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第二種電気工事士の通信講座を探しているものの、多すぎる選択肢の中からどれを選べばいいかわからないと感じていませんか。
費用だけで選んだ結果、技能試験の練習材料が含まれていなかった、添削サポートが思ったより手薄だったという失敗も少なくありません。
この記事では2026年7月時点の公式情報をもとにユーキャン・キャリカレ・TAC・JTEX・CIC・SAT・ヒューマンアカデミー・オンスク.JPの8社を比較し、あなたの状況に合った講座を選ぶための情報を丁寧に解説します。
第二種電気工事士の通信講座を選ぶ際、まず確認しておきたいのは「学科試験だけに対応しているのか、技能試験までカバーしているのか」という点です。
電気初心者の方にとって、ケーブルや工具を扱う技能試験は独学でイメージをつかむことが難しく、実際の施工映像や練習材料がセットになった講座かどうかが合否を左右するといっても過言ではありません。
以下の比較表では、主要8社の料金・コース構成・サポート内容を一覧にまとめています。
各社の詳細はこの後の個別紹介でご確認ください。
| 講座名 | 料金(税込) | 技能試験対応 | 練習材料 | 添削回数 | 教育訓練給付金 |
|---|---|---|---|---|---|
| ユーキャン | 本科64,000円 / 技能39,000円 | あり | あり(44点) | 8回 | 対象 |
| キャリカレ | 通常72,800円(キャンペーン時29,800円〜) | あり | 含まれない | 無制限 | 対象 |
| TAC | Web通信61,000円〜(下期キャンペーン59,000円〜) | あり | あり(22,000円相当) | 15回 | 対象 |
| JTEX | 合格講座53,900円 | あり | あり | 4回 | 非対象 |
| CIC | Web講座23,650円〜(部材別途) | あり | オプション | 非記載 | 非対象 |
| SAT | 受験講座31,900円 / 合格講座49,500円 | あり | 合格講座に含む | 非記載 | 非対象 |
| ヒューマンアカデミー | 31,900円〜 | あり | あり(DVD付) | 非記載 | 非対象 |
| オンスク.JP | 月額1,078円〜 | 学科のみ | なし | なし | 非対象 |
※料金はすべて2026年7月時点の公式サイト情報を基準としています。キャンペーン等により変動する場合があります。
※練習材料は講座を修了するために必要な量として44点が届きます。全13候補問題を複数回練習する場合は追加購入の検討が必要です。2026年8月時点の情報です
ユーキャンの第二種電気工事士講座は、過去10年間で4,452名の合格者を輩出している通信講座業界のトップクラスの実績を誇ります。
受講生の89.4%が初学者というデータからも、電気の知識がまったくないところからでも安心してスタートできる設計になっています。
40年以上にわたって第二種電気工事士講座を提供してきた実績は他の追随を許さず、法改正や出題傾向の変化にも毎年丁寧に対応しています。
「過去に何度か独学で挑戦したが技能試験で失敗した」という方が通信講座に切り替えてユーキャンを選ぶケースも多く、その理由の多くは技能添削の充実度にあります。
テキストとサポート体制の強み
ユーキャンの教材はイラストや図解を豊富に使い、電気の基礎理論から配線図の読み方まで段階的に学べる構成になっています。
メインテキストは7冊構成で、各章に演習問題がついているため、理解と定着を交互に繰り返しながら進められます。
また、基礎数学・公式集・用語集を1冊にまとめた副教材が付属しており、計算が苦手な文系出身者でも取り組みやすいのが特徴です。
技能試験の対策については、DVD映像で施工の全工程をアップで確認できるほか、実際の練習材料44点がセットで届きます。
作った施工物を写真で送ると添削指導を受けられる仕組みになっており、「どこが欠陥になるか」を事前に把握できる点が独学との大きな差です。
欠陥の見落としは一発不合格につながるため、添削を通じてミスのクセを修正できる環境は、合格率に直結する実践的なサポートといえます。
質問サービスは1日3問まで対応しており、標準学習期間(本科コース8ヶ月)を超えても翌年の試験月まで指導が延長されます。
途中で受験を見送った場合や、1年目に学科のみ合格して2年目に技能を受ける場合でも、サポートが継続する点は長期学習者にとって安心材料です。
CBT方式への対応も整っており、デジタル学習サイト上でWebテストやCBT無料体験プログラムを利用できます。
スマートフォン1台で過去問演習が完結するため、通勤時間や休憩時間を学習に充てやすい環境が整っています。
注意したいポイント
受講料は本科コース64,000円(税込)と、8社の中では高い部類に入ります。
実質負担額を51,200円程度に抑えられる可能性がある点は、費用面で検討している方にとって見逃せない要素です。
技能試験の練習材料は「講座を学習・修了するために必要な量」として44点が届く設計です。
全13候補問題を複数回練習したい場合は材料が不足するケースもあるため、追加での材料購入を検討するとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ユーキャン |
| 対応コース | 本科コース(学科+技能)/ 技能試験コース |
| 受講料(税込) | 本科コース 64,000円 / 技能試験コース 39,000円 |
| 分割払い | 本科 4,980円×13回 / 技能 3,980円×10回 |
| 添削回数 | 本科 8回(筆記模試・技能添削含む)/ 技能 2回 |
| 質問サポート | 1日3問まで |
| 標準学習期間 | 本科 8ヶ月 / 技能 3ヶ月 |
| サポート延長 | 翌年試験月まで延長あり |
| 練習材料 | 本科 44点 / 技能 43点 |
| 教育訓練給付金 | 対象(受講料の20%支給) |
| Webテスト | あり(CBT体験含む) |
| 公式サイト | https://www.u-can.co.jp/第二種電気工事士/ |
※全額返金保証・2講座目無料には適用条件があります。技能試験の実技練習には材料と工具の追加費用が発生します。2026年8月時点の情報です
資格のキャリカレの第二種電気工事士合格指導講座は、3ヶ月での短期合格を目標に設計された通信講座です。
試験合格に必要な内容だけに絞り込んだカリキュラムと、不合格時に受講料を全額返金するという独自の保証制度が、他の講座にはない大きな特徴となっています。
2026年7月時点で累計4,858名がこの講座を受講しており、働きながら資格取得を目指す社会人を中心に広く支持されています。
短期合格を実現する教材設計の仕組み
キャリカレの講座が3ヶ月での合格を掲げられる背景には、教材の絞り込みと学習の導線設計にあります。
テキストは7冊構成で、各章の終わりにチェックテストが組み込まれており、理解の確認と復習が一体で進む構成になっています。
イラストや図表を多用したわかりやすい解説で、電気の基礎知識がない方でも取り組みやすいよう工夫されています。
