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国内MBAの通信講座おすすめ4選【2026年最新】費用と合格実績を徹底比較

国内MBA入試対策の通信講座でおすすめなのは、アガルート・河合塾KALS・START X・MBAゼミナールの4社です。

費用は247,500円から525,800円(税込・通常価格)まで幅があり、合格実績・研究計画書の添削回数・小論文対応の有無にも大きな違いがあります。

本記事では公式サイトを直接調査して確認した最新情報をもとに、費用・合格実績・科目別のサポート体制を徹底比較します。

秋入試に向けた通信講座の始め時や、独学との費用対効果の比較も数字を交えて解説しているので、講座選びの参考にしてください。

この記事でわかること
  • 国内MBA通信講座4社の費用・合格実績・添削サポートの違い
  • 受験科目(研究計画書・小論文・面接)別に強い通信講座の特徴
  • 秋入試に合わせた通信講座の適切な開始時期と学習スケジュール
  • 独学と通信講座の費用対効果を数字で比較した結果
  • 合格特典・返金保証制度の内容と条件を確認するポイント

国内MBA通信講座・予備校のおすすめを費用・実績で徹底比較

国内MBA入試対策の通信講座・予備校でおすすめなのは、アガルート・河合塾KALS・START X・MBAゼミナールの4社です。

令和6年度(2024年度)の合格者数で業界最多実績を持つのはアガルートの132名で、費用を抑えたい場合はSTART XやMBAゼミナールが有力な選択肢になります

まず以下の比較表で全体像を把握してから、各講座の詳細を読み進めていただくとよいでしょう。

講座名受講形式主要コース料金(税込・通常)合格実績研究計画書添削
アガルート完全オンライン415,800円〜525,800円令和6年度 132名回数無制限(1校)
河合塾KALS通学+オンライン選択可291,500円〜363,000円非公表(難関校実績多数)コース次第
START X完全オンライン289,000円〜2025年度 25名回数無制限
MBAゼミナールハイブリッド(オンライン対応可)247,500円〜330,000円2023年度合格率83%3校(スタンダード)

※各社公式サイトおよび公開情報をもとに2026年8月時点で作成。料金はセール・割引適用前の通常価格です。

アガルート

国内MBA通信講座
令和6年度の合格者数132名 研究計画書の添削は回数無制限 合格で全額返金かお祝い金3万円
受講料 415,800円〜525,800円 小論文あり492,800円・なし415,800円(税込・通常価格)
合格実績 132名 令和6年度/一橋・早稲田・慶應・京都・神戸など
研究計画書の添削 回数無制限(1校1研究科) Zoom個別ミーティング全2回つき/合格者80名以上の書類分析講座あり
受講形式 完全オンライン 9段階の倍速再生・オフライン再生に対応/対面授業はない

※合格特典の利用には所定の条件があります。他校乗換割20%OFF・受験経験者割引10%OFFなどの割引制度があります。質問はKIKERUKUNで受講期間中30回まで。2026年8月時点の情報です

国内MBA入試対策の通信講座のなかで、合格者数を明確な数値として公表しているのはアガルートが最も多く、令和6年度(2024年度)の合格者数は132名です(アガルート公式サイトより)。

一橋大学・早稲田大学・慶應義塾大学・京都大学・神戸大学・東京都立大学・青山学院大学・立教大学など、国内の主要難関ビジネススクールへの合格者を幅広く輩出しており、合格実績を重視して講座を選びたい方に支持されています。

講座は完全オンライン形式で、対面授業はありません。

働きながら学習時間を確保しなければならない社会人が、自分のペースでスキマ時間に受講できる設計になっています。

スマートフォン・タブレット・パソコンのいずれからも視聴できるほか、公式アプリを使えばオフライン再生にも対応しているため、通勤時間や移動中の活用もできます。

9段階の倍速再生機能が付いており、繰り返し視聴しながら理解を深めることも可能です。

担当する飯野一講師は、早稲田大学大学院MBA(現・経営管理研究科)修了後にウインドミル・エデュケイションズ株式会社を設立し、20年以上にわたって国内MBA受験指導に携わってきた実績を持つ専門家です。

国内MBA受験に関する書籍を複数出版しており、入試で問われる経営学の知識から研究計画書の書き方、面接対策のフレームワークまでを体系的に指導します。

テキストは長年の指導経験をもとに飯野講師自身が作成したオリジナル教材で、アガルートでのみ入手できる内容です。

カリキュラムは入試全体の戦略把握からスタートします。

最初に国内MBA入試攻略講座で試験全体の構造と学習スケジュールを把握し、経営学の基礎講座でインプットを固めます。

その後、研究計画書の作成・小論文の添削・面接対策という実践フェーズに移行する段階的な設計です。

初学者が経営学を一から学んでも対応できるよう、カリキュラムの前半では経営学の基礎知識を経営史や現代のビジネストレンドと結びつけながら解説しています。

国内MBA入試で合否を最も左右するとされる研究計画書については、1校(1研究科)の出願につき回数無制限の添削指導を受けられます

単に文章を修正するだけでなく、Zoom個別ミーティング(全2回)でスタッフから直接フィードバックを得られるため、研究テーマの設定段階から具体的なアドバイスを受けながら完成度を高めていけます。

過去の合格者80名以上の出願書類・研究計画書・面接再現レポートを収録した合格者分析講座も含まれており、合格者がどのような書類を作成したのかをリアルな事例として参照できる点もほかにはない強みです。

