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基本情報技術者の通信講座おすすめ6社の費用・教材を徹底比較 【2026年最新】

IT国家資格の登竜門として知られる基本情報技術者試験は、IPAの統計資料によると令和7年度の合格率が38.3%です。

独学では科目Bのアルゴリズム対策で詰まり、再受験を繰り返す受験者が少なくありません。

通信講座を活用することで、動画解説と質問サポートを使いながら計画的に学習を進め、一発合格の確率を高めることができます。

この記事では2026年7月時点の公式サイト情報をもとに6社の料金・教材・サポートを比較し、あなたの状況に合った講座を選べるよう解説します。

この記事でわかること
  • スタディング・フォーサイト・ユーキャンなど主要6講座の料金と特徴の比較
  • 科目A免除制度に対応している通信講座の見分け方
  • IT未経験・文系・社会人など状況別に選ぶべき講座の条件
  • 独学と通信講座のコスパを再受験リスクも含めて比較した結果
  • 受験申込からCBT試験当日までの手順と3ヶ月合格スケジュール

基本情報技術者の通信講座でおすすめはどこ?

基本情報技術者の通信講座は、目的・学習スタイル・予算によって選ぶべき講座が異なります。

以下では6社を一覧で比較したうえで、選ぶ際に確認すべきポイントを解説します。

おすすめ通信講座を一覧で比較

2026年7月時点の公式サイト掲載情報をもとに、主要6社の講座を比較します。

講座名主なコース料金(税込)学習スタイル科目A免除制度教育訓練給付こんな人に向いている
スタディング24,800円〜スマホ完結型なしなし(合格コース)コスパ重視・隙間時間学習
フォーサイト35,800円テキスト+eラーニングなしありテキストも使いたい・コスパ重視
ユーキャン35,000円テキスト+動画なしあり添削サポートが欲しい・4ヶ月で合格を目指す
ITEC37,950円〜テキスト+eラーニングあり要確認IT国家試験専門校を選びたい
資格の大原74,800円〜WEB通信・通学ありあり質問サポートを重視・通学も検討中
TAC68,000円〜WEB通信・通学なしなし紙テキストで体系的に学びたい・通学も可

料金は代表的なコースの一般価格です。キャンペーン・割引制度の適用により変動します。

ITECとTACの通信講座(本科生)にはそれぞれWeb通信が含まれます。

資格の大原の合格コースは74,800円で、科目A免除制度対応コースは86,900円となっています。

通信講座を選ぶ前に押さえたい3つのポイント

通信講座を選ぶ際に多くの受験者が迷うのは「何を基準にすればいいかわからない」という点です。

先に結論をお伝えすると、確認すべきポイントは料金・科目B対策の充実度・サポート体制の3つに絞られます。

料金と学習スタイルの一致を確認する

通信講座の価格帯は24,800円から84,000円以上まで幅広く存在します。

価格が高いから合格しやすいとは限らず、自分の学習習慣に合ったスタイルかどうかのほうが重要です。

スマホで隙間時間に学ぶなら動画+問題集がスマホで完結するタイプが向いています。

紙テキストで腰を据えて学ぶなら冊子教材が充実した講座を選ぶとよいでしょう。

基本情報技術者試験は科目Aと科目Bの両方で600点以上を取る必要があります。

IPAの試験要綱によると、科目Bはアルゴリズムとプログラミングを中心とした記述型の問題で構成されており、独学では対策が難しいと感じる受験者が多い分野です。

講座選びの際は、科目Bの動画講義・解法講座・問題集の3つが揃っているかを確認することをおすすめします。

受講中に疑問が生じたとき、質問できる環境があるかどうかは合格率に影響します。

スタディングはチケット制、TACはメールで50回までユーキャンは1日3問まで対応するなど、各社でサポート形式が異なります。

独学経験がある方や再受験者はサポート回数が少ない低価格帯の講座でも問題ないケースが多く、初学者は手厚いサポートがある講座を選ぶとよいでしょう。

基本情報技術者の通信講座おすすめ6選 各社の特徴と料金を徹底解説

公式サイトでサービス内容と料金の掲載が確認できた講座を詳しく解説します。

各社の特徴を正確に把握したうえで、自分の学習スタイルや目標に合った1社を選んでください。

スタディング

基本情報技術者講座
業界最安値水準の24,800円 科目Bのトレース講座を新設 AIが学習プランを自動作成
受講料 24,800円 合格コースの価格/初学者コースは29,800円
質問対応 Q&Aチケット制 合格コース10枚・初学者コース30枚付/追加は1枚1,320円
教材形式 スマホ・PC完結 冊子テキストなし
科目A免除制度 非対応

※教育訓練給付金の対象外です(合格コース)。累計合格者数は800名以上(2026年公式サイト掲載時点)。2026年8月時点の情報です

スタディング基本情報技術者講座は、KIYOラーニング株式会社が提供するオンライン完結型の通信講座です。

スマートフォン1台で動画講義・WEBテキスト・問題集・模擬試験のすべてが完結し、紙の教材を一切持ち歩く必要がありません。

業界最安値水準の24,800円(合格コース・税込)という価格設定と、2026年時点で累計800名以上の合格者を輩出してきた実績が、多くの受験者から支持されている理由です。

スタディングが選ばれる理由は価格の安さだけではありません。

公式サイトに掲載された受講生アンケート結果によると、動画講義の満足度93%、教材満足度94.3%、継続実感度94.5%という高水準の評価が出ています。

コストを抑えながら高品質な学習体験を実現している点が、ほかの低価格帯講座と一線を画しているところです。

コースの構成と特徴

2026年合格目標の現行コースは、基礎から応用まで段階的に学べる構成になっています。

合格コース(24,800円)は、科目Aと科目B両方の対策教材がすべて含まれたオールインワン仕様です。

IT基礎知識がある方や再受験者には合格コースが適しています。

初学者コース(29,800円)は、合格コースにITパスポートコースがセットになった内容です。

ITの基礎からしっかり積み上げたい方や、情報処理試験への挑戦が初めての方にはこちらが向いています。

学習Q&Aチケットも合格コースの10枚に対して30枚付属しており、疑問が多く出やすい初学者への配慮が感じられます。

コース名料金(税込)含まれる教材Q&Aチケット
合格コース24,800円科目A/B講座・問題集・模擬試験10枚付
初学者コース29,800円合格コース全教材+ITパスポートコース30枚付
更新版 合格コース11,900円2025年以前の購入者向け最新版10枚付
更新版 初学者コース13,900円2025年以前の購入者向け最新版30枚付

科目B対策の独自アプローチ

スタディングの科目B対策は、2026年に大幅に強化されました。

アルゴリズムを基礎からゼロ解説する「科目B基本講座」に加え、プログラムの処理の流れを1行ずつ視覚的に追うトレーニングを行う「科目Bトレース講座」が新設されています。