テキスト学習のあとは、スマートフォンから利用できる一問一答と過去問演習でアウトプットを重ねる流れになっており、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用しやすい構造です。
技能試験の対策については映像講義をスマートフォンで視聴できるため、手の動きや工具の使い方をビジュアルで確認しながら学べます。
質問サポートは回数制限なしで何度でも利用でき、スマートフォンからも送信できます。
通信講座では疑問を抱えたまま放置してしまうことが学習停滞の原因になりやすいため、制限なしで質問できる環境は学習継続の面で大きなメリットです。
添削指導も専任講師が一人ひとりの理解度に合わせて対応する体制が整っています。
全額返金保証と2講座目無料の詳細
キャリカレの最大の差別化ポイントは「不合格なら受講料全額返金」という保証制度です。
この保証は試験不合格を条件としており、条件を満たして申請することで受講料が返金されます。
不合格リスクへの不安が強い方にとって、費用面での安心感を提供する仕組みといえます。
また、見事合格した場合には、キャリカレが指定する100以上の人気講座のなかから1講座を無料で受講できる「2講座目無料サービス」が用意されています。
第一種電気工事士やビジネス系資格など次のステップを視野に入れている方には、実質的な費用メリットが大きいサービスです。
いずれのサービスも適用には条件があるため、申込み前に公式サイトで詳細を確認しておくとよいでしょう。
料金はコースによってサポート期間が異なる3段階の設定です。
通常価格はAコース72,800円(サポート期間1年2ヶ月)、Bコース67,800円(サポート期間1年1ヶ月)、Cコース62,800円(サポート期間1年)となっており、キャンペーン時には大幅に割引された価格で申込める機会もあります。
また、一般教育訓練給付金の対象講座でもあるため、条件を満たす方は受講料の20%が支給されます。
注意したいポイント
キャリカレの講座は技能試験にも映像で対応していますが、練習用の材料や工具は教材セットに含まれていません。
技能試験の実技練習には別途ケーブルや器具・工具の手配が必要になるため、追加費用が発生する点は事前に把握しておく必要があります。
短期合格を前提としたカリキュラム設計のため、学習スピードに余裕を持ちたい方はサポート期間の長いAコースを選択するとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社キャリアカレッジジャパン |
| 講座名 | 第二種電気工事士合格指導講座 |
| コース設定 | Aコース(1年2ヶ月)/ Bコース(1年1ヶ月)/ Cコース(1年) |
| 通常受講料(税込) | Aコース 72,800円 / Bコース 67,800円 / Cコース 62,800円 |
| 教材内容 | テキスト7冊・添削問題1冊・映像講義・一問一答・過去問題(受講生専用ページ) |
| 練習材料 | 含まれない(別途手配が必要) |
| 質問サポート | 回数制限なし・スマートフォン対応 |
| 添削指導 | あり(専任講師による個別対応) |
| 返金保証 | 不合格時に受講料全額返金(条件あり) |
| 合格特典 | 2講座目無料(条件あり) |
| 教育訓練給付金 | 対象(受講料の20%支給) |
| 公式サイト | https://www.c-c-j.com/course/status/electricalworker/ |
※受験期(上期・下期)ごとにコースが設定されているため、申込時期と受験期の確認が必要です。条件を満たすと半年間の無料延長サポートを利用できます。2026年8月時点の情報です
資格の学校TACの第二種電気工事士講座は、技能試験の添削サポートの充実度が8社のなかで群を抜いており、特に「欠陥を見抜く眼」を養いたい初心者に強く支持されています。
通信講座であっても全13課題すべてに添削が受けられる体制は、他の通信講座では提供しにくい水準です。
学科試験対策から技能試験対策まで1講座で完結する設計になっており、忙しい社会人が一から準備を整えるうえで手間が少ない点も選ばれる理由のひとつです。
通信でも受けられる3種類の技能添削
TACの技能試験対策で最大の特徴は、全13課題すべてに対応した添削サービスです。
通信受講生が利用できる添削方式は3種類あります。
1つ目は写真添削で、作成した施工物を撮影して画像データを送信するだけで24時間受け付けています。
2つ目はオンライン添削で、Zoomを通じて講師とリアルタイムでつながり、画面越しに直接指導を受けられます。
3つ目は対面添削で、近くにTACの開講校舎がある場合は実際に持参して対面でチェックしてもらうことができます。
この3方式が用意されていることの意味は大きく、自宅近くに校舎がない方でもオンラインや写真添削で質の高い指導が受けられる点が独自の強みです。

技能試験では、自分では完成しているつもりでも欠陥が残っている「気づけない欠陥」が不合格の主因になります。
添削を通じて第三者に確認してもらう機会を全13課題分確保できるのは、独学や添削回数が限られた講座では代替できない価値があります。
学科対策とCBT方式への対応
学科試験対策はTAC出版の人気書籍「みんなが欲しかった!第二種電気工事士 学科試験の教科書&問題集」がテキストとして付属します。
フルカラーで写真・イラストを多用した編集が評価されている書籍で、過去問10年分も収録されています。
CBT方式の試験対策として、TACはWebトレーニングを標準装備しています。
パソコンやスマートフォンからCBT形式に近い画面で問題演習ができるため、本番の操作感を事前につかんでおけます。
筆記方式で受験する予定の方にとっても、スキマ時間に過去問演習ができるツールとして活用できます。
講座の選択肢と延長サポート制度
TACの第二種電気工事士講座は受験する時期(上期・下期)に対応したコース設定になっており、学科+技能のセットコース(Web通信)と学科のみ・技能のみの単体コースが揃っています。
2026年7月時点の下期向けコースでは、学科+技能セットのWeb通信でキャンペーン受講料59,000円から申込できます(通常は61,000円)。
万が一合格できなかった場合に備えた延長サポート制度があり、条件を満たすと追加受講料なしで半年間コースを延長できます。
学科免除者や学科試験のみ合格した方が次期の技能試験に向けて準備を続けられる仕組みで、長期視点で合格を目指す方にとって安心感のある制度です。
一般教育訓練給付金の対象コース(通信セット)であり、条件を満たす方は受講料の20%が支給されます。
注意したいポイント
TACの講座は受験期(上期・下期)ごとにコース設定されており、申込む時期と受験する期を確認してから申込む必要があります。
技能試験の単体コースは工具付きと工具なしで料金が異なるため、工具をすでに持っている方はコストを抑えられます。
また、教室講座には定員があるため、通学形式を希望する方は早めの申込みをおすすめします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | TAC株式会社 |
| 対応コース | 学科+技能セット / 学科のみ / 技能のみ |