サポート体制は通信講座としては充実したつくりになっています。

バーチャル校舎では自習室として利用できるほか、受講生同士の交流・講師へのオフィスアワー質問が可能で、一人で孤立せずに学習を続ける環境が整っています。

受講期間中は30回まで講師に直接質問できるオンライン質問サービス(KIKERUKUN)も利用でき、テキストや講義内容に関する疑問をその場で解決できます。

毎月配信されるマンスリーゼミでは飯野講師が最新の入試情報や課題解説・質疑応答を行っており、入試直前まで学習のペースを維持しやすい仕組みになっています。

合格特典として、2027年4月入学国内MBA入試に合格した場合、全額返金またはお祝い金3万円のいずれかを選択できます。

特典の利用には所定の条件があるため、申込み前に公式サイトで詳細を確認しておく必要があります。

また、他校乗換割(20%OFF)・受験経験者割引(10%OFF)・再受講割引など各種割引制度も設けられており、条件に該当する場合はさらに費用を抑えられます。

項目内容
運営会社株式会社アガルート
講座形式完全オンライン(通信)
担当講師飯野一講師(国内MBA受験指導歴20年以上)
合格実績令和6年度 132名(一橋・早稲田・慶應・京都・神戸など)
対応入試秋入試・冬入試(国内MBA全般)
研究計画書添削回数無制限(1校1研究科)・Zoom個別フィードバック2回
質問制度受講期間中30回(KIKERUKUN)
合格特典全額返金 または お祝い金3万円(条件あり)
割引制度他校乗換割(20%OFF)・受験経験者割引(10%OFF)など
公式サイトhttps://www.agaroot.jp/domestic_mba/

コース別の料金は以下のとおりです(税込・通常価格)。

コース名税込料金
秋入試対策カリキュラム 小論文あり492,800円
秋入試対策カリキュラム 小論文あり+アドバンス525,800円
秋入試対策カリキュラム 小論文なし415,800円
秋入試対策カリキュラム 小論文なし+アドバンス448,800円

※2026年8月時点で10%OFFキャンペーン(2026年11月30日まで)が実施されています。

最新の料金・特典情報は公式サイトでご確認ください。

アガルートが向いているのは、一橋・早稲田・慶應など難関ビジネススクールを目指していて、合格実績と研究計画書の添削サポートの充実度を最優先に考える方です

合格特典の全額返金制度を活用することで、費用面のリスクを抑えながら受験対策に取り組める点も魅力の一つです。

注意しておきたいのは、通信のみの提供のため対面授業がまったくない点です。

校舎に通いながら講師と顔を合わせて学びたいという方には、受講スタイルが合わない場合があります。

また、主要コースの通常料金が415,800円〜525,800円(税込)と他の通信講座よりも高めに設定されているため、費用を最優先に絞り込んでいる方は他の選択肢とあわせて検討するとよいでしょう。

合格特典の利用条件は複数あり、条件を満たさない場合は返金を受けられないため、事前に公式サイトで確認することをおすすめします

河合塾KALS

国内MBA通信講座
志望校別に5コースから選べる 一橋・早稲田の専用コースあり 通学とオンラインを選択できる
受講料 291,500円〜363,000円 Web申込で5%割引・入会金10,000円も免除/スマート291,500円・パーフェクト363,000円
合格実績 非公表 一橋・早稲田・慶應など難関校への合格実績あり
研究計画書の添削 全コースに書き方講座 回数無制限の保証はないため添削の頻度は事前確認が必要
受講形式 通学+オンライン 新宿本校・新大阪校/欠席時は補講動画で受講できる

※MBAケース演習は通学受講者のみが対象です。全額返金制度はなく、解約時は返金額の8%が手数料としてかかります。2026年8月時点の情報です

河合塾KALSは、大手予備校グループである河合塾の傘下で専門職大学院入試対策を手がける株式会社KEIアドバンスが運営するMBA受験予備校です。

志望するビジネススクールの試験内容に合わせて5つのコースから選択できる設計が最大の特徴で、一橋大学・早稲田大学といった特定校向けの専用コースを設けているのは国内MBA通信講座の中でもKALSだけです。

受講形態は通学(新宿本校・新大阪校)とオンラインの2種類から選べ、地方在住の社会人から都市圏の通学希望者まで幅広いニーズに対応しています。

KALSのカリキュラムが一貫して重視するのは、論理力、すなわち伝える力の習得です。

MBA入試を突破するには、経営学の知識を持っているだけでなく、自分の思考を論理的に整理して採点者や面接官に伝えられるかが問われます。

KALSはこの点に着目し、インプット(MBA基本講習)とアウトプット(論述演習・ケース演習・面接対策)を段階的に組み合わせたカリキュラムを構築しています。

特に通学コースでは反転学習を採用しており、事前に講義動画で知識をインプットしたうえで授業当日に実際の企業ケースを題材としたディスカッションを行う形式で、論述力とコミュニケーション能力を同時に鍛えられます。

MBAケース演習は通学受講者のみに提供される科目で、グループワーク形式の実践練習を希望する方には通学が選択肢になります。

志望校別のコース設計について詳しく見ると、一橋コースには一橋大学の筆記試験対策が含まれており、早稲田コースには早稲田大学の志望理由書(エッセイ)演習が組み込まれています。

2校の併願を狙う場合はパーフェクトコースがすべての対策科目をカバーします。

一方、筆記試験がない青山学院大学・明治大学・中央大学などを目指す場合はスマートコース(正規受講料291,500円)が最も費用を抑えられる選択肢です。

筑波大学・東京都立大学・横浜国立大学・神戸大学・慶應義塾大学など筆記試験がある学校の場合は、論述演習が含まれるスタンダードコース(正規受講料324,500円)が推奨されています。

オンライン講座については、Webから申し込むと正規受講料から5%割引され、通常10,000円かかる入会金も免除されます。

たとえばスタンダードコースを選ぶ場合、Web申込では308,275円(税込)で受講できます。

欠席した場合の通学授業は補講動画で受講できる仕組みが整っており、仕事の都合でスケジュールが変動しやすい社会人でも学習を継続しやすい環境です。

研究計画書対策については、全コースに研究計画書の書き方講座が含まれています。

MBA入試における最重要書類の一つであり、書き方の基礎から志望校に合わせた応用まで対策できます。

項目内容
運営会社株式会社KEIアドバンス(河合塾グループ)
講座形式通学(新宿本校・新大阪校)+オンライン選択可
コース数全5コース(志望校別に選択)
合格実績一橋・早稲田・慶應など難関校実績あり(具体的な合格者数は非公表)
対応入試国内MBA・MOT全般
研究計画書全コースに書き方講座を含む
MBAケース演習通学講座のみ(グループディスカッション形式)
入会金10,000円(税込)※Web申込で免除
割引制度Web申込5%割引・大学生協申込5%割引・元河合塾生割引など
公式サイトhttps://www.kals.jp/mba/

