体系的に習得できる環境を提供しています。
令和6年度以降の記述式配点引き上げを踏まえると、記述式対策の充実度は講座選びの重要な評価軸になっています。
| 比較項目 | 独学 | 通信講座 |
|---|---|---|
| 学習範囲の優先度整理 | 自力で判断が必要 | 過去問分析に基づく絞り込みカリキュラムを提供 |
| 記述式の解法習得 | 市販問題集のみで習得困難 | 専用講座・動画解説で手順を体系的に学習可能 |
| 学習ペースの管理 | 自己管理が必要 | 配信スケジュール・AI学習プランでペース管理を支援 |
| 法改正情報の反映 | 自力で収集が必要 | 受講期間中に更新・通知 |
| 費用 | テキスト代のみ(数万円程度) | 5万円〜55万円(講座による) |
通信講座だけで合格している方は毎年多数います。
合格に必要な要素はカリキュラム・過去問・記述式対策の3つを網羅した講座を選び、継続できる学習環境を整えることです。
法務省が公表した令和7年度の合格者751名のうち、LECの発表では532名がLEC有料講座受講生であったとされており、通信受講で合格した方も多く含まれています。
大切なのは通学か通信かの形式よりも、3,000時間程度の学習量をいかに質高く積み上げられるかという点です。
合格まで2〜4年かかる方が多い傾向にあります。
合格に必要な学習時間は一般に3,000時間程度とされており、1日2時間の学習を継続すると約4年、1日3時間確保できれば約2年8ヶ月という計算になります。
他の法律系資格(行政書士・宅建など)の学習経験がある方は民法や会社法の基礎が既に身についているため、初学者に比べて学習期間を短縮できます。
アガルートやフォーサイトなど複数の講座が1〜2年での合格を目標として設計されており、カリキュラムの配信スケジュールに乗ることで学習期間を見通しやすくなります。
最安値は小泉嘉孝の司法書士予備校の月額3,630円で、10ヶ月継続すると総額36,300円になります。
ただし10ヶ月未満で解約すると173,800円相当の精算が発生するため、条件付きの最安値です。
条件なしで一括払いできる最安水準はスタディングのミニマムコース(49,500円)とLEC S式合格講座のインプットのみ(49,500円)です。
ただしこれらは記述式対策や模試が含まれておらず、フルカリキュラムをそろえると追加費用が発生します。
記述式・模試込みの実質費用で比べるとスタディングのコンプリートコース(99,000円)が現実的な最安値圏といえます。
社会人が合格体験記の中でよく挙げる活用法は3つです。
第1に、1ユニット15〜30分の短い講義区切りを通勤電車や休憩時間に活用する方法です。
スタディングとLEC S式合格講座はこのスタイルに適した設計です。
第2に、スマホでの動画倍速再生です。
アガルートは9段階の倍速設定に対応しており、2倍速で繰り返し視聴することで1周目の学習時間を短縮できます。
第3に、音声ダウンロードです。
辰巳法律研究所のパーフェクトユニット(全科目一括者)やLECの一部講座で音声のみのダウンロードが可能で、歩きながら耳で学習する受験生もいます。
ゼロから通信講座で合格している方は多くいます。
ユーキャンが公式サイトで公表している通り、受講生の約92%(2023年9月〜2024年8月調査)が初めて司法書士を学ぶ初学者です。
アガルートやフォーサイトも法律知識ゼロからのカリキュラム設計を明示しており、テキストは法律用語の基礎解説から始まる構成です。
ただし初学者の場合は、1ユニットの講義時間・質問サービスの充実度・添削の有無がモチベーション維持に直結するため、これらのサポートが手厚い講座を選ぶことをおすすめします。
令和6年度(2024年度)から記述式の配点が従来の35点から70点に倍増しており、記述式対策の充実度は現在の講座選びで特に重要な軸になっています。
記述式専用の講座・教材が充実しているのはLEC・伊藤塾・TAC・辰巳法律研究所・アガルートです。
辰巳法律研究所のパーフェクトユニットは記述式必修問題集60冊(全科目一括・パック受講者に特典提供)が評価されています。
ユーキャンは記述式を含む11回の添削指導が受講料に含まれており、答案に対する個別フィードバックを重視する方に向いています。
一般教育訓練給付金(受講費用の20%・上限100,000円)が使える講座とそうでない講座があります。
公式サイトや本記事の調査で対象コースが確認されているのは、クレアール超短期コース・伊藤塾一部コース・LEC一部コース・TAC一部コースです。
アガルート・スタディング・フォーサイトの司法書士講座については対象外と確認しています。
受給資格があるかどうかは雇用保険の被保険者期間の要件を満たす必要があるため、最寄りのハローワーク(公共職業安定所)での確認が必要です。
厚生労働省が運営する教育訓練給付金の講座検索システムで対象講座の最新情報を調べられます。
QAセクションの7つの質問は、この記事を読み終えた方が実際に検索しそうな疑問を想定して設定しました。
合格できるか・費用はいくらか・社会人でも続けられるかという3つが最も多く寄せられる疑問です。
特に記述式の配点引き上げは令和6年度からの変化であり、それ以前の情報をもとに講座選びをしている方は改めて各社の記述式カリキュラムを確認することをおすすめします。
参考文献・参照情報
本記事の作成にあたり、以下の公的機関の情報を参照しました。