| 受講料(税込) | Web通信セット 59,000円〜(キャンペーン)/ 通常61,000円 |
| 技能添削方式 | 写真添削 / オンライン添削 / 対面添削(最大15回) |
| 練習材料 | 技能コースに含む(22,000円相当) |
| 質問サポート | メール質問(学科20回・技能10回まで) |
| CBT対応 | Webトレーニングあり |
| 延長サポート | 条件付きで半年間無料延長あり |
| 教育訓練給付金 | セットコース(Web・DVD通信)が対象 |
| 公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_denkikoujisi.html |
※工具セットは含まれず別途手配が必要です。スマートフォンアプリや専用デジタル学習サイトの提供はありません。2026年8月時点の情報です
JTEXは「職業訓練法人日本技能教育開発センター」の略称で、1971年の設立以来、累計200万人を超える社会人に通信教育を提供してきた技能系教育分野の老舗機関です。
東京都から認可を受けた職業訓練法人として運営されており、技能系の国家資格対策において長年の実績を積んできた点が他の通信講座にはない特徴です。
利用企業数は6,000社以上にのぼり、法人・企業研修での導入実績も豊富です。
JTEXの第二種電気工事士合格講座は、学科試験対策と技能試験対策の両方に対応したコースで、技能試験の練習材料セットが付属しています。
この練習材料セットが標準で含まれている点は、追加費用なしで実技練習に入れるという意味で、費用を抑えたい方に評価されているポイントです。
教材構成とカリキュラムの特徴
メインテキストは3冊構成で、1〜3ヶ月目が学科試験対策(CBT方式・筆記方式の両方に対応)、4ヶ月目が技能試験対策に割り当てられています。
学科テキストは過去問から出題頻度の高い問題を重点的に取り上げた構成で、繰り返し出題されるパターンを効率よく学べるよう編集されています。
技能試験対策については、動画配信で実際の施工作業を視覚的に確認できる副テキストが付属します。
QRコードを読み取ることで、各候補問題の作業手順を映像で確認できる設計です。
この映像コンテンツは第三者から提供を受けたものではなく、試験対策に特化した内容で構成されています。
添削(レポート)は記述式で4回実施されます。
レポートに対して講師からフィードバックが届く仕組みで、受講者からは「どこを見直せばよいかがわかった」という声が寄せられています。
質問は「質問券」を使って講師に直接問い合わせることができます。
練習材料セットについて
合格講座に付属する技能試験セットは、電気技術者試験センターが公表した候補問題13問の施工作業に必要な材料一式を含んでいます。
端子台・埋込連用器具・各種ケーブル類・リングスリーブ・差込型コネクタなど、試験会場で支給される素材に近い内容が揃っています。
公式サイトでは工具の入手先としてプロサポート株式会社のサイトが案内されています。
工具をすでに持っていない方は、この点を事前に確認しておくとよいでしょう。
料金体系と受験講座の使い分け
JTEXには合格講座のほかに「受験講座」も用意されており、技能試験セットが付属しないぶん受講料が抑えられています。
すでに電気工事の現場で工具・材料の扱いに慣れている方や、技能試験の材料を自分で揃えたい方には受験講座が適しており、実技練習の材料から揃えて一から取り組みたい初心者には合格講座が向いています。
2026年7月時点の公式サイト情報では、合格講座(技能試験セット・過去問題解説動画付き)の通常価格は53,900円、法人・団体受講向けの特別受講料は51,700円となっています。
教育訓練給付金の対象講座には現時点では指定されていないため、給付金の活用を前提に検討している方は他の対象講座と比較するとよいでしょう。
注意したいポイント
JTEXの教材は技術系・ものづくり系の通信教育に特化して蓄積されたノウハウが活かされており、テキストの内容は実践的です。
その反面、大手通信講座のようなフルカラーの視覚的に華やかな教材設計ではなく、シンプルな構成になっています。
スマートフォンアプリや専用デジタル学習サイトは提供されていないため、デジタルツールを活用したスキマ時間学習を重視する方には別の講座を検討した方がよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営機関 | 職業訓練法人日本技能教育開発センター(JTEX) |
| 講座名 | 第二種電気工事士合格講座(技能試験セット・過去問題解説動画付き) |
| 受講期間 | 4ヶ月 |
| 受講料(税込) | 通常53,900円 / 法人・団体特別受講料51,700円 |
| 教材構成 | 主テキスト3冊・過去問題集1冊・学科試験解説動画・技能試験副テキスト(動画配信付き) |
| 練習材料 | 技能試験セット付属(候補問題13問分) |
| 工具 | 含まれない(別途手配が必要) |
| レポート添削 | 記述式4回 |
| 質問サポート | 質問券による講師への問い合わせ |
| 教育訓練給付金 | 非対象 |
| 設立年 | 1971年 |
| 公式サイト | https://www.jtex.ac.jp/SHOP/D07C.html |
※添削サービスがないため、学習の記録や指導は映像講義と質問サポートのみで進めることになります。2026年8月時点の情報です
CIC日本建設情報センターは、建設系資格の受験指導を専門とした教育機関で、施工管理技士を中心とした建設業界向け資格講座の分野で25年以上の運営実績を持っています。
受講生2万人以上に選ばれてきた独自の講師選定システムと、過去問を徹底分析した短期集中型カリキュラムが講座設計の核心です。
第二種電気工事士の通信講座は、WebとDVDの2種類の受講形式から選択でき、工具・部材セットをオプションで組み合わせる柔軟な料金体系になっています。
講座単体の税込価格が23,650円からと、8社のなかで最もリーズナブルなラインナップを揃えています。
8パターンの料金体系と自分に合った組み合わせ方
CICの料金設計の最大の特徴は、講座本体と工具・部材セットを自分の状況に応じて自由に組み合わせられる点です。
すでに工具を持っている方は講座のみを選び、工具から揃えたい初心者は工具・部材セット付きを選ぶといった形で、無駄な出費を抑えられます。
| コース | 受講料(税込) |
|---|---|
| Web講座(学科+技能) | 23,650円 |
| Web講座+工具セット | 36,300円 |
| Web講座+部材セット | 44,550円 |
| Web講座+工具・部材セット | 57,200円 |
| DVD講座(学科+技能) | 24,750円 |
| DVD講座+工具セット | 37,400円 |
| DVD講座+部材セット | 45,650円 |
| DVD講座+工具・部材セット | 58,300円 |
部材セットはHOZAN社製の工具と候補問題13問すべてを1回ずつ施工できる材料が揃った内容で、申込み時にオプションとして受講生限定の特別価格で追加できます。