科目Bで一度不合格になった受験者の多くが「変数の値の変化が追えない」「処理の流れがイメージできない」という課題を抱えています。

スタディングのトレース講座はまさにこの部分に特化しており、アルゴリズムの動きを「見える化」することで初見の問題にも対応できる力を養います。

科目B対策は、基本講座→トレース講座→解法講座→問題集→模擬試験という段階的な流れで学べるため、苦手意識を持つ方でも着実に得点力を上げやすい設計です。

AI機能による学習サポート

スタディングは「AI問題復習」機能を搭載しており、過去の回答結果をもとにAIが次に取り組むべき問題を自動的に提示します。

自分で苦手分野を特定して復習計画を立てる必要がなく、限られた時間でも効率的に弱点を潰せます。

さらに「AI実力スコア」機能では、現時点での実力を可視化できるため、試験本番までの残り期間に何が必要かを把握しやすくなっています。

2026年2月にリリースされた「AI学習プランウィズ」は、個人の学習ペースや習熟状況に応じた学習計画を自動で組んでくれる機能で、仕事の繁忙期など学習時間が不規則な社会人にとって大きな助けになります。

注意点と向いていない人の特徴

スタディングを選ぶうえで理解しておきたい注意点もあります。

紙の冊子テキストは付属しないため、テキストを書き込みながら学習したい方や、画面を長時間見ることが苦手な方には向きません。

科目A免除制度には対応しておらず、免除制度を活用したい方は別の講座を検討する必要があります。

質問サポートはチケット制で、追加購入は1枚1,320円です。

疑問が多く出る初学者の場合、チケット消費ペースによっては費用が上乗せされる点を念頭に置いておくとよいでしょう。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
合格コース料金(税込)24,800円(分割払い月々2,269円×12回から)
初学者コース料金(税込)29,800円(分割払い月々2,727円×12回から)
学習スタイルスマホ・PC完結型(冊子テキストなし)
科目A免除制度なし
教育訓練給付対象外(合格コース)
質問サポート学習Q&Aチケット制(1枚1,320円、合格コース10枚付)
合格お祝い金あり(条件あり)
累計合格者数800名以上(2026年公式サイト掲載時点)
公式サイトhttps://studying.jp/kihonjoho/

コスパと学習効率の両立を求める方、通勤や隙間時間を最大限に活用したい社会人、スマホだけで試験準備を完結させたい方に特に向いています。

フォーサイト

基本情報技術者講座
業界初の第三者監査で合格率を検証 フルカラーの冊子テキスト 最短2ヶ月の合格を目指す設計
受講料 35,800円 送料別/教育訓練給付の適用で実質28,640円
質問対応 無料5回 他社と比べて少なめの設定
教材形式 冊子テキスト+eラーニング ManaBunで学習スケジュールを自動作成・1コマ最大15分
科目A免除制度 非対応

※一般教育訓練給付金の対象講座です(受講料の20%=7,160円が支給)。受給には受講開始前にハローワークでの手続きが必要です。2026年8月時点の情報です

フォーサイト基本情報技術者講座は、1993年創業の株式会社フォーサイトが提供する通信講座です。

2027年試験対策のスピード合格講座を2026年7月時点でも販売しており、一般教育訓練給付金の対象講座として認定されています。

紙の冊子テキストとeラーニングを組み合わせた学習スタイルで、最短2ヶ月の合格を目指せるカリキュラムが特徴です。

フォーサイトが通信講座業界で高い評価を受けている背景には、合格率データの透明性への取り組みがあります。

2025年度からは業界初となる監査法人による第三者監査を導入し、公表する合格率・受講生数などのデータに外部の証明を加えています。

実績数値の信頼性を第三者機関で担保している点は、多くの通信講座が自社発表のみにとどまっているなかで、際立った取り組みといえます。

フルカラーテキストと合格点主義カリキュラムの強み

フォーサイト最大の特徴は、フルカラーの冊子テキストです。

通信講座向けにイラストや図表を豊富に盛り込んだ構成で、文章だけで説明しにくいITの概念を視覚的に理解できるよう設計されています。

IT用語や仕組みを初めて学ぶ方でも、カラーの図解で記憶に残りやすい工夫がされています。

カリキュラムの設計思想は「満点主義ではなく合格点主義」です。

試験で必要な知識を絞り込み、出題頻度の低い分野に時間をかけない構成にすることで、学習ボリュームを最小限に抑えています。

科目Aと科目Bの両方で合格基準の600点(1000点満点)を超えることだけに集中するため、無駄な学習コストが生まれにくい点が忙しい社会人に向いています。

スピード合格講座に含まれる教材は、テキスト2冊・問題集(科目A・科目B)各2冊・模擬試験(科目A・科目B)・演習ノートのセットです。

テキストから問題集へのインプットとアウトプットの繰り返し、最後に模擬試験で弱点を確認するという流れが、2ヶ月の短期合格を支える構造になっています。

eラーニングManaBunで学習管理を自動化

フォーサイトは独自のeラーニングシステム「ManaBun(マナブン)」を提供しています。

ManaBunでは講義動画と電子テキストをスマートフォン・タブレットで利用でき、学習スケジュールを自動作成する機能が搭載されています。

1コマ最大15分という講義動画の短い設計は、通勤電車の中や昼休みなど隙間時間での学習を想定したものです。

学習記録も自動で蓄積されるため、「今日何をどれだけ勉強したか」を別途管理する手間がありません。

紙のテキストとデジタルコンテンツを状況に応じて使い分けられる点が、ライフスタイルの変化に対応しやすい設計です。

教育訓練給付金を活用すると実質負担が大幅に下がる

スピード合格講座(35,800円・税込)は、厚生労働省が認定する一般教育訓練給付金の対象講座です。

雇用保険加入期間が1年以上(初回は1年以上)など一定の条件を満たす方は、受講料の20%にあたる7,160円が支給されます。

支給を受けた場合の実質負担額は28,640円となり、フォーサイトの価格競争力はさらに高まります。

ただし給付金の受給には、受講開始前にハローワークで支給申請の手続きを行う必要があります。

支給申請手続きの詳細は厚生労働省または最寄りのハローワークで確認することをおすすめします。

注意点と向いていない人の特徴

科目A試験免除制度には対応していないため、段階的に免除を活用しながら確実に合格を積み重ねたい方は、資格の大原やITECの講座を検討するとよいでしょう。

質問サポートは無料5回で他社と比べて少なめなため、学習中に疑問が多く出る初学者は事前に確認しておく必要があります。

項目内容
社名株式会社フォーサイト
設立1993年4月21日
本社所在地東京都文京区本郷6-16-2 フォーサイトビル
資本金7,267万円(2015年7月現在)
代表者山田浩司
事業内容資格通信教育講座・書籍出版・販売
主なコーススピード合格講座(2027年試験対策)
料金(税込)35,800円(送料別)
教材構成テキスト2冊・問題集4冊・模擬試験・演習ノート・eラーニング(ManaBun)
学習スタイル冊子テキスト+eラーニング(動画・デジタルテキスト)
科目A免除制度なし
教育訓練給付あり(受講料の20%支給)
質問サポート無料5回
受講期限2027年3月30日まで(2027年試験対策コース)
公式サイトhttps://www.foresight.jp/fe/