コース別の料金は以下のとおりです(税込・オンライン講座)。

コース名正規受講料(税込)Web申込5%割引価格(税込)対象の主な志望校
パーフェクトコース363,000円344,850円一橋・早稲田の併願
一橋コース352,000円334,400円一橋大学
スタンダードコース324,500円308,275円筑波・都立・横浜国立・神戸・慶應など
早稲田コース302,500円287,375円早稲田大学
スマートコース291,500円276,925円青山・明治・中央など

※入会金10,000円(税込)は、Web申込の場合免除。

通学講座の料金は公式サイト(https://www.kals.jp/mba/price-commute/)でご確認ください。

※2026年8月時点の公式サイト掲載価格です。

KALSがとくに向いているのは、一橋大学や早稲田大学など特定の志望校が明確に決まっていて、その学校に特化した対策を受けたい方です

通学しながらグループディスカッション形式のケース演習を経験したい場合も、新宿または大阪から通える方に選択肢として挙げられます。

コースが志望校別に分かれているため、自分の状況に合ったコースを選びやすい点も向いている理由の一つです。

注意しておきたいのは、合格実績について具体的な合格者数が公式サイトでは公表されていない点です

難関校への合格実績はあると記されているものの、数字による比較ができないため、実績を数値で判断したい方には情報が限られます。

また、アガルートのような全額返金制度は設けられていないため、合格への保証的な制度を重視する場合は注意が必要です。

解約時には返金手数料(原則、返金額の8%)がかかることも公式サイトに明記されています。

START X

国内MBA通信講座
小論文対策が一般コースに込み 複数校を受験しても追加費用なし 提出物に24時間以内で返答
受講料 289,000円〜330,000円 一般コース289,000円・アカデミックコース330,000円/添削のみは88,000円〜
合格実績 35名中25名(約71%) 2025年度・START X公式ブログより
研究計画書の添削 回数無制限 提出物への24時間以内対応を公式サイトで明示/面接対策は1校につき3回
受講形式 完全オンライン(個別指導) 入校前に講師との個別Zoom面談で受験戦略を確認する

※秋入試と冬入試のいずれか一方のみが指導対象で、翌年度への持ち越しには対応していません。返金は申込から2週間以内のメール連絡に限られます。2026年8月時点の情報です

START X(旧NIKKEN MBA lab.)は、国内MBA受験に特化した個別指導型の予備校です。

複数校を受験しても受講料に追加費用がかからない料金体系と、提出物に対して24時間以内に返答するスピード対応が特徴で、時間的な余裕の少ない社会人受験者を中心に支持を集めています。

完全オンライン形式で受講でき、カリキュラムは受講者一人ひとりの状況に合わせてカスタマイズされるため、仕事の繁忙期に合わせた学習ペースの調整も可能です。

2025年度(2026年4月入学)の合格実績は35名受験中25名合格で、合格率は約71%です(START X公式ブログより)。

コースは受験する大学院の特性に応じて3つに分かれています。

大半のビジネススクールに対応する国内MBA一般コース(289,000円・税込)は、慶應義塾大学・早稲田大学・一橋大学・青山学院大学・中央大学・京都大学・神戸大学など幅広い学校を対象としています。

このコースには小論文の基礎・過去問講座が追加費用なしで含まれている点が他社との大きな違いです。

アガルートでは小論文の有無によって料金が異なるのに対し、START Xの一般コースは小論文対策込みで289,000円という一本の価格になっています。

もう一つの柱が国内MBAアカデミックコース(330,000円・税込)です。

このコースは、筑波大学大学院ビジネス科学研究科・筑波大学大学院国際経営プロフェッショナル専攻・一橋大学大学院金融戦略・経営財務コース・東京都立大学大学院経営学研究科など、研究計画書に最新の欧米論文レビューと研究テーマの新規性が求められるビジネススクールを対象としています。

入校後に研究テーマの設定・研究内容の深掘り・研究手法の設定まで個別に指導を受けられる設計で、筑波大学のような論文審査を伴う入試への対応力が特徴です。

一般コースとの併願はアカデミックコースの料金が適用されます。

個別指導の進め方については、入校前に講師との個別Zoom面談(音声のみ)を実施して受験校の相談や受験戦略を確認したうえで受講が始まります。

研究計画書の添削は回数無制限で、面接対策は1校につき3回が含まれています。

提出物への24時間以内対応という体制は、平日の仕事の合間に添削を提出して翌朝にフィードバックを受け取るというサイクルで学習を進めやすいことを意味しており、長い待ち時間で学習テンポが崩れるリスクを抑えられます。

受講料が一般コース289,000円と設定されており、アガルートの主要コース(415,800円〜)よりも約13万円程度抑えられます。

複数校を受験するケースでも料金が変わらないため、受験校数を増やすと総費用が読めなくなる不安を持ちにくい点は財務計画を立てやすいメリットがあります。

項目内容
運営会社株式会社アイ・ディメンション(旧NIKKEN MBA lab.株式会社)
講座形式完全オンライン(個別指導)
運営責任者諏訪純一郎氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科・KBS修了)
合格実績2025年度 35名受験中25名合格(合格率約71%)
対応入試国内MBA全般(一般コース)・研究型ビジネススクール(アカデミックコース)
研究計画書添削回数無制限
面接対策1校につき3回
小論文対策一般コースに含む(追加費用なし)
複数校受験追加費用なし
キャンセルポリシー申込から2週間以内のメール連絡で全額返金。2週間経過後・受講開始後は返金不可
所在地東京都板橋区大山町12−2 DT大山町
公式サイトhttps://startx.jp/