工具セットにはVVFストリッパー・圧着工具・ペンチなど指定工具一式とツールバッグが含まれ、ゼロから準備を始める初心者でも即座に実技練習に入れる体制が整っています。
映像講義の内容と学習スタイル
収録時間は合計約14時間で、学科部分が約9時間・技能部分が約6.5時間の構成です。
Web講座の場合はパソコンとスマートフォンの両方で視聴でき、通勤中や昼休みなどのスキマ時間にも活用できます。
視聴期限は試験日当日までとなっており、直前まで繰り返し確認できる点は実用的です。
DVD講座は通信環境を気にせず学習できる形式で、繰り返し視聴したい方や映像を手元に残しておきたい方に向いています。
過去の合格者からは「DVDを何度も繰り返し視聴することで技能試験の手順を頭に入れられた」という声も届いています。
教材の構成は、学科試験対策テキスト・過去問題集・技能試験の公表問題合格解答の3点が基本セットです。
技能試験テキストでは、単線図から複線図への書き換え手順・基本作業・13問の公表問題に対する合格解答を体系的に解説しています。
質問サポートと講師選定の仕組み
質問はメールで対応しており、10回まで無料で利用できます。
CICでは講師の選定に「CIC講師選定システム」を設けており、受講者アンケートの結果を毎回数値化して合格基準に達した講師のみが指導を担当する仕組みをとっています。
指導の質を数値で管理している点は、講師の質にバラツキが生じやすい通信講座において独自の取り組みといえます。
注意したいポイント
CICの講座は添削サービスが設けられておらず、学習の記録や指導は映像講義と質問サポートのみで進める形です。
自分でペースを管理しながら学習を進めていける方には適していますが、添削を通じてこまめにフィードバックを受けたい方は他の講座と比較するとよいでしょう。
教育訓練給付金の対象にはなっていないため、給付金を活用する前提で費用を考えている方はその点を踏まえて検討してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | CIC日本建設情報センター |
| 講座名 | 第二種電気工事士受験対策講座 |
| 受講形式 | Web講座 / DVD講座 |
| 受講料(税込) | Web講座 23,650円〜 / DVD講座 24,750円〜 |
| 収録時間 | 約14時間(学科約9時間+技能約6.5時間) |
| 教材 | テキスト・過去問題集・技能試験合格解答・映像教材 |
| 工具・部材 | オプションで追加可能(HOZAN社製) |
| 質問サポート | メール質問10回まで無料 |
| 添削指導 | なし |
| Web視聴期限 | 試験日当日まで |
| 教育訓練給付金 | 非対象 |
| 問い合わせ | TEL 0120-129-209 |
| 公式サイト | https://www.cic-ct.co.jp/denkikouji/class2/ |
※購入後30日以内であれば条件を満たした場合に全額返金を受けられます。不合格時はeラーニング視聴期限が6ヶ月延長されます。2026年8月時点の情報です
SAT株式会社は、現場系・技術系資格に特化した通信教育会社です。
電気系・施工管理系・設備系といった現場で使われる資格だけを扱っており、累計受講者数は25万名を突破しています。
「特定の分野だけを深く掘る」という設計思想が、講師の専門性と教材のクオリティに直結しており、第二種電気工事士講座においては受講者の合格率が93.9%というデータを公式サイトで公表しています。
一般的な第二種電気工事士の合格率が学科・技能ともに50〜70%程度で推移していることと比べると、この数字は受講後の合格率として注目に値します。
テキストの設計思想「薄さ」の理由
SATのテキストは、フルカラーでありながら他社と比べて大幅にページ数を抑えた構成が特徴です。
公式サイトによると、他資格の参考として電験三種の電力科目では他社が400ページのところSATは160ページ程度に絞っているとのことです。
これは「満点を目指すのではなく合格点を確実に取る」という学習目標を明確にし、試験に出ない内容を徹底的に削ぎ落とした結果です。
無駄を省いた教材は学習の心理的負担を下げる効果もあり、仕事をしながら短期間で合格を目指す社会人に向いた設計といえます。
eラーニングと動画講義の充実
SATの最大の強みのひとつが、スマートフォンやパソコンからいつでも受講できるeラーニングシステムの完成度です。
筆記編・技能編・候補問題編の3パートに分かれた動画講義は合計約18時間の内容で、音声のみのダウンロードにも対応しています。
通勤中のイヤホン学習や移動中のスキマ時間学習が現実的にできる環境です。
技能試験対策では、候補問題13問すべての複線図と施工動画が揃っており、手順を映像で繰り返し確認しながら実技練習に臨めます。
技能試験の練習材料はSATとの業務提携先であるMOZU社から別途購入できる案内が公式サイトで紹介されています。
3コースの料金体系と30日間返金保証
SATの第二種電気工事士講座は3つのコースから選択します。
eラーニングのみの「E講座」が税込21,780円、DVDのみの「DVD講座」が税込23,980円、両方を備えた「E+DVD講座」が税込27,280円です。
eラーニングの視聴期限は購入日から1年間、質問サポートも購入日から1年間対応しています。
注目すべきはSAT独自の保証制度で、購入後30日以内であれば条件を満たした場合に全額返金を受け付けています。
また、万が一不合格だった場合には、不合格通知書を提示することで質問回数が初期状態にリセットされ、eラーニング視聴期限から6ヶ月間のサポートが延長されます。
技能試験の練習材料は講座に含まれていないため、練習材料・工具を自分で揃える必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | SAT株式会社 |
| 講座名 | 第二種電気工事士講座 |
| コース設定 | E講座 / DVD講座 / E+DVD講座 |
| 受講料(税込) | E講座 21,780円 / DVD講座 23,980円 / E+DVD講座 27,280円 |
| 動画時間 | 筆記編DVD5枚(9.3時間)+ 技能編DVD1枚(2.3時間)+ 候補問題DVD3枚(6.3時間) |
| 教材 | テキスト冊子2冊・過去問題集(10回分)・候補問題全複線図 |
| 練習材料 | 含まれない(提携先から別途購入案内あり) |
| 質問サポート | あり(購入日から1年間) |
| 返金保証 | 30日間返金保証(条件あり) |
| 不合格時サポート | 質問回数リセット・視聴期限6ヶ月延長 |
| 教育訓練給付金 | 対象(公式サイトに記載あり) |
| eラーニング視聴期限 | 購入日から1年間 |
| 公式サイト | https://www.sat-co.info/ec/2denki |
※通信講座のみの提供で通学クラスはありません。教材の発送は週1回のサイクルでお届け日時の指定ができません。2026年8月時点の情報です
ヒューマンアカデミーの第二種電気工事士受験講座は、JTEXとの提携によって提供されているテキスト中心の通信講座です。
受講料は税込31,900円と8社のなかでリーズナブルなラインに位置しており、映像学習ツールと紙テキストを組み合わせた設計で、4ヶ月の標準学習期間中に学科・技能の両試験対策を進められます。