フルカラーテキストと動画を組み合わせて学びたい方、教育訓練給付金を活用してコストを下げたい方、最短2ヶ月で合格を狙いたい方に向いています。

ユーキャン

基本情報技術者講座
添削2回でプロ講師の講評を受けられる 動画は全81レッスン 受講開始から8ヶ月まで指導
受講料 35,000円 分割は2,980円×12回(総計35,760円)・送料は同社負担
質問対応 メール1日3問まで 受講開始から8ヶ月間は無制限に利用できる
教材形式 冊子テキスト+動画 富士通ラーニングメディアの書籍を採用
科目A免除制度 非対応

※標準学習期間は4ヶ月ですが、受講開始から8ヶ月間はすべてのサービスを継続利用できます。教材到着から8日以内なら返品が可能です。2026年8月時点の情報です

ユーキャン基本情報技術者合格指導講座は、1954年に創立した株式会社ユーキャンが提供する通信講座です。

生涯学習のユーキャンとして広く知られる同社は、資格・趣味・実用の通信教育分野で70年以上の実績を積み重ねてきました。

基本情報技術者講座は、標準4ヶ月のカリキュラムで合格を目指す設計で、35,000円(税込・送料当社負担)という価格設定とサポートの手厚さのバランスが高く評価されています。

ユーキャン講座の最大の特徴は、紙の冊子テキストとデジタルサポートを一体化したハイブリッド学習スタイルにあります。

テキストには情報処理分野で定評のある富士通ラーニングメディア(旧FOM出版)の人気書籍を採用しており、通信講座オリジナルの動画講義と組み合わせることで、テキスト単独では補いにくい部分を映像でフォローする構成になっています。

4ヶ月カリキュラムの構造と学習の流れ

ユーキャンの標準学習期間は4ヶ月ですが、受講開始から8ヶ月間はすべてのサービスを継続利用できます。

仕事の繁忙期などで一時的に学習が止まった場合でも、余裕をもって試験日程を調整できる点は社会人受験者にとって安心材料です。

学習の流れは、動画講義でインプットしてからWEBテストでアウトプットを繰り返すサイクルが基本です。

動画講義は全81レッスンで、1レッスンあたり10〜15分の短い設計です。

通勤電車での移動時間や昼休みに1〜2本視聴するだけでも、毎日コンスタントに学習を積み上げられます。

科目A対策のWEBテストは60問が用意されており、理解度を繰り返し確認しながら知識を定着させる設計です。

科目B対策と模擬試験の充実ぶり

ユーキャンは科目B試験の動画講義にも力を入れています。

アルゴリズムとプログラミングを中心とした科目Bは、独学では解法の手順を体系的に学びにくい分野です。

ユーキャンでは動画講義での重点学習により、問題の読み解き方と解法アプローチを映像で確認できます。

模擬試験はユーキャン独自のオリジナル形式で、自宅のパソコンからCBT方式と同じ試験画面・時間配分を体験できます。

試験結果から自分の弱点分野が可視化されるため、直前期の復習計画を立てる際に役立ちます。

本番形式の演習を事前に経験できることは、CBT試験に不慣れな受験者にとって大きなアドバンテージになります。

添削と質問サポートが他の低価格帯講座と差別化されている

ユーキャンの特徴として競合との差別化が際立つのが、添削サポートの存在です。

科目A20問・科目B5問の計2回添削が含まれており、自分の答えに対するプロ講師のフィードバックを得られます。

記述型の問題演習を添削で採点・講評してもらえる通信講座は、同価格帯では多くありません。

質問サポートはメールで1日3問まで受け付けており、受講開始から8ヶ月間は無制限に利用できます。

疑問をその場で解消できる環境があるため、「わからないまま先に進んでしまう」という独学のリスクを回避しやすくなっています。

教材到着から8日以内の返品制度も設けられており、実際に教材を受け取って内容を確認してから継続するかどうかを判断できます。

申し込みハードルが低い点は、通信講座の選択に迷っている方への安心材料になります。

注意点として、科目A試験免除制度には対応していません

また、スマホのみで学習を完結させたい方より、紙テキストと動画を組み合わせて学びたい方向けの内容構成です。

項目内容
運営会社株式会社ユーキャン
創立1954年6月
本社所在地東京都新宿区高田馬場4-2-38
資本金9,000万円
代表者代表取締役社長 品川泰一
講座名基本情報技術者合格指導講座
料金(税込)35,000円(一括)/ 分割払い2,980円×12回(総計35,760円)
送料当社負担
教材構成メインテキスト1冊・動画講義81レッスン・WEBテスト60問・模擬試験・添削2回
学習スタイル冊子テキスト+動画+WEBテスト(スマホ対応)
標準学習期間4ヶ月(受講開始から8ヶ月まで指導)
科目A免除制度なし
教育訓練給付あり
質問サポートメール(1日3問まで)/ 添削2回
返品制度教材到着から8日以内
公式サイトhttps://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1852/

添削サポートによるフィードバックが欲しい方、標準4ヶ月のカリキュラムに沿って迷わず学習を進めたい方、紙テキストと動画を組み合わせて学びたい方に向いています。

ITEC(アイテック)

基本情報技術者講座
IT国家試験に特化した専門機関 26,000問以上の問題データベース 全国統一模擬試験は即時採点
受講料 37,950円 プレミアムコースの価格/スタンダードコースはIT基礎知識がある方向け
質問対応 講師による質問回答 コース内に含まれる
教材形式 冊子テキスト+eラーニング プレミアムはIT基礎教材(コンピュータシステム・アルゴリズム)つき
科目A免除制度 対応コースあり 段階的に合格を目指す受験者に向く

※受講期間は12ヶ月です。スタンダードコースはIT基礎教材が付かないため、IT未経験の場合はプレミアムコースをご検討ください。2026年8月時点の情報です

ITECは情報処理技術者試験に特化した専門教育機関です。

40年以上のIT教育実績を持ち、26,000問以上の問題を保有する独自のデータベースを活かしたeラーニングが特徴です。

プレミアムコースはIT基礎教材(コンピュータシステムの基礎・アルゴリズムの基礎)と試験対策教材がセットになっており、IT未経験からでもスタートできる構成です。

科目A試験免除制度対応コースも展開しており、段階的に合格を目指す受験者にも対応しています。

全国統一模擬試験は受験後に即時採点が確認でき、試験本番のシミュレーションとして活用できます。

注意点として、スタンダードコース(試験対策のみ)はプレミアムコースより安価ですが、IT基礎知識のある方向けとなります。

項目内容
主なコースプレミアムコース / スタンダードコース
料金(税込)プレミアムコース 37,950円
学習スタイル冊子テキスト+eラーニング
科目A免除制度あり
受講期間12ヶ月
質問サポート講師による質問回答(コース内)
全国統一模擬試験あり(オンライン受験)
運営会社株式会社アイテック
公式サイトhttps://www.itec.co.jp/store/