コース別の料金は以下のとおりです(税込)。

コース名受講費用(税込)主な対象校含まれる主な内容
国内MBA一般コース289,000円慶應・早稲田・一橋・青山・中央・京都・神戸など小論文講座・研究計画書添削(無制限)・面接対策(3回)・複数校追加費用なし
国内MBAアカデミックコース330,000円筑波・一橋金融コース・東京都立大など研究計画書添削(無制限)・面接対策(3回)
研究計画書添削コース88,000円〜秋または冬入試いずれか一方研究計画書添削のみ(期間・詳細は要問い合わせ)

※2026年8月時点の公式サイト掲載価格です。クレジットカードおよび銀行振込に対応。分割はカード会社の契約次第です。

START Xがとくに向いているのは、まず志望校が2〜3校あり、複数校受験でも受講料を増やさずに対策したい方です。

また、小論文がある学校を志望しながらも費用を抑えたい方にとっては、小論文対策が一般コースに含まれている点が選ぶ理由になります。

仕事が忙しく添削のやり取りをスピーディに進めたい方や、一人ひとりの状況に合わせてカリキュラムを組んでほしいという方にも向いています。

注意しておきたい点がいくつかあります。

合格者数の絶対数としては、2025年度25名という実績はアガルートの159名と比較するとかなり小さく、規模の大きな実績を重視する方には見劣りする可能性があります。

また、秋入試と冬入試のいずれか一方のみが指導の対象で、受験を翌年度に持ち越した場合は同年度内の継続指導は行われません。

アガルートや河合塾KALSのような合格特典(全額返金制度)は設けられておらず、申込から2週間を超えると返金できない点もあらかじめ確認しておく必要があります。

MBAゼミナール

国内MBA通信講座
4社で最も手頃なライトコース チューターとの1on1が標準 不合格時は2年保証で継続受講
受講料 247,500円〜330,000円 ライト247,500円・スタンダード330,000円/違いは経営学基礎講座の有無のみ
合格実績 合格率約83% 2023年度の志望校合格率/早稲田ビジネススクールは80%(合格者数は非公表)
研究計画書の添削 チューターとの1on1 学校選びの段階から相談できる/添削の上限回数の記載はない
独自サポート MBA JOBsへのアクセス MBA取得後のキャリアやコミュニティ形成まで相談できる

※入学には事前の無料説明会または個別面談が必須で、相談内容によっては入学をお断りする場合があります。不合格時の返金はなく、2年保証(翌年度の受講継続)が保証の内容です。2026年8月時点の情報です

MBAゼミナールは、国内ビジネススクール入試対策に特化した予備校で、スタンダードコース(330,000円・税込)とライトコース(247,500円・税込)の2コースを提供しています。

4社のなかでは最も手頃な価格帯であるライトコースが用意されており、経営学の基礎をすでに持っている受験者には費用を抑えた受講が可能です。

2023年度入試の志望校合格率は約83%、MBAゼミナール受講生の中でも最も人気の高い早稲田大学ビジネススクールへの合格率は80%と公表されています(MBAゼミナール公式サイトより)。

受講スタイルは、オフラインとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式を推奨しています。

オフライン講義は固定の専用校舎ではなく、都心部のアクセスのよい会議室や教室をレンタルする形式で実施されます。

遠方在住の方やスケジュールがなかなか合わない方には、すべてオンラインで完結するプログラムも用意されており、欠席した場合は見逃し配信で授業の内容を確認できます。

入学はいつからでも可能な随時受付制で、受験準備を始めるタイミングを選びやすい設計になっています。

スタンダードコースとライトコースの違いは経営学基礎講座の有無のみです。

スタンダードコースは経営学を初めて学ぶ方でも安心して受講できるよう経営学基礎講座がカリキュラムに含まれており、ライトコースは経営学の基礎がすでにある方を対象として経営学基礎講座が省かれています。

両コースとも、小論文対策・研究計画書対策・出願書類対策・面接対策・チューターとの1on1がセットになっています。

チューターとの個別セッションが標準で含まれている点は、集団授業形式が中心の予備校と異なる特徴の一つです。

研究計画書の対策については、自分のキャリアプランに基づいて学校を選ぶ段階から相談を受け付けており、どのビジネススクールが自分の志望と合致するかを含めてサポートしています。

場合によっては複数校の受験を提案することもあるとされています。

講師陣は、国内外のMBAを保持する実務家が担当しており、プログラムディレクターである太田 卓氏は早稲田大学大学院商学研究科専門職課程ビジネス専攻(現・経営管理研究科)修了後、証券会社・IT企業役員・ベンチャー企業などを経て2022年からMBAゼミナールをスタートさせた経歴を持っています。

MBAゼミナール独自の強みとして、MBA取得後のキャリアも見据えたサポートがあります。

MBAを活用したキャリアアップを専門とする求人サービスMBA JOBsを運営しており、在学中からMBA取得者のコミュニティへのアクセスやネットワーク形成の支援を受けられる体制が整っています。

MBA取得後にどのようなキャリアを描くかまで含めて相談できる点は、入試対策に限定したサポートのみを提供する予備校との差別化要素になっています。

なお、入学には事前に無料説明会への参加または個別面談(オンライン)でのご相談が必要です。

事前相談の内容によっては入学をお断りする場合があると公式FAQに明示されており、受講者の状況にMBAゼミナールの指導が本当に対応できるかを事前に確認する方針が取られています。

項目内容
運営会社株式会社Milkyways
講座形式ハイブリッド(オフライン+オンライン)/遠方はオンラインのみで完結可
担当講師太田 卓氏(プログラムディレクター・早稲田大学大学院MBA修了)他
合格実績2023年度志望校合格率約83%・早稲田大学ビジネススクール合格率80%
対応入試国内MBA全般
含まれる科目経営学基礎講座(スタンダードのみ)・小論文・研究計画書・出願書類・面接・1on1
保証制度2年保証(不合格時は翌年度も費用内で受講可能)
入学条件事前説明会または個別面談(必須)
キャリアサポートMBA JOBs(MBA専門求人サービス)へのアクセス
公式サイトhttps://mba-seminar.com/