JTEX提携講座ならではの教材設計
本講座はJTEX(職業訓練法人日本技能教育開発センター)との提携講座として提供されており、電気系の技能教育に長年のノウハウを持つJTEXの教材が基盤となっています。
ヒューマンアカデミーの通信講座プラットフォームを通じて申込み・受講が完結する仕組みです。
教材はテキスト3冊(上巻・中巻が学科試験編、下巻が技能試験編)と別冊1冊が中心で、これに学科試験の解説動画(小冊子付き)と技能試験副テキスト(動画配信付き)が付属します。
技能試験副テキストの動画では、電気技術者試験センターが公表した候補問題13問すべての施工作業を映像で確認できます。
収録時間は300分(5時間)の実践映像で、施工ポイント・工具の使い方・リングスリーブの圧着接続・年度ごとの判定基準なども含まれており、独学では把握しにくい「欠陥の基準」まで映像でカバーしています。
レポート添削と質問券サポート
学習の流れは、月単位で主テキストを読み進め、各月末にレポートを提出するサイクルで構成されています。
1ヶ月あたりの学習時間の目安は16時間(4日×4時間)と公式サイトに明示されており、仕事の合間に計画的に取り組める分量です。
添削は全4回で、提出したレポートに対して講師がアドバイスを加えて返送します。
合格点は100点満点中60点以上とされており、毎月の自分の理解度を客観的に把握しながら学習を進めることができます。
質問については「質問券」を使って講師とやり取りする形で対応しており、回数制限があることと、在籍期間の無料延長は原則対応していない点は、申込み前に把握しておきたいポイントです。
在籍期間は標準学習期間4ヶ月に対してサポート期間が8ヶ月まで設けられており、学習が遅れた場合でも一定の余裕をもって取り組めます。
注意したいポイント
ヒューマンアカデミーの講座は通信講座のみの提供であり、通学クラスはありません。
また、法人・行政機関向けの販売は実施していないため、個人での申込みのみが対象となります。
技能試験の練習材料はセットに含まれていないため、実技練習には別途材料と工具の用意が必要です。
教育訓練給付金の対象かどうかは公式サイトで最新情報をご確認ください。
教材の発送は毎週1回(木曜日16時までに申込・入金完了で翌週金曜日発送)というサイクルになっており、お届け日時の指定ができない点も事前に確認しておくとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | ヒューマンアカデミー株式会社(JTEX提携講座) |
| 講座名 | 第二種電気工事士受験講座(過去問題解説動画付き) |
| 受講料(税込) | 31,900円 |
| 標準学習期間 | 4ヶ月 |
| サポート期間 | 8ヶ月 |
| 教材構成 | テキスト3冊・別冊1冊・学科解説動画(小冊子付き)・技能試験副テキスト(動画配信付き)・レポート |
| 動画内容 | 技能試験公表問題13問の施工作業映像(300分) |
| 練習材料 | 含まれない(別途手配が必要) |
| 添削回数 | 4回 |
| 質問サポート | 質問券による(回数制限あり) |
| サポート延長 | 原則なし |
| 教育訓練給付金 | 公式サイトにてご確認ください |
| 公式サイト | https://haec.athuman.com/shop/pages/electrical-worker.aspx |
※月単位のサブスクリプションのため、合格後に解約を忘れると費用が積み上がります。受講開始月は試験日程から逆算するのが有効です。2026年8月時点の情報です
オンスク.JPは「ウケホーダイ」と呼ばれるサブスクリプション型の学習プラットフォームで、月額定額を支払うことで第二種電気工事士を含む複数の資格講座が受け放題になるサービスです。
講座単体の料金ではなく、月額980円(税込1,078円)のスタンダードプランまたは月額1,480円(税込1,628円)のプレミアムプランに加入することで、第二種電気工事士の学科対策にアクセスできます。
一括支払いプランは6ヶ月9,471円・9ヶ月14,069円・12ヶ月18,557円の設定もあり、受験時期に合わせて選択できます。
8社のなかで圧倒的に低い初期費用であり、たとえばスタンダードプランで3ヶ月受講した場合の費用は3,234円程度となります。
他社の最安値であるCICのWeb講座(23,650円)と比べても6倍以上の価格差があり、費用を抑えることを最優先に考えている方にとっては唯一無二の選択肢です。
講座の内容と対応範囲
オンスク.JPの第二種電気工事士講座は、全87回・約16時間の講義動画と115問の練習問題、ダウンロード可能な音声と講義スライドで構成されています。
カリキュラムは配線図・複線図・電気機器と器具・保安法令・施工方法・検査方法・基礎理論・配電理論の8分野に加え、技能試験対策として単位作業と公表問題13問の解説まで網羅しています。
担当講師は石原鉄郎氏で、初学者にわかりやすい解説と合格後の実務知識を合わせて学べる内容が特徴です。
スマートフォンだけで学習が完結し、講義スライドと音声のダウンロードにも対応しているため、通信環境がない場所でも学習を続けられます。
進捗管理機能が備わっており、毎日の学習時間と進み具合をグラフで確認できる点も、独学でモチベーションを維持しにくい方の支えになります。
講義は学科試験対策が中心で、技能試験の公表問題13問についても「解説とポイント」を動画で視聴できます。
注意したいポイント
オンスク.JPの講座は「学科試験対策を映像と問題演習で完結させたい方」に向いています。
テキスト冊子・添削指導・質問サポートは提供されていないため、疑問が生じた際には自分で調べるか、別途参考書を用意する必要があります。
また、技能試験の練習材料や工具は含まれておらず、実技の施工練習は別途自分で準備する必要があります。
ウケホーダイのサブスクリプションは月単位で継続するため、合格後に解約を忘れると費用が積み上がります。
試験日程に合わせて受講開始月を逆算してから申込むと、無駄な月額が発生しにくいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社オンラインスクール |
| サービス名 | オンスク.JP(ウケホーダイ) |
| 月額料金(税込) | スタンダード 1,078円 / プレミアム 1,628円 |
| 一括プラン(税込) | 6ヶ月 9,471円 / 9ヶ月 14,069円 / 12ヶ月 18,557円 |
| 講義動画 | 全87回(約16時間) |
| 練習問題 | 全115問 |
| ダウンロード教材 | 音声・講義スライド |
| 技能対応 | 公表問題13問の解説・ポイント動画あり |
| 練習材料 | 含まれない |
| 添削指導 | なし |
| 質問サポート | なし |
| 無料体験 | あり(会員登録後に視聴可能) |
| 教育訓練給付金 | 非対象 |
| 公式サイト | https://onsuku.jp/training/denki2 |
通信講座を比較する前に、まず第二種電気工事士の試験がどのような構造になっているかを把握しておくことが重要です。