IT専門校のノウハウで体系的に学びたい方、科目A免除制度を活用したい方に向いています。

資格の大原

基本情報技術者講座
科目A免除制度に通信で対応 アルゴリズムトレース特訓 全国校舎の自習室を利用できる
受講料 74,800円 合格コース(WEB通信)/科目A免除対象コースは86,900円
質問対応 メール・電話 通信受講者も全国校舎の自習室を利用できる
教材形式 Web通信・映像通学・教室通学 ドリル形式の問題集とWeb演習テストを組み合わせる
科目A免除制度 対応コースあり 修了試験対策から科目B対策・Web模試まで一気通貫

※大原グループの講座に初めて申し込む場合は入学金6,000円が別途必要で、合格コースの初回実質負担は80,800円となります。受講期間は申込手続き完了日から7ヶ月です。2026年8月時点の情報です

資格の大原の基本情報技術者講座は、1957年創立の学校法人大原学園が運営する社会人向け講座です。

全国46都市116校のネットワークを持つ大手教育機関として、専門学校と同一のノウハウを通信・通学の両形式で提供しています。

大手資格スクールの中で科目A試験免除制度対応講座を通信形式で展開している点が、資格の大原の際立った強みです。

2026年7月時点の公式サイト情報によると、基本情報技術者の2026年度受験対策コースとして、合格コース(WEB通信・74,800円)と科目A免除制度対象コース(WEB通信・86,900円)の2種類が展開されています。

また、Web通信のほか映像通学・教室通学といった複数の学習スタイルから選択できるため、自宅学習と通学を状況に応じて使い分けたい方にも対応しています。

アルゴリズムトレース特訓が生まれた背景

資格の大原の合格コースで注目すべき点は、2024年に新設された「アルゴリズムトレース特訓」です。

科目B試験では出題されたプログラムの処理をイメージ(トレース)するスキルが合否を左右しますが、独学ではこのトレーススキルを体系的に鍛える機会が少ないという課題がありました。

資格の大原はこの課題に応えるため、集中講義2回を新たにカリキュラムに組み込みました。

苦手分野として挙げられることが多いアルゴリズムを、反復演習によって得意分野に変えるための設計です。

他社の通信講座が動画解説中心であるのに対して、資格の大原はドリル形式の問題集とWeb演習テストを組み合わせた構成で、実際に手を動かして理解を定着させることを重視しています。

合格コース(WEB通信)に含まれる教材は以下のとおりです。

科目A対策として、テキスト1冊・Web問題集・ミニテスト(Web)・習熟度確認テスト6回(Web)・過去問題集6試験分(Web)が含まれます。

科目B対策として、アルゴリズム対策テキスト&ドリル1冊・アルゴリズム対策トレーニング問題集1冊・演習Webテスト・ミニテスト(Web)・実力判定テスト(Web)が含まれます。

直前対策としてWeb模試(科目A・B各1回)が付属します。

科目A試験免除制度対応コースで段階的に合格を目指す

資格の大原のもうひとつの強みは、科目A試験免除制度対応コース(86,900円)の充実度です。

科目A試験免除制度とは、IPAが認定した教育機関の修了試験に合格することで本番の科目A試験が免除される制度で、直前期を科目B対策だけに集中できます。

科目A免除制度対応コースは、修了試験対策から科目B試験対策・Web模試まで一気通貫で学べるフルパック構成です。

「説明⇒例題⇒演習」という繰り返し学習法を採用しており、早い段階から解答力を養うカリキュラムになっています。

初めて基本情報技術者試験にチャレンジする方や、確実に一発合格を狙いたい方に特に向いています。

また、科目A対策講義(免除制度対象・62,000円)や科目A対策教材学習(学習経験者向け・27,500円)など、学習状況に応じた部分受講コースも用意されているため、科目Aの学習経験がある方は費用を抑えたプランを選ぶことも可能です。

サポート体制と受講期間

受講期間はお申し込み手続き完了日から7ヶ月です。

メールや電話での質問対応に加え、通信受講者も全国の大原校舎の自習室を利用できます。

静かな学習環境が必要な社会人や、自宅では集中しにくいと感じる方にとって、自習室の開放は実質的なメリットです。

割引制度として、再受験割引(30%OFF)・ステップアップ割引(20%OFF)・簿記ネクスト割引(5%OFF)・高校生割引(入学金免除)などが用意されています。

再受験者や他資格とのセット学習を考えている方は割引を活用できます。

注意点として、大原グループの講座に初めて申し込む場合は入学金6,000円が受講料とは別に必要です。

合格コース(74,800円)に入学金を加えると初回の実質負担は80,800円となります。

他社の低価格帯講座と比べると費用は高めですが、科目A免除制度・手厚いサポート・実績に裏付けられた教材クオリティを重視する受験者に選ばれ続けています。

項目内容
運営機関学校法人大原学園(1957年創立)
理事長中本毎彦
グループ規模全国46都市116校、専門学校93校運営
合格コース料金(税込)74,800円(Web通信)
科目A免除対象コース料金(税込)86,900円(Web通信・映像通学・教室通学)
入学金6,000円(初回申込者のみ)
受講期間申込手続き完了日から7ヶ月
学習スタイルWeb通信 / 映像通学 / 教室通学
科目A免除制度あり
教育訓練給付あり
自習室あり(通信受講者も全国校舎を利用可)
割引制度再受験割引・ステップアップ割引・簿記ネクスト割引など
公式サイトhttps://www.o-hara.jp/course/joho/

科目A試験免除制度を活用して確実に合格を積み上げたい方、通学との併用を検討している方、質問対応や自習室などサポート環境を重視する方に向いています。

TAC

基本情報技術者講座
4種類の学習メディアから選べる 弱点に応じた部分受講が可能 質問メールは最大50回
受講料 68,000円〜 本科生(Web通信)/本科生プラス84,000円・科目Bマスター44,000円
質問対応 メール最大50回 大手資格スクールの中でも多い設定
教材形式 教室・ビデオブース・Web通信・DVD通信 オリジナルテキスト4冊+問題集・実力テスト・Web模試
科目A免除制度 非対応

※TAC会員番号が0から始まらない場合は入会金10,000円が別途必要です。再受講割引(最大50%OFF)・U30応援キャンペーンなどの割引制度があります。2026年8月時点の情報です

TAC基本情報技術者講座は、1980年に設立されたTAC株式会社が運営する資格講座です。

資本金1億円・従業員525名(2026年3月末・連結)を擁し、公認会計士・税理士・司法書士など難関資格の受験指導で長年の実績を積み重ねてきた大手資格スクールです。

情報処理技術者試験の講座は、国内直営23校と提携校15校に加えてWeb通信・DVD通信でも提供されており、通学と通信の両方を使いたい受験者に柔軟な選択肢を提供しています。

2026年7月時点の公式サイト情報によると、2026年秋期合格目標として基本情報技術者の複数コースが展開されています。

標準コースの本科生(全35回・Web通信68,000円)と、IT初学者向けの入門講義付き本科生プラス(全45回・Web通信84,000円)が主なラインナップです。