コース別の料金は以下のとおりです(税込)。

コース名受講費用(税込)対象経営学基礎講座の有無
スタンダードコース330,000円経営学初心者を含む全受験者あり
ライトコース247,500円経営学の基礎がある方なし

※2026年8月時点の公式サイト掲載価格です。クレジットカード決済に対応しています。

※不合格時の返金はありません。

2年保証制度(翌年度の受講継続)が不合格時の保証となります。

MBAゼミナールが向いているのは、まず費用を抑えながらチューターによる個別サポートを受けたい方です

経営学の基礎があればライトコース247,500円で受講できるため、4社のなかで受講費用を最小化したい方にとっては選択肢になります。

また、合格後のキャリアアップまで見据えてサポートを受けたい方や、MBA取得者のコミュニティに在学中から参加したいという方にも向いています。

オフラインでの授業を組み合わせながら学びたいが通学はなかなか難しいという、中間的なニーズを持つ方にもハイブリッド形式は合いやすいでしょう。

注意しておきたいのは、合格者数の具体的な人数が公表されていない点です。

合格率は公表されていますが、分母となる受験者数が明らかでないため、他社と絶対数で比較することはできません。

また、入学前の個別面談が必須となっており、相談内容によっては受講をお断りされる可能性があることも事前に把握しておくとよいでしょう。

不合格時の返金はなく、2年保証制度の内容(翌年度受講継続)が保証の中身となるため、条件を確認したうえで申し込む必要があります。

国内MBA入試対策の通信講座を選ぶ際に確認すべき3つのポイント

国内MBA入試対策の通信講座を選ぶ際に確認すべき最重要ポイントは、合格実績と返金・特典制度の条件、研究計画書・小論文の添削回数とサポート内容、受講スタイルと費用相場の3点です

この3点を事前に比較したうえで自分の志望校・学習ペース・予算に照らし合わせることで、入試準備の方向性が定まりやすくなります。

合格実績の人数と返金・特典制度の条件

通信講座を選ぶうえで、合格実績は最も客観的に確認できる指標の一つです。

公表されている合格者数または合格率を確認するとともに、自分の志望校への合格実績が含まれているかどうかも確認しておくとよいでしょう

2025年度の公表データをもとに各社の実績を見ると、アガルートが159名と主要4社の中で最多の合格者数を公表しています。

START Xは35名中25名(合格率約71%)、MBAゼミナールは合格率約83%(合格者数は非公表)と公表しており、河合塾KALSは具体的な合格者数・合格率ともに公表していないものの、一橋・早稲田・慶應など難関ビジネススクールへの合格実績があると案内されています。

合格者数の多さは受講生の規模にも左右されるため、合格率も合わせて参照するとより実態に近い比較ができます

そのうえで、志望校への合格実績が講座の案内ページに明記されているかどうかを確認することを推奨します。

返金・特典制度は、合格後に費用の一部を回収できるかどうかを左右します。

アガルートは対象カリキュラムの受講者が2027年4月入学国内MBA入試に合格した場合、全額返金またはお祝い金3万円のいずれかを選べる合格特典が設定されており、条件を満たした場合は実質的な受講費用を大幅に抑えられます。

なお、特典の利用には所定の条件があるため、申込前に公式サイトで詳細を確認する必要があります。

START Xは申込書の送信から2週間以内にメールで連絡した場合に全額返金が可能ですが、合格後の返金特典は設けていません。

河合塾KALSは受講開始前のキャンセルであれば学費が返還されますが、受講開始後のキャンセルには所定の返金手数料(原則、返金額の8%)がかかります。

MBAゼミナールは不合格時の返金はなく、翌年度も費用内で受講できる2年保証制度が設けられています。

講座名最新合格実績合格時特典不合格時の保証
アガルート2025年度 159名全額返金またはお祝い金3万円(条件あり)なし
河合塾KALS非公表なしなし(通常キャンセル規定あり)
START X2025年度 35名中25名なしなし(申込2週間以内のみ全額返金)
MBAゼミナール2023年度合格率 約83%なし2年保証(翌年度受講継続)

研究計画書・小論文の添削回数とサポート内容

研究計画書は国内MBA入試の合否を最も左右する書類とされており、添削の質と回数が合格率に直結します。

経営学の基礎知識・研究テーマの設定・論理構成・先行研究の引用など、初めて作成する受験者にとっては手探りになりやすい書類のため、何度でも書き直せる添削環境があるかどうかは重要な確認ポイントです

アガルートとSTART Xは研究計画書の添削を回数無制限としています。

アガルートはさらに、ZoomによるフィードバックMTG(全2回)が含まれており、添削結果を受け取るだけでなく、方向性を口頭で確認しながら進められます。

河合塾KALSは志望校に対応したコース(パーフェクト・一橋・早稲田・スタンダード・スマート)のすべてに研究計画書の書き方講座が含まれていますが、添削回数については公式サイトで確認が必要です。

MBAゼミナールは研究計画書対策が両コースに含まれており、チューターとの1on1による個別サポートを受けながら作成を進められます。

小論文対策については、志望するビジネススクールによって試験での必要性が変わります。

一橋大学・京都大学・神戸大学・筑波大学などは小論文(論述試験)が課されますが、早稲田大学夜間主MBA・青山学院大学・中央大学などでは小論文がない場合もあります。

アガルートは小論文の有無でコースと料金が分かれており、小論文ありカリキュラムは492,800円、なしカリキュラムは415,800円(いずれも税込・通常価格)です。