学科試験と技能試験のどちらに苦手意識があるかによって、選ぶべき講座の特徴が変わってくるからです。
試験の仕組みを正しく理解したうえで講座を選ぶと、余分な費用をかけずに必要なサポートを的確に受けることができます。
第二種電気工事士は、一般財団法人電気技術者試験センターが実施する国家資格試験です。
受験資格に年齢・学歴・実務経験の制限が一切なく、電気の知識がゼロの状態から挑戦できる点が特徴です。
一般財団法人電気技術者試験センターの発表によると、令和7年度の合格率は学科試験(上期)が57.7%、技能試験(下期)が71.4%でした。
学科試験の合格率は毎年54〜62%程度で推移しており、「過去問を繰り返し解く」という対策の効果が出やすい構造になっています。
出題の大部分は過去問と類似した問題であり、暗記要素が中心です。
電気理論の計算問題も含まれますが、満点を目指す必要はなく、60点以上が合格ラインとされています。
技能試験の合格率は68〜74%程度で推移しており、数字だけ見ると高く感じますが、ここで落とし穴があります。
技能試験では「欠陥がないこと」が合格基準とされており、配線の長さや接続の仕方に1つでも欠陥があれば一発不合格となります。
独学で試験に挑んだ受験者が「やり方は知っていたが欠陥を見落とした」という理由で不合格になるケースが多く、施工手順の正確さと欠陥基準の把握が技能試験の核心です。
| 試験の種類 | 令和7年度合格率 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 学科試験(上期) | 57.7% | 60点以上 |
| 技能試験(上期) | 72.0% | 欠陥がないこと |
| 技能試験(下期) | 71.4% | 欠陥がないこと |
出典 一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」
第二種電気工事士の試験は、学科試験と技能試験の2段階で構成されています。
この2つは試験の性質がまったく異なるため、それぞれに合った対策が必要です。
学科試験の内容と特徴
学科試験は四肢択一形式で50問、100点満点の試験です。
一般財団法人電気技術者試験センターが公表している出題範囲は、電気に関する基礎理論、配電理論と配線設計、電気機器・材料・工具、施工方法、保安法令、配線図の6分野です。
受験方法は「CBT方式」と「筆記方式」の2種類から選択できます。
CBT方式とはパソコンを使ってテストセンターで受験する形式で、指定された期間内であれば自分の都合に合わせて日時と会場を予約できます。
筆記方式は全国一斉の指定日に答案用紙に記入する従来の形式です。
CBT方式の大きなメリットは、試験終了後すぐに画面で参考得点が表示される点です。
合否の見通しが早い段階でつくため、合格が見込める場合は技能試験対策をすぐに開始でき、学習スケジュールを効率よく組み立てることができます。
| 受験方式 | 実施時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| CBT方式 | 指定期間内の任意の日時 | テストセンターで受験、試験後すぐ参考得点を確認可 |
| 筆記方式 | 指定の1日のみ | 全国一斉、答案用紙に記入 |
技能試験の内容と特徴
技能試験は、事前に一般財団法人電気技術者試験センターが公表した13の候補問題から1問が本番で出題され、制限時間40分以内に電気工作物を完成させる実技試験です。
支給された材料とあらかじめ準備した工具を使って実際に配線を組み立てます。
候補問題が事前に公表されているため、13問すべてを練習しておけば本番問題の全体像を把握した状態で臨めます。
通信講座で映像解説や添削指導が充実しているかどうかが、技能試験の合否を左右する最大のポイントです。
一般財団法人電気技術者試験センターが公表している令和8年度(2026年度)の試験日程は以下のとおりです。
試験は年2回(上期・下期)実施されており、都合に合わせてどちらかを選択して受験できます。
| 区分 | 上期 | 下期 |
|---|---|---|
| 申込受付期間 | 2026年3月16日〜4月6日 | 2026年8月17日〜9月3日 |
| 学科試験(CBT方式) | 2026年4月23日〜6月7日 | 2026年9月24日〜11月8日 |
| 学科試験(筆記方式) | 2026年5月24日 | 2026年10月25日 |
| 技能試験 | 2026年7月18日または7月19日 | 2026年12月12日または12月13日 |
| 受験手数料(インターネット申込) | 11,100円(非課税) | 11,100円(非課税) |
出典 一般財団法人 電気技術者試験センター「令和8年度 第二種電気工事士試験 試験日程」
上期と下期の選び方
上期試験を選ぶ場合、申込みは3月上旬から始まり、技能試験は7月に行われます。
年明けから学習を開始すれば、約6〜8ヶ月の学習期間を確保できます。
下期試験は8月末から申込みが始まり、技能試験は12月です。
上期の学科試験で合格し、下期の技能試験に進む「学科免除制度」を活用すると、2回のチャンスを効率よく使うこともできます。
通信講座を選ぶ際は、自分がどちらの期を受験するかを決めてから申込むとよいでしょう。
各講座の標準学習期間(6〜8ヶ月程度)と試験日程を照らし合わせて、余裕を持った学習計画が立てられるかどうかを確認することをおすすめします。
第二種電気工事士の通信講座を比較するとき、「有名だから」「安いから」という理由だけで選ぶと、後から後悔するケースがあります。
学科試験だけ対応した格安講座を申し込んだあとに技能試験でつまずいて再受験する、あるいは練習材料が講座に含まれていないことに後から気づいて別途購入が必要になる、といった失敗は珍しくありません。
講座を選ぶ前に、自分が何を求めているかを整理したうえで比較ポイントを確認しておくことが重要です。
通信講座の「受講料」だけを見て費用を判断するのは危険です。
講座によって含まれる内容が大きく異なるため、同じ6万円でも実質的な価値に差が生まれます。
たとえば「技能試験対応・練習材料付き・添削あり」と「学科試験のみ・映像講義のみ」では、試験合格に向けた準備の充実度がまったく違います。
費用を比較する際は、以下の観点で「何が含まれているか」を確認するとよいでしょう。
練習材料を別途手配すると、ケーブルや器具などで1万〜2万円程度の追加費用が発生します。
表面上の受講料が低く見えても、材料・工具をオプション扱いにしている講座では最終的な総費用が高くなることがあります。
申込み前に公式サイトで「何が含まれていて何が含まれていないか」を必ず確認してください。
電気の知識がまったくない初心者にとって、技能試験の準備は最大のハードルです。
候補問題13問を制限時間40分以内に仕上げる技術を身につけるには、実際に手を動かした反復練習が不可欠であり、そのために必要なケーブル・器具・工具を自分で揃えるのは意外と手間がかかります。
材料・工具セットが講座に含まれているかどうかは、選択の重要な分岐点です。
セット付きの講座では申込みから教材が届くまで待つだけで準備が整いますが、セットなしの講座では別途資材を購入・手配する必要があります。