さらに科目Aだけを学ぶ科目Aマスターコース(全21回・49,000円)、科目Bに特化した科目Bマスターコース(全24回・44,000円)、アルゴリズム対策専用のアルゴリズムセット(全12回・35,000円)など、自分の弱点に応じた部分受講も可能なコース体系が整っています。

本科生と本科生プラスの違いを理解して選ぶ

TACの本科生と本科生プラスの最大の違いは、入門講義10回の有無です。

本科生プラスは、初めて情報処理技術者試験に挑む方が科目A試験の問題をスムーズに解くための基礎知識を習得できる入門講義から始まります。

TACが提供する「簡単スキルチェック」で2進数の計算・クロック周波数・DRAM/SRAM・IPアドレスなどの基本問題に3問以上答えられない場合は、本科生プラスが向いています。

本科生(全35回)は、科目A試験対策を演習しながら知識を習得する「出るとこマスター」で効率よく学習し、早い段階から科目B試験対策に時間をかけることで合格レベルに到達するTACのスタンダードコースです。

ITパスポート試験合格者や独学での学習経験がある方など、IT基礎知識がある受験者に向いています。

4種類の学習メディアから選べる点もTACの特徴

TACは教室講座・ビデオブース講座・Web通信講座・DVD通信講座の4種類の学習メディアを用意しています。

通学と通信を組み合わせることも可能で、たとえば通常はWeb通信で自宅学習しながら、欠席した講義はTAC各校のビデオブースで補講するという使い方もできます。

Web通信講座ではWebフォローが標準装備されており、講義映像をいつでも繰り返し視聴できます。

2026年秋期合格目標の本科生プラス(Web通信)の受講期限は2026年12月末日です。

なお、TACのCBT試験の一時休止期間への対応については、公式サイトの案内ページで最新情報を確認することをおすすめします。

教材と質問サポートの充実度

TACオリジナルのテキストは科目Aと科目B対策合わせて4冊構成で、長年の合格指導ノウハウが詰め込まれています。

問題集は科目A・科目B各1冊、本試験問題集が計3冊(午前試験版2冊・令和4年12月公開サンプル1冊)に加え、実力テスト3回とWeb模試が付属します。

補助教材を別途購入する必要がないほど教材が揃っている点が、合格者から支持されている理由のひとつです。

質問サポートはメールで最大50回まで利用でき、大手資格スクールの中でもサポート回数が多い設定です。

通信生もTAC各校の自習室を利用でき、試験直前期に集中できる環境が確保できます。

割引制度と入会金について

TACには再受講割引(最大50%OFF)・ステップアップ割引S(最大30%OFF)・U30応援キャンペーン(最大10,000円OFF)・他資格合格者応援キャンペーン(最大10,000円OFF)など複数の割引制度があります。

過去にTAC情報処理講座を受講したことがある方は再受講割引が適用できるため、再受験者にとっては費用を大幅に抑えるチャンスがあります。

注意点として、TAC会員番号が0から始まらない方は入会金10,000円が受講料とは別に必要です。

本科生プラスWeb通信(84,000円)に入会金を加えると初回の実質負担は94,000円となります。

U30割引キャンペーン(2026年8月31日まで)を活用すれば10,000円OFFになるため、30歳以下の方は早めに申し込むとよいでしょう。

項目内容
運営会社TAC株式会社
設立1980年12月
本社所在地東京都千代田区
資本金1億円(2026年3月末現在)
従業員数525名(2026年3月末・連結)
本科生(Web通信)料金(税込)68,000円〜
本科生プラス(Web通信)料金(税込)84,000円〜
科目Aマスターコース(Web通信)料金(税込)49,000円〜
科目Bマスターコース(Web通信)料金(税込)44,000円〜
入会金10,000円(会員番号が0から始まらない方)
受講期限(2026年秋期・本科生プラス)2026年12月末日
学習スタイル教室 / ビデオブース / Web通信 / DVD通信
科目A免除制度なし
質問サポートメール最大50回
自習室あり(通信生も全国校舎を利用可)
主な割引制度再受講割引(最大50%OFF)・U30応援キャンペーン・他資格合格者応援キャンペーンなど
公式サイトhttps://www.tac-school.co.jp/kouza_joho/

紙テキストを中心に体系的に学びたい方、4種類の学習メディアから自分のライフスタイルに合わせて選びたい方、質問サポートを50回まで活用したい方に向いています。

基本情報技術者試験とはどんな資格なのか 取得価値と活用場面

基本情報技術者試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が「情報処理の促進に関する法律」に基づき実施するスキルレベル2のIT国家資格です。

英語名称はFundamental Information Technology Engineer Examination、略号はFEです。

CBT方式により随時実施されており、受験資格の制限はなく、年齢・学歴・実務経験を問わずだれでも挑戦できます。

IPAは2023年度の試験制度改定にあわせて、基本情報技術者試験の位置づけを「エンジニアの登竜門」から「デジタル人材の登竜門」に拡張しました。

IT業界だけでなく、あらゆる業種でDX推進やシステム活用が求められる現代において、より幅広い人材がターゲットとなる試験として再定義されています。

IPA(情報処理推進機構)が定める情報処理技術者試験のスキルレベル体系

IPAが定める情報処理技術者試験は、スキルレベル1から4の4段階で構成されています。

基本情報技術者試験はスキルレベル2に位置し、ITパスポート試験の上位にあたります。

スキルレベル代表的な試験区分主な対象者
レベル1ITパスポート試験IT利用者全般
レベル2基本情報技術者試験ITエンジニア・デジタル人材
レベル3応用情報技術者試験中堅ITエンジニア
レベル4高度情報処理技術者試験(各区分)高度専門家

基本情報技術者試験は、上位者の指導のもとでITを活用した戦略の立案・システムの設計開発・サービス運用のいずれかに参加できる人材を対象としています。

ITを作る・動かす側のスキルを証明する点が、IT利用者向けのITパスポートとの本質的な違いです。

科目Aと科目Bの出題内容・時間・出題数を詳しく解説

基本情報技術者試験は科目A試験と科目B試験の2科目で構成されています。

IPA公式ページによると、各科目の仕様は以下のとおりです。

項目科目A科目B
試験時間90分100分
出題形式多肢選択式(四肢択一)多肢選択式
出題数60問20問
解答数60問20問
合格基準1,000点満点中600点以上1,000点満点中600点以上