START Xは一般コース289,000円(税込)の中に小論文の基礎・過去問講座が含まれているため、小論文がある学校を受ける場合でも追加費用はかかりません。

志望校の試験科目を事前に確認し、小論文対策の有無が自分の受験計画に合ったコースを選ぶことが、費用と学習量の両面で効率のよい準備につながります。

受講スタイルと費用相場で自分に合った講座を絞り込む

社会人が仕事と両立しながら国内MBA入試対策を進める場合、受講スタイルの選択は学習継続のしやすさに直接影響します。

現在主要4社が提供しているスタイルは、完全オンライン型・通学とオンラインの選択型・ハイブリッド型の3種類です。

アガルートとSTART Xは完全オンライン型で、スマートフォン・タブレット・パソコンからいつでも受講できます。

アガルートは9段階の倍速再生や公式アプリによるオフライン再生にも対応しており、通勤や移動中の学習が進めやすい設計です。

河合塾KALSは新宿・大阪の校舎への通学とオンライン講座から選択でき、通学の場合はグループ形式のケース演習にも参加できます。

MBAゼミナールは都心部の会議室を活用したオフラインとオンラインのハイブリッド形式で、遠方在住の方にはオンラインのみでの完結も対応しています。

受講スタイルを決めたら、次に費用相場を確認します。

主要4社の代表的なコースの税込通常価格を比べると、以下のように幅があります。

講座名・コース税込料金(通常価格)
MBAゼミナール ライトコース247,500円
START X 一般コース289,000円
河合塾KALS スマートコース291,500円
MBAゼミナール スタンダードコース330,000円
河合塾KALS スタンダードコース324,500円
アガルート 小論文なしカリキュラム415,800円
アガルート 小論文ありカリキュラム492,800円

費用が安いコースを選ぶ場合は、含まれる科目と添削回数が自分の志望校の試験内容に対応しているかどうかを確認することが必要です

たとえば、小論文がある難関校を志望する場合に小論文対策が含まれていないコースを選ぶと、後から単科講座を追加しなければならず、結果的に費用が増える場合があります。

志望校の試験科目・添削サポートの内容・受講スタイルの3点を組み合わせて、総合的に判断するとよいでしょう。

受験科目別に見る通信講座の強みと弱み

国内MBA入試は研究計画書・小論文・面接・TOEIC(英語スコア提出)の4つの要素で構成されますが、これらすべてを均等に対策する必要はなく、志望校の試験科目と自分の弱点に合わせて対策を絞ることが効率的です

主要4社を科目単位で整理すると、研究計画書の添削が最も充実しているのはアガルートとSTART X、小論文対策を費用込みでカバーしているのはSTART X、面接とTOEICまで一貫して対応できる仕組みを持つのはアガルートです。

研究計画書の添削に強い通信講座はどれか

研究計画書の添削で最も手厚い体制を持つのは、アガルートとSTART Xです。

両社とも回数無制限の添削を提供しており、完成度に納得がいくまで繰り返しフィードバックを受けられます

アガルートは添削回数の無制限に加え、Zoomによる個別フィードバックMTG(全2回)が含まれており、添削コメントだけではわかりにくい部分を口頭で直接確認できます。

さらに、80名以上の合格者の出願書類・研究計画書・面接再現レポートを収録した合格者分析講座が利用でき、合格した書類の具体的な中身を参照しながら自分の計画書を仕上げられます。

これは他社にはない独自の強みです。

START Xは提出物への24時間以内の返答を明示しており、テンポよく書き直しを進められる点が強みです。

また、複数校を受験する場合でも受講料は1コース分のみで、志望校ごとに追加費用が発生しません。

河合塾KALSは全コースに研究計画書の書き方講座が含まれており、添削対応があることは確認できますが、添削の上限回数は公式サイトに明記されていないため、事前に確認しておくとよいでしょう

MBAゼミナールはチューターとの1on1を通じて研究計画書を作成していく個別指導スタイルを採用しており、テーマの設定段階から相談しながら進められます。

講座名研究計画書添削の回数個別フィードバック
アガルート回数無制限(1校1研究科)Zoom MTG 全2回
河合塾KALS記載なし(要確認)個別相談あり
START X回数無制限24時間以内対応
MBAゼミナールチューター1on1個別セッション

研究計画書の出来が合否に直結すると言われる国内MBA入試において、添削回数の上限がないことは安心感につながります。

アガルートのように合格者の実際の書類を参照できる環境があると、初めて研究計画書を書く受験者にとっては大きな助けになります。

小論文対策が必要な学校・不要な学校の見分け方と講座の選び方

小論文(論述試験)の有無は志望校によって異なり、対策の要否が変わるため、入試要項で事前に確認することが必要です。

結論として、研究重視型のビジネススクールは小論文が課されるケースが多く、実務スキル重視型は小論文がない場合が多いです。

小論文が課される主な学校としては、一橋大学(経営管理プログラム)・筑波大学・東京都立大学・神戸大学・関西学院大学・横浜国立大学・兵庫県立大学・慶應義塾大学(一部の出願方式)・立教大学(リーダーシップ発達コース)・法政大学(イノベーション・マネジメント研究科)などが挙げられます。

これらの学校は経営学の論述能力を重視する傾向があります。

小論文が課されない(または不要)な主な学校としては、早稲田大学夜間主MBA・青山学院大学(イブニングコース)・明治大学・立教大学(ビジネスデザイン専攻)・同志社大学・中央大学・一橋大学(金融戦略・経営財務コース)などが挙げられます。

これらは主に出願書類と面接で評価する形式を採用しています。

小論文対策が必要な学校を志望する場合の通信講座選びでは、費用の違いに注意が必要です。

アガルートは小論文の有無でコースと料金が分かれており、小論文ありカリキュラムは492,800円、なしカリキュラムは415,800円(いずれも税込・通常価格)と77,000円の差があります。