工具については、ストリッパー・ペンチ・圧着工具・ドライバーなど指定工具が複数あり、セットで購入すると1万円前後かかるのが一般的です。
練習材料は候補問題13問分を1回ずつ練習できる量で2万円前後が目安となります。
複数回の反復練習を考えると追加費用がさらにかさむ可能性があるため、講座のセット内容と練習可能な回数の目安を事前に把握しておくとよいでしょう。
| 確認ポイント | セット付き講座 | セットなし講座 |
|---|---|---|
| 練習材料の手配 | 不要(届くだけ) | 自分で購入が必要 |
| 工具の準備 | 付属するものもある | 別途購入が必要 |
| 実質的な総費用 | 受講料のみ | 受講料+材料費+工具費 |
| 準備の手間 | 少ない | 多い(種類の把握も必要) |
通信講座のサポート体制は、講座ごとに内容と質が大きく異なります。
「サポートあり」と書いてあっても、質問の回数制限・添削の方式・回答の速さなどに差があるため、詳細まで確認することが重要です。
技能試験の添削については、「写真を送るだけで講師がコメントをくれる写真添削」「オンラインで講師とつないでリアルタイムで確認するオンライン添削」「校舎に持参して直接見てもらう対面添削」など、方式は講座によって異なります。
特に通信形式でのみ受講する場合、対面添削が受けられるかどうかは事前に確認しておくとよいでしょう。
質問サービスについては、1日あたりの質問数の上限・メール・チャット・電話などの対応方式、回答までのリードタイムなどを比較ポイントとして押さえておくとよいです。
仕事をしながら学習する社会人は、疑問が解消されずにモチベーションを落とすリスクが高いため、質問しやすい環境かどうかは見落とせません。

また、標準学習期間を超えた場合にサポートが延長されるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
学科試験は合格したが技能試験に向けて追加で時間が必要になるケースや、仕事の繁忙期と試験が重なって学習が遅れるケースもあります。
延長サポートがあると、焦らず翌期の試験まで対策を続けられます。
通信講座の費用を抑える手段として、厚生労働省が実施する「一般教育訓練給付金」制度の活用を検討することをおすすめします。
この制度は、一定の条件を満たす雇用保険の被保険者(または被保険者であった方)が厚生労働大臣の指定する講座を受講・修了した場合に、受講費用の20%(上限10万円)が支給されるものです。
2026年7月時点で教育訓練給付金の対象となっている主な講座はユーキャン・キャリカレ・TACです。
たとえばユーキャンの本科コース(64,000円)に給付金が適用されると、実質負担額は51,200円程度になります。
TACのWeb通信(学科+技能セット61,000円)も対象で、同様に実質負担額を約48,800円に抑えられます。
| 給付金の概要 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 一般教育訓練給付金 |
| 運営 | 厚生労働省 |
| 支給額 | 受講費用の20%(上限10万円) |
| 対象者 | 雇用保険の一般被保険者または離職後1年以内の方(受講開始日時点で雇用保険の加入期間が通算3年以上等の要件あり) |
| 申請先 | 居住地を管轄するハローワーク |
| 申請タイミング | 受講修了日の翌日から1ヶ月以内 |
出典 厚生労働省「教育訓練給付制度」
給付金の受給には雇用保険の加入期間などの要件があります。
自分が対象に当てはまるかどうかは、ハローワークで事前に支給要件照会を行うことで確認できます。
対象であれば、給付金の有無を前提に講座を選ぶと費用を大幅に抑えられる可能性があります。
「通信講座は高い」「独学のほうが安上がりだ」という先入観を持つ方は少なくありませんが、実際の総費用を積み上げて比べると、その差は思ったより小さいケースが多くあります。
独学で必要な教材費・工具費・材料費をすべて計上すると、通信講座の受講料との差額が縮まることがあるからです。
ここでは独学と通信講座それぞれにかかる費用を正直に試算し、どちらが本当にコストパフォーマンスが高いかを整理します。
第二種電気工事士の試験は受験料・教材費・工具費・材料費・免状申請費のすべてを自分で準備する必要があります。
以下では各費用の目安を2026年7月時点の実勢価格をもとに整理しています。
受験料は一般財団法人電気技術者試験センターが定めており、インターネット申込みの場合は11,100円(非課税)です。
学科試験と技能試験はセットで一括申請するため、受験料は一回分です。
学科試験の教材費は、テキスト1冊と過去問題集1冊の組み合わせが標準的です。
市販のテキストは1,500〜2,200円程度、過去問集は1,500〜2,800円程度が相場で、2冊合わせると3,000〜5,000円の範囲に収まります。
HOZANの「電工試験の虎」などの無料Webサービスや電気技術者試験センター公式サイトの過去問を活用すれば、教材費をゼロ〜2,000円程度まで抑えることも可能です。
技能試験の工具費は、HOZANが公式に公開している価格によると、工具セット(DK-28 基本工具+VVFストリッパー)が税込14,495円前後です。
工具は一度購入すれば繰り返し使えるため、長期的には資産になります。
技能試験の材料費が独学費用を左右する最大の変数です。
候補問題13問を1回練習できる「部材1回セット(DK-51)」がHOZAN公式で税込42,900円、2回練習できるセット(DK-52)が税込63,140円です。
合格のためには最低でも各問題を1〜2回は通して練習しておくことが望ましく、材料費だけで4〜6万円台になるケースが一般的です。
免状申請手数料は都道府県によって異なりますが、大阪府・新潟県など複数の都道府県が公表している金額は5,300円です。
東京都では5,200円など、おおむね5,000〜5,300円程度の範囲とみられます。
| 費用項目 | 独学の目安金額(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 受験手数料 | 11,100円 | 電気技術者試験センター公表値 |
| 学科試験教材 | 3,000〜5,000円 | テキスト+過去問集 |
| 技能試験工具セット | 14,000〜16,000円前後 | HOZAN DK-28等の目安 |
| 技能試験材料セット(1回分) | 42,900円前後 | HOZAN DK-51公式価格 |
| 免状申請手数料 | 5,200〜5,300円程度 | 都道府県により異なる |
| 合計(1回分材料の場合) | 約76,000〜80,000円 | 送料・交通費別 |
この試算は最低限の準備で合格を目指した場合の金額であり、不合格になって再受験する場合は受験料がさらに11,100円加算されます。
また技能試験の材料は再受験のたびに買い直しが必要なケースもあるため、2回目の受験を想定すると独学の総費用がさらに膨らむ点も考慮しておく必要があります。
通信講座を利用した場合、受験料・免状申請費は独学と同じですが、教材費・工具費・材料費が講座の受講料に含まれているケースが多くあります。