科目A試験はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から出題されます。

コンピュータ構成要素やネットワーク・データベース・セキュリティといった技術知識から、プロジェクトマネジメント・経営戦略・法務まで幅広い範囲が対象です。

科目B試験は「アルゴリズムとプログラミング」が約8割、「情報セキュリティ」が約2割という配分です。

個別プログラム言語による出題はなく、擬似言語を使ったプログラムの動作を読み解く力が問われます。

変数の変化を追いながら処理を追跡する「トレース」スキルが合格の鍵となります。

なお、現行試験制度は2026年度をもって終了する予定で、IPAのシステムリプレースにともない2027年1月以降に一時休止が予定されています。

2026年内は通常どおり受験できますが、再開時期は2026年秋頃にIPAから発表される見込みです。

合格率の変遷と難易度の正確な見方

基本情報技術者試験の合格率は、試験制度の変遷とともに大きく変化してきました。

IPA統計資料によると、旧試験制度(2019年度秋期まで)の累計合格率は平均25%程度でした。

CBT方式が本格導入された2020年度10月以降は約40%台に上昇し、2023年4月からの新制度移行後はさらに上昇傾向が見られます。

合格率が上がった背景には、試験形式の変更があります。

旧制度では1日に午前・午後試験を連続して受験する必要がありましたが、新制度ではCBT方式で科目ごとに別日での受験が可能になりました。

試験会場のパソコンで受験するCBT方式は、全国のテストセンターで随時実施されており、自分の準備が整ったタイミングで受験できます。

合格率が上昇したとはいえ、科目Bのアルゴリズム分野は独学で対策が難しい分野として知られており、受験者の多くが苦戦する傾向があります。

数字だけを見て「簡単になった」と判断するよりも、科目Aと科目Bの両方を計画的に対策することが合格への近道です。

受験料はIPAが定める7,500円(税込)で、試験の申し込みは試験日の3日前まで可能です。

基本情報技術者を取得した後に広がるキャリアの選択肢

基本情報技術者の取得が就職・転職・昇格に与える影響は、IT業界を中心に広く認知されています。

IPAの公式ページでも、企業・大学・官公庁などでの活用事例として採用・昇格・入札条件への組み込みが紹介されています。

IT企業では、新卒採用・中途採用の評価基準として活用しているケースが多く、取得者は実務前から基礎スキルを証明できます。

非IT企業でも、DX推進担当やシステム管理の役割を担う社員に推奨される資格として位置づけられています。

IT系の資格は体系的に積み上げていくことで効果が高まります。

基本情報技術者を取得後、応用情報技術者試験に挑戦することで、高度情報処理技術者試験(ネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリストなど)への道も開けます。

また、応用情報技術者試験の合格者は高度試験の午前I試験が免除されるなど、資格間の連携が設計されています。

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、システムエンジニアの平均年収は574万円程度で、国税庁の民間給与実態統計調査による民間企業全体の平均459万円を上回っています。

基本情報技術者の取得は、こうした年収水準のIT職へのキャリアチェンジを後押しする証明として機能します。

独学と通信講座でかかる費用と合格率を比べると差は出るのか コスパ検証

独学と通信講座のどちらで学ぶべきか迷う方は多いです。

結論からお伝えすると、初期費用だけを比較すると独学が安く、合格の確実性・学習効率・再受験リスクまで含めたトータルコストで考えると、通信講座が優位になるケースが少なくありません。

IPAの統計資料によると、令和7年度(2025年4月〜2026年3月実施)の基本情報技術者試験の合格率は38.3%です。

約6割が不合格になる試験であることを踏まえると、一発合格できる準備をどう整えるかが、コスパ最大化のカギです。

独学でかかる費用の内訳と見落としがちなコスト

基本情報技術者試験を独学で受験する場合、最低限必要な費用は参考書・問題集・受験料の3項目です。

2026年7月時点で市販されている主要テキストの価格帯は以下のとおりです。

費用項目目安金額(税込)
テキスト・問題集(科目A対策)1,800〜2,200円
科目B専用問題集1,800〜2,200円
受験料(科目A・B合算)7,500円
合計(初回受験)約11,100〜11,900円

独学の初期費用は1万1,000円前後で収まります。

科目Bのアルゴリズムで詰まって2〜3回受験するケースは珍しくなく、再受験が2回発生した場合の追加費用は15,000円となり、合計が2万5,000円以上に膨らむこともあります。

また、独学の見えにくいコストとして学習時間があります。

IT未経験者は200時間以上の学習が必要とされており、学習方法の選択や教材の使い方を自分で考える試行錯誤の時間も上乗せされます。

通信講座でかかる費用の内訳と給付金の活用

通信講座は受講料に教材費・動画講義・サポートがすべて含まれています。

受験料は別途7,500円かかります。

講座受講料(税込)給付金適用後
スタディング 合格コース24,800円対象外
フォーサイト スピード合格講座35,800円28,640円
ユーキャン 合格指導講座35,000円対象
ITEC プレミアムコース37,950円対象外
資格の大原 合格コース(Web通信)74,800円対象
TAC 本科生(Web通信)68,000円対象外

受講料に受験料を加えた初回の実質負担額は、最安クラスのスタディングで約32,300円、フォーサイトで給付金を利用すると約36,140円です。

厚生労働省が認定する一般教育訓練給付金は、雇用保険加入期間が通算1年以上(初回は1年以上)の方が対象で、受講料の20%が支給されます。

給付金を利用すると、フォーサイトは実質28,640円、ユーキャンは実質28,000円となります。

申請にはハローワークでの事前手続きが必要なため、受講開始前に確認することをおすすめします。

学習時間・合格可能性・再受験リスクから見たコスパの比較

費用の単純比較だけでなく、「一発合格できる確率」と「再受験リスク」を加えてコスパを検証すると、通信講座の優位性が鮮明になります。

独学の課題は、科目Bのアルゴリズム分野で詰まったとき、疑問を解消する手段が限られる点にあります。

テキストを読み直しても解法の手順が体系的につかめない場合、学習が止まりやすく、結果として試験当日まで苦手が残ります。

通信講座では、アルゴリズムの解法を動画で繰り返し確認でき、わからない部分は質問サポートで解消できます。

学習が詰まる場面を講座の仕組みでカバーできるため、合格までの経路が整理されています。

コスパを数字で整理すると以下のようになります。

独学で2回受験した場合の合計コストは約18,600〜19,400円(テキスト+問題集+受験料2回)です。

スタディングで一発合格した場合の合計は約32,300円です。

表面上は独学が安いですが、独学の場合の時間コストと再受験リスクを加味すると、通信講座で一発合格したほうが経済的なメリットが大きくなるケースも出てきます。

時間に余裕があり、IT基礎知識がある方なら独学でも合格は十分に狙えます。

IT未経験・文系出身・社会人で学習時間が限られる方は、通信講座のカリキュラムと質問サポートを活用することで合格の確実性を高める選択肢として検討するとよいでしょう。