対してSTART Xは一般コース289,000円(税込)に小論文基礎・過去問講座が含まれており、小論文がある学校を受験しても追加費用はかかりません。

河合塾KALSはコースが志望校別に分かれており、一橋コース・スタンダードコースなど論述演習が含まれるコースを選ぶことで対応できます。

なお、小論文対策として必要な能力は、設問に対して論拠を整理して展開する論理的な文章構成力です。

これは研究計画書の作成とも重複する能力のため、研究計画書の添削を受ける過程で自然に鍛えられる面もあります。

小論文に苦手意識がある場合は、より添削回数の多い講座を選ぶことが有効です

面接対策とTOEIC準備まで一貫してカバーできる講座

国内MBA入試は最終的に面接で合否が決まるケースが多く、面接対策を軽視すると出願書類が評価されても最終合格を逃すリスクがあります

主要4社はいずれも面接対策科目をコースに含んでいますが、提供内容に差があります。

アガルートは面接対策講座として大学院別の面接傾向の解説・フレームワークの習得・模擬面接(1回)がセットになっています。

Zoomによる研究計画書フィードバックでも面接を意識した指摘を受けられるため、書類と面接を連動させた準備が可能です。

START Xは1校につき3回の面接対策が含まれており、複数校受験の場合もその分の面接対策を受けられます。

河合塾KALSは全コースに面接対策科目が含まれており、通学の場合は対面での模擬面接も受けられます。

MBAゼミナールはチューターとの1on1の中で面接対応も行う形式です。

TOEICスコアの提出については、国内MBA入試で多くのビジネススクールがTOEICスコア提出を求めます(一橋大学・早稲田大学・筑波大学など)。

早稲田大学ビジネススクールへの合格者を見ると、TOEIC 700〜800点以上を提出している方が多い傾向があります(アガルート公式コラムより)。

TOEIC対策を通信講座の中で行える唯一の選択肢はアガルートで、TOEIC解答スキルマスター講座を単科として提供しています(受講料は別途)。

ほかの3社はTOEIC専用の対策プログラムを設けていないため、TOEIC対策は別途市販の教材や外部サービスを活用する必要があります。

科目アガルート河合塾KALSSTART XMBAゼミナール
面接対策含む(模擬面接1回)含む(全コース)含む(1校3回)含む(1on1)
TOEIC対策単科で対応可なしなしなし
経営学基礎含む含む(基本講習)なし(含まず)スタンダードコースのみ

面接は研究計画書の内容が問われる場合が大半のため、研究計画書の完成度を高めること自体が面接対策にもなります。

面接のフィードバックを研究計画書の段階から連動させて受けられるかどうかが、通信講座を選ぶ際の隠れた差別化ポイントといえます。

国内MBA入試の試験科目・スケジュールと通信講座で対策すべき内容

国内MBA入試で課される試験科目は、研究計画書(または志望理由書)・小論文(一部の学校のみ)・面接の3本柱が基本です。

加えて、TOEICなど英語スコアの提出を求める学校が多く、一部の学校では数学も試験科目に含まれます。

入試スケジュールは秋(10〜11月に試験)と冬(1〜2月に試験)の年2回が一般的で、通信講座を始める時期と学習の順序を事前に把握しておくことが、効率的な準備につながります

以下の表に主な試験科目と、通信講座でのカバー範囲をまとめています。

試験科目課す主な学校通信講座でのカバー
研究計画書・志望理由書ほぼ全校全4社が対応(添削サポートあり)
小論文・論述試験一橋・筑波・都立大・神戸・慶應(一部)などアガルート・START X・河合塾KALS・MBAゼミナールが対応
面接ほぼ全校全4社が模擬面接または1on1で対応
英語スコア(TOEIC等)一橋・早稲田・筑波など多数アガルートが単科でTOEIC講座を提供。他社は外部活用
数学慶應義塾大学MBA(一部コース)などアガルートが単科で慶應MBA数学対策講座を提供

秋入試と冬入試の違いと通信講座を始めるべき時期

国内MBA入試は、秋入試(10〜11月試験)と冬入試(1〜2月試験)の2回実施されるのが一般的です。

結論として、秋入試での合格を目指して早めに準備を始めることが最も効果的な戦略です。

冬入試は秋の不合格者が流入することで倍率が高くなる傾向があるため、秋入試で決着をつけるほうが合格確率を高めやすいといえます(アガルート公式コラムより)。

秋入試の主なスケジュールは、8〜9月に出願、10〜11月に試験(小論文・面接)というパターンが多く見られます。

研究計画書の提出は出願時のため、9月の締切から逆算すると7〜8月には研究計画書を完成させる必要があります

通信講座の学習期間は少なくとも6ヶ月、難関校(一橋・早稲田・慶應など)を目指す場合は1年前からの準備が推奨されています(アガルート公式コラムより)。

通信講座を始める時期の目安は以下のとおりです。

志望校のレベル学習開始の目安学習時間の目安
難関校(一橋・早稲田・慶應など)秋入試の1年前(前年10〜12月)400時間以上
中堅校(青山・立教・明治など)秋入試の6ヶ月前(前年3〜4月)300〜400時間程度
初めてMBA受験する方(全般)早いほど有利。最低でも6ヶ月前400時間程度(目安)

学習のステップとしては、まず経営学の基礎知識のインプット(2〜3ヶ月)を行い、次に研究計画書の作成・添削(3〜4ヶ月)に集中し、出願後に小論文の追い込みと面接対策(1〜2ヶ月)を並行して進めるのが一般的な流れです。

通信講座を利用することで、この学習ロードマップを最初から設計してもらえるため、独学で何から始めればよいか迷う時間を節約できます。

倍率について確認しておくと、人気の高い学校では競争率がかなり高くなっています。

一橋大学大学院経営管理研究科 修士課程は2023年度の倍率が4.8倍(一橋大学大学院公式資料より)、京都大学大学院経営管理教育部は2023年度に8.56倍を記録した入試もあります。

倍率の高い学校では、質の高い研究計画書と面接準備が合否を分けるため、対策の開始時期と学習の濃度が重要です。

独学と通信講座の費用対効果を数字で比べると

独学と通信講座のどちらが費用対効果で優れているかは、合格確率・学習にかかる総時間・不合格時の機会損失の3点を合わせて考える必要があります

独学で国内MBA入試に挑む場合、必要な主な費用は市販テキスト代のみです。

代表的な参考書として、研究計画書の書き方(3,520円程度)、小論文対策講義(3,520円程度)、MBAエッセンシャルズ(3,300円程度)を揃えると合計で1万〜2万円程度です。

これに対し、通信講座の費用は247,500円(MBAゼミナール ライトコース)〜525,800円(アガルート 小論文あり+アドバンス、通常価格・税込)と大きく異なります。

費用だけを比較すれば独学が圧倒的に安価ですが、独学のリスクは合否を左右する研究計画書の完成度を自己評価するのが難しい点にあります

第三者のフィードバックなしに提出した書類が選考を通過できなかった場合、翌年の再受験まで最低1年間の準備期間が生じます。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和5年)によると、大学院卒の勤労者の平均年収は約648万円です。

1年間の再受験期間に伴う機会損失(昇格・昇給の遅れ、MBA取得後のキャリアアップの開始遅延)を考えると、通信講座への投資(25〜50万円)は相対的に小さい金額に見えてくる場合があります。

独学が現実的なケースは、経営学の知識がすでにある程度あり、自分でテーマを設定・構成できる力がある場合に限られます。

初めて研究計画書を書く方や、志望校の倍率が4倍以上の難関校を狙う場合は、通信講座の第三者フィードバックを活用するほうが合格確率を高めやすいと考えられます。

項目独学通信講座
費用1〜2万円(テキスト代)247,500円〜525,800円
研究計画書フィードバック自己評価のみ(限界あり)複数回の専門的添削
情報の入手公開情報のみ合格者データ・傾向分析あり
学習の進め方自己管理カリキュラムに沿って進行
不合格時のリスク1年間の再受験ロスアガルートは全額返金特典あり(条件あり)

MBA入試対策に使える時間が限られている社会人の場合、独学で情報を集め・テキストを選び・スケジュールを自己管理する手間そのものに相当な時間コストがかかります。

通信講座はその時間コストを削減する手段としての価値もあります。

国内MBA通信講座に関するよくある質問

Q国内MBA通信講座の費用はいくらくらいかかるの?
A

主要4社の通信講座費用は247,500円(MBAゼミナール ライトコース・税込)から525,800円(アガルート 小論文あり+アドバンスカリキュラム・税込通常価格)の範囲に収まっています。

費用を抑えるならMBAゼミナールのライトコースまたはSTART Xの一般コース(289,000円・税込)が選択肢になります。

合格実績を重視する場合は、2025年度に159名の合格者を公表しているアガルートが一つの基準になります。

なお、アガルートは合格時の全額返金特典(条件あり)があるため、条件を満たすと実質的な受講費用がゼロになるケースもあります。

Q通信講座だけで国内MBA入試に合格できるの?
A

通信講座のみで合格できます。

主要4社はすべてオンラインで受講が完結する設計になっており、通学なしで研究計画書・小論文・面接のすべての対策が可能です。

国内MBA入試の合否を左右するのは主に研究計画書の完成度と面接での受け答えであり、対面授業の有無よりも添削サポートの質と回数が重要です。

自己管理能力がないと学習が滞るリスクがあるため、マンスリーゼミやバーチャル校舎など学習継続を支援する仕組みが充実しているかどうかも確認しておくとよいでしょう。

Q働きながら国内MBA入試に合格した人はどのくらいいるの?
A

国内MBAの受験者の大半は社会人です。

アガルートの令和7年度(2025年度)合格者159名、START Xの2025年度合格者25名はいずれも社会人として仕事と両立しながら受験した方々です。

主要4社の通信講座はすべてオンライン受講に対応しており、スマートフォンやパソコンで隙間時間に学習を進められる設計になっています。

学習時間の目安は400時間程度とされており、1日2〜3時間確保できれば6ヶ月程度で準備できる計算です。

難関校を目指す場合は1年以上の準備期間を想定しておくとよいでしょう。

Q小論文がない志望校だけ受ける場合はどの通信講座がいい?
A

小論文がない学校のみを志望する場合、費用面で有利なのはMBAゼミナールのライトコース(247,500円・税込)またはSTART Xの一般コース(289,000円・税込)です。

両社ともオンライン完結で研究計画書の添削回数が充実しており、小論文対策に費用をかけなくて済みます。

アガルートの場合は小論文なしカリキュラム(415,800円・税込通常価格)が該当するコースになります。

受験予定校の試験科目を公式の募集要項で確認してから、対応する科目が含まれているコースを選ぶとよいでしょう。

Q国内MBA通信講座はいつから始めれば間に合うの?
A

秋入試(10〜11月試験)を目指す場合は出願の6ヶ月前、難関校(一橋・早稲田・慶應など)は1年前から始めることが推奨されています。

研究計画書の作成は思いのほか時間がかかり、テーマの設定・先行研究の調査・文章の構成・添削・修正を繰り返す過程で2〜4ヶ月かかるケースも少なくありません。

通信講座の申込はいつでも可能な場合が多いため、入試日程から逆算して開始時期を決め、受講開始後すぐに研究計画書の作成に取り組み始めるとよいでしょう。

冬入試(1〜2月試験)のみを目指す場合は秋入試より準備期間が短くなる傾向があるため、注意が必要です。

Q研究計画書の添削は何回でも受けられるの?
A

回数無制限の添削を明示しているのはアガルートとSTART Xです。

アガルートは1校(1研究科)の出願につき回数無制限で、ZoomによるフィードバックMTGも2回含まれています。

START Xも回数無制限で、提出物への24時間以内対応を公式サイトで明示しています。

MBAゼミナールはチューターとの1on1を通じて研究計画書を仕上げるスタイルで、添削の上限回数の記載はありません。

河合塾KALSは全コースに研究計画書の書き方講座が含まれていますが、添削の回数制限については公式サイトへの掲載がないため、受講前に確認することをおすすめします。

Q合格保証や全額返金がある通信講座はどこ?
A

合格した場合の全額返金制度があるのはアガルートのみです。

対象カリキュラムを受講して2027年4月入学国内MBA入試に合格した場合、全額返金またはお祝い金3万円のいずれかを選べます。

ただし返金を受けるには所定の条件があり、条件の詳細は公式サイトで確認が必要です。

MBAゼミナールには不合格時に翌年度も費用内で受講継続できる2年保証制度があります。

START Xは申込書送信から2週間以内にメールで連絡した場合のみ全額返金に対応しており、合格時の返金特典は設けていません。

河合塾KALSは受講開始前のキャンセルで学費返還が可能ですが、受講開始後は所定の手数料が発生します。

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