基本情報技術者の勉強を通信講座で始める手順と学習スケジュールの立て方

通信講座を申し込んでから試験に合格するまでの全体像を把握しておくと、学習計画が具体的に立てやすくなります。

「どこから始めればよいかわからない」という方のために、講座選びから試験申込・試験当日・合格後の流れまで順を追って解説します。

受験申込からCBT試験当日までの流れ

基本情報技術者試験はCBT方式で随時受験できます。

IPA公式サイトによると、2026年12月27日以降に試験の休止が予定されており、2027年1月以降の再開時期は2026年秋頃に発表される見通しです。

2026年内に受験を完了させることを念頭に、早めに学習を始めて受験日を確保しておくことをおすすめします。

試験申込から当日までの流れは以下のとおりです。

通信講座を選んで申し込んだ後、まずCBT試験の運営会社であるシー・ビー・ティ・ソリューションズのウェブサイトにアクセスして利用者IDを新規作成します。

IDの作成は無料で、氏名・メールアドレス・住所などを登録します。

次に受験申込フォームから希望の試験日・試験会場・時間帯を選択します。

全国47都道府県のテストセンターで受験できるため、自宅や職場から通いやすい会場を選ぶとよいでしょう。

科目Aと科目Bは同日に受験することもできますが、別日に分けて受験することも可能です。

受験料はIPA規定の7,500円(税込)です。

クレジットカードかコンビニ払いで支払います。

支払い完了後に受験票が発行されます。

科目Aと科目Bを別日に受験する場合は、科目ごとに7,500円が必要です。

試験当日は受験票と本人確認書類を持参してテストセンターへ向かいます。

会場のパソコンで試験が実施され、終了後すぐに画面でスコアが確認できます。

スコアレポートには科目ごとの得点と判定が表示されるため、当日のうちに合否の見通しを把握できます。

合格発表は受験月の翌月中旬頃にIPAのウェブサイトで行われ、合格者には合格証書が郵送されます。

3ヶ月で合格を狙う学習スケジュールの組み方

通信講座を使った3ヶ月合格スケジュールの目安を紹介します。

IT基礎知識がある方向けの設定です。

IT未経験の方は4〜6ヶ月を目安にスケジュールを調整するとよいでしょう。

期間学習の重心1日の目安時間
1ヶ月目科目Aのインプット(講義視聴・テキスト精読)平日30〜60分 / 休日2時間
2ヶ月目前半科目Aのアウトプット(過去問・WEBテスト)平日40〜60分 / 休日2時間
2ヶ月目後半科目B(アルゴリズム)講義視聴と基礎演習平日60分 / 休日2〜3時間
3ヶ月目科目B問題集集中・模擬試験・弱点補強平日60分 / 休日3時間

ポイントは「科目Aをある程度固めてから科目Bに移る」流れを守ることです。

科目Aはテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の幅広い知識が問われますが、過去問の出題パターンが一定しているため、講義視聴とWEBテストを繰り返すことで得点が安定してきます。

科目Bは解法の手順を体に染み込ませる必要があるため、演習量が鍵を握ります。

1日の問題数を「最低5問」と決めて毎日欠かさず解くことで、試験直前には解法の引き出しが整います。

通信講座のアルゴリズム専用動画を繰り返し視聴しながら、答え合わせのたびに処理の流れをノートでトレースする習慣をつけると理解が定着しやすくなります。

社会人・働きながら学ぶ場合の時間確保のコツ

社会人が通信講座を続けるうえで最大の課題は、学習時間の確保です。

まとまった時間が取れない日でも、15〜20分の短い学習を積み重ねることが合格への道筋になります。

隙間時間の学習として特に効果的なのが通勤時間の活用です。

電車・バスでの移動中に動画講義を1本視聴する、または前日に解いた問題の解説を読み返すだけで、1日あたり20〜30分の学習時間を確保できます。

スタディングのようにスマホ1台で動画視聴から問題演習・復習まで完結する講座は、このような隙間学習に最適です。

学習計画を立てる際は「週単位」で目標を設定することをおすすめします。

「今週は科目Bのアルゴリズム基礎10問を終わらせる」という粒度で設定すると、毎日の進捗が把握しやすく、遅れを取り戻しやすくなります。

フォーサイトのManaBunやスタディングのAI学習プランは、受講者の進捗に応じてスケジュールを自動調整する機能を持っているため、学習管理が苦手な方にとって補助ツールとして役立ちます。

繁忙期に学習が止まった場合でも、受講期限に余裕がある講座(ユーキャンは8ヶ月、資格の大原は7ヶ月)を選んでおくと、立て直しがしやすくなります。

長く続けられる環境を最初に整えておくことが、社会人受験者にとって合格の大前提です。

初心者・文系・社会人 それぞれの状況別に見る通信講座の選び方

通信講座の選び方に正解は一つではありません。

IT未経験か経験者か、文系か理系か、社会人として隙間学習が中心かどうかによって、向いている講座の特徴が異なります。

自分の状況に合った講座を選ぶことが、最短で合格に近づく方法です。

IT未経験の初心者が重視すべき講座の条件

IT未経験の初心者が最も失敗しやすいのは、「試験対策だけが充実した講座」を選んでしまうケースです。

基本情報技術者試験の科目Aにはコンピュータの仕組みやネットワーク・データベースなど、ITの基礎知識が前提となる問題が多く含まれています。

この基礎がないまま試験対策に入ると、知識の土台がないため演習問題が解けず、早い段階で学習が止まりやすくなります。

初学者が講座を選ぶ際に確認すべき点は以下の3点です。

まず、IT基礎知識から学べるカリキュラムが用意されているかどうかです。

ITECのプレミアムコースのようにコンピュータシステムの基礎とアルゴリズムの基礎がセットになった構成や、スタディングの初学者コース(ITパスポート講座付き)のように入口段階から丁寧にカバーしている講座が安心です。

次に、科目Bの解法講義が動画形式で充実しているかを確認します。

アルゴリズムと疑似言語のトレースは、テキストの文章だけでは理解しにくい分野です。

プログラムの動きを1ステップずつ動画で追える講座や、トレース専用の問題集があるかどうかが初学者の合否を左右します。

最後に、質問サポートの回数と応答速度です。

TACの質問メール50回・ユーキャンの1日3問まで・クレアール情報処理のような質問回数無制限など、各社の設定は異なります。

疑問を放置すると次のステップに進めなくなるため、初学者ほど質問しやすい環境を最初に確保することが重要です。

受講期限も確認が必要です。

初学者は学習に時間がかかるため、受講開始から8ヶ月や7ヶ月の余裕がある講座を選ぶと、学習が遅れても立て直しが利きます。

文系出身者がつまずきやすいポイントと対策

文系出身者が基本情報技術者試験で壁を感じる分野は主に2つあります。

科目Bのアルゴリズム・プログラミングと、科目Aの数値計算(2進数・16進数・論理演算など)です。

アルゴリズム分野でつまずく理由は「プログラムを読む経験がない」ことにあります。

擬似言語で書かれたコードが出題されますが、プログラムを書いたことがない文系出身者には変数の動きや条件分岐の追い方がイメージしにくいものです。

この壁を越えるのに最も効果的なのは、動画でプログラムの動きを視覚的に確認する学習です。

資格の大原のアルゴリズムトレース特訓(集中講義2回)やスタディングの科目Bトレース講座のように、トレース操作に特化したコンテンツがある講座を選ぶと、文系出身者のつまずきを解消しやすくなります。

問題を解くたびに「変数がどう変化するか」を紙に書き出しながら手を動かすトレース練習を繰り返すことで、3〜4週間で解法の感覚がつかめてきます。

数値計算については、2進数・16進数の変換・論理演算(AND・OR・XOR)といった問題パターンが繰り返し出題されます。

計算方法さえ覚えれば確実に得点できる分野であるため、問題集で同じパターンを10問以上反復することで得点源に変えることができます。

科目Aの計算問題は全体の10〜15%程度を占めるため、ここを安定させるだけで合格ラインが見えやすくなります。

文系出身者が強みを持つ分野もあります。

科目Aのマネジメント系(プロジェクト管理・サービスマネジメント)とストラテジ系(経営戦略・法務・企業活動)は、業務経験や一般常識で対応できる問題が多く含まれています。

文系ビジネスパーソンが社会人として培った知識は、この分野で有利に働きます。

苦手な技術系分野に時間をかけながら、得意な分野で確実に得点を積み上げる戦略が文系出身者には向いています。

働きながら受験する社会人向けの学習スタイル別チェックポイント

社会人受験者が通信講座を選ぶ際は、学習スタイルを先に決めてから、それに合った講座の特徴で絞り込む手順が効果的です。

隙間時間を中心に学ぶ場合は、スマホ1台で動画視聴・問題演習・復習が完結する講座を選びます。

スタディングはすべての学習コンテンツをスマホで利用でき、1コマ15〜20分のコンパクトな動画構成なので通勤・昼休みでも一講義を完結させやすい設計です。

フォーサイトのManaBun(1コマ最大15分)も同様に隙間学習に適しています。

週末にまとめて学ぶスタイルの場合は、紙テキストと動画を組み合わせる構成の講座が向いています。

ユーキャンやTACは冊子テキストと動画が両方揃っており、デスクに向かってじっくり学べる週末学習に適しています。

1週間の学習量を「テキスト〇ページ+問題集〇問」と数値で計画を立てやすい構成です。

講座の選択肢を学習スタイル別に整理すると、以下のとおりです。

学習スタイル向いている講座主な理由
隙間時間重視・スマホ完結スタディング・フォーサイト動画1本15〜20分・スマホ対応
週末まとめ学習・テキスト重視ユーキャン・TAC紙テキスト+動画の組み合わせ
質問サポートを多く使いたいTAC・資格の大原質問メール50回・全国自習室
科目A免除を段階的に活用資格の大原・ITEC免除対応コースあり
コストを抑えたいスタディング最安24,800円〜

受講期限の確認も忘れてはいけません。

繁忙期のある社会人は、年度末や決算期に学習が止まるリスクがあります。

ユーキャン8ヶ月・資格の大原7ヶ月・スタディング(受講期限は申込コースによる)など、各社の設定を事前に確認して余裕を持って選ぶことをおすすめします。

また、無料体験やサンプル教材を活用して、実際の教材や動画の雰囲気を確認してから申し込む方法も有効です。

TACと資格の大原はWebで無料体験入学(Webセミナー)を実施しており、スタディングは無料登録で講座の一部を期限なしで試せます。

フォーサイトとユーキャンは資料請求でサンプル教材を確認できます。

申し込み前の事前確認が、受講開始後の「思っていたのと違う」という失敗を防ぎます。

基本情報技術者の通信講座についてよくある質問

Q通信講座なしの独学でも基本情報技術者試験に合格できる?
A

独学でも合格できます。

IPAの統計資料によると令和7年度の合格率は38.3%で、約6割が不合格になっています。

独学が難しい理由の多くが科目Bのアルゴリズム対策にあり、疑問を自力で解消しにくい点が最大のリスクです。

IT基礎知識がある経験者なら独学でも十分ですが、IT未経験者は通信講座の動画解説と質問サポートを活用するほうが合格の確実性が上がります。

Q基本情報技術者の通信講座はどれくらいの費用がかかる?
A

受講料は最安クラスのスタディング合格コースが24,800円(税込)、フォーサイトスピード合格講座が35,800円、ユーキャン合格指導講座が35,000円です。

資格の大原合格コースは74,800円、TAC本科生は68,000円と高めです。

受験料7,500円は別途かかります。

フォーサイトとユーキャンは厚生労働省が認定する一般教育訓練給付金の対象で、条件を満たす方は受講料の20%が支給されます。

Q科目Aと科目Bはどちらを先に受ければいい?
A

科目Aを先に学習・受験することをおすすめします。

科目Aで学ぶコンピュータの基礎やデータ構造の知識が、科目Bのアルゴリズム理解の下地になるためです。

CBT方式では科目Aと科目Bを別日に受験することも可能で、科目A合格後に科目Bを受験するステップで進めると、学習の方向性が明確になります。

Qスマホ1台だけで学習を完結できる講座はある?
A

スタディングは動画講義・WEBテキスト・問題演習・模擬試験をすべてスマホで利用でき、紙の教材は不要な設計になっています。

フォーサイトのeラーニング「ManaBun」やユーキャンのWEBテスト・動画もスマホ対応ですが、冊子テキストが別途届きます。

移動中のスキマ時間だけで学習を完結させたい方には、スタディングが最も適しています。

Q科目A試験免除制度って何?どの通信講座が対応してる?
A

科目A試験免除制度とは、IPAが認定した教育機関の修了試験に合格することで、本番の科目A試験が免除される制度です。

免除認定を受けると本番当日は科目Bのみに集中できます。

2026年7月時点で通信講座として科目A免除対応コースを展開しているのは、資格の大原とITECです。

資格の大原は大手スクールで唯一WEB通信形式でも免除対応コースを提供しています。

Q通信講座の受講期限はどれくらい?忙しくて途中で止まったら?
A

各講座の受講期限はユーキャンが受講開始から8ヶ月、資格の大原が申込手続き完了から7ヶ月、TACのWeb通信が2026年12月末日までです。

スタディングは合格コースで申込日から14ヶ月が目安です。

社会人は繁忙期や体調不良で学習が止まることがあるため、余裕のある受講期限の講座を選ぶか、早めに受験日を設定して逆算してスケジュールを立てることをおすすめします。

Q受講前に無料体験できる講座はある?
A

スタディングは無料登録で講義・テキスト・問題演習の一部を期限なしで体験できます。

TACと資格の大原はWebで無料体験入学(Webセミナー)を実施しています。

フォーサイトとユーキャンは資料請求でサンプル教材を取り寄せることができます。

また、ユーキャンは教材到着から8日以内なら返品が可能なため、実際に教材を確認してから継続するかどうかを決めることもできます。

Q2026年12月以降は基本情報技術者試験を受験できないの?
A

IPA公式サイトによると、2027年1月以降にシステムリプレースにともなう試験の一時休止が予定されています。

2026年内は通常通り受験できますが、2026年12月27日以降は受験できない期間が生じる見込みです。

再開時期は2026年秋頃にIPAから発表される予定です。

2026年内の合格を目指す方は、今から学習を開始して余裕を持った受験日を確保しておくことが重要です。

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