とりわけ練習材料が付属している講座の場合、独学で別途購入するよりも総費用が抑えられることがあります。
たとえばユーキャンの本科コース(64,000円税込)は、テキスト・DVD・練習材料44点・添削8回が含まれています。
受験料と免状申請費を加えた総費用は約80,000〜82,000円程度となり、独学(材料1回分)で計算した約76,000〜80,000円と大きな差がないことがわかります。
TACのWeb通信セット(61,000円税込、材料22,000円相当含む)は、工具付きプランを選んだ場合に工具代を含めた総費用が実質的に独学とほぼ同水準になります。
CICのWeb講座単体(23,650円税込)は最安値ですが、材料・工具を別途揃えると独学と同等の総費用になります。
| 比較項目 | 独学(材料1回分) | ユーキャン本科コース | TAC Web通信(工具付き) |
|---|---|---|---|
| 受講料・教材費 | 約17,000〜21,000円 | 64,000円 | 61,000円〜 |
| 技能試験材料費 | 42,900円前後 | 含む | 含む |
| 工具費 | 14,000〜16,000円前後 | 含まない | 含む |
| 受験手数料 | 11,100円 | 11,100円 | 11,100円 |
| 免状申請費 | 約5,200〜5,300円 | 約5,200〜5,300円 | 約5,200〜5,300円 |
| 総費用の目安 | 約76,000〜80,000円 | 約80,000〜82,000円 | 約77,000〜82,000円 |
| 添削・サポート | なし | 8回あり | 15回あり |
この比較で見えてくるのは、「独学は安い」という通念が必ずしも成り立たないという事実です。
独学で必要な工具と材料をフルに揃えると、通信講座の受講料と大きな差がなくなります。
さらに通信講座には添削指導・映像講義・質問サポートが含まれているため、試験合格の確実性という観点では通信講座のほうが実質的なコストパフォーマンスが高くなる場合があります。
とくに技能試験で一度不合格になった場合を考えると、材料の買い直し(4〜6万円)と再受験料(11,100円)が重なり、合計費用が独学のほうが通信講座より高くなるケースも十分あります。

一発合格を前提にした総コストで比較することが、正しい講座選びの出発点です。
通信講座は同じ目標(第二種電気工事士の合格)に向けて設計されていますが、受講者の状況によって最適な講座は変わります。
費用を最優先する方と、サポートの充実度を最優先する方とでは選ぶべき講座が異なりますし、不合格リスクへの備えを重視する方には特定の保証制度が必要です。
ここでは4つの代表的なタイプ別に、どの講座が向いているかを整理します。
電気の知識がまったくない状態から試験合格を目指す初心者にとって、最も重要なのは「テキストがわかりやすいか」と「技能試験の添削サポートが充実しているか」の2点です。
電気理論の基礎から段階的に学べる教材設計になっているかどうかを確認することが出発点になります。
特に技能試験では、配線の欠陥が1つでもあると一発不合格になる仕組みのため、初心者が独力で「正しい施工かどうか」を判断するのは難しいです。
第三者(講師)に施工物を確認してもらえる添削制度があるかどうかが、初心者にとって合格率を左右する最重要ポイントです。
初心者に特に向いているのはユーキャンとTACです。
ユーキャンは受講生の89.4%が初学者という実績があり、基礎数学・用語集・公式集まで副教材として揃っています。
TACは技能試験の全13課題に対して写真・オンライン・対面の3種類の添削が通信でも受けられるため、「自分の施工が正しいか確かめたい」という不安を解消しやすい環境です。
| 講座名 | 初心者向けポイント |
|---|---|
| ユーキャン | 受講生の89.4%が初学者・基礎数学・用語集など副教材充実 |
| TAC | 全13課題に添削あり・写真/オンライン/対面の3方式 |
| JTEX | 図や写真が豊富なテキスト・練習材料付き |
費用を最小限にしたい場合、まず自分が工具と材料をすでに持っているかどうかを確認することが重要です。
工具・材料を既に保有している方は講座単体の費用だけを比較すればよく、まったくゼロから揃える方はセット価格で比べることが正確な判断につながります。
工具・材料を別途用意できる方には、CICのWeb講座単体(税込23,650円)が8社のなかで最もリーズナブルです。
学科と技能の両方に対応した映像講義が含まれており、10回のメール質問サポートもあります。
工具・材料込みで費用を最小限に抑えたい場合は、SATのE講座(税込21,780円)と材料を業務提携先から別途購入する組み合わせや、オンスク.JPのウケホーダイ(月額1,078円〜)で学科を対策する方法もあります。
仕事や育児で学習時間が限られている社会人が短期合格を目指すには、スマートフォンで隙間時間に学習できる環境と、無駄のない出題範囲に絞ったカリキュラムが揃った講座が向いています。
3ヶ月での合格を明確に掲げているキャリカレは、試験に出るポイントに絞ったカリキュラムと、スマートフォンで一問一答・映像講義・過去問が完結する設計が社会人の隙間学習に合っています。
質問サポートは回数無制限で、スマートフォンからいつでも送信できる点も時間の読めない社会人に向いています。
SATは受講者の合格率が93.9%(公式サイト公表値)と高く、テキストの内容を試験合格に必要なポイントに絞り込んでいるため、学習時間を圧縮したい方に向いています。
音声ダウンロードに対応しており、通勤中のイヤホン学習も可能です。
| 講座名 | 社会人・短期合格向けポイント |
|---|---|
| キャリカレ | 3ヶ月合格設計・スマホで質問無制限・隙間時間活用に最適 |
| SAT | 合格率93.9%・テキスト薄め・音声ダウンロード対応 |
| オンスク.JP | 月額1,078円〜・スマホ完結・スキマ学習に特化 |
「費用をかけても一発で確実に合格したい」「万が一不合格になったときのリスクを金銭面でカバーしたい」という方には、サポートの手厚さや保証制度を軸に選ぶことが合理的です。
キャリカレは「不合格なら受講料全額返金」という保証を設けており、合格できなかった場合の費用リスクを制度として吸収できます。
合格した場合には2講座目が無料になる特典もあり、不合格・合格どちらの結果でも費用面のメリットがある設計です。
TACは全13課題の技能添削(写真・オンライン・対面の最大15回)と、万が一不合格だった場合に条件を満たせば追加費用なしで半年間サポートを延長できる延長サポート制度を設けています。
添削を受けながら着実に技術を磨いた上で、不合格時のセーフティネットも確保できる点が、確実な合格を目指す方に評価されています。
SATも不合格時に質問回数をリセットしてeラーニング視聴期限を6ヶ月延長するサポートを用意しており、万が一の場合に追加費用なしで再学習できる環境が整っています。

第二種電気工事士は、試験に合格して免状を取得した瞬間から国家資格保有者として就労できる業務独占資格です。
電気工事の現場において、この資格を持たない者が行うことを法律で禁じられている作業があるため、有資格者への需要は安定して高く推移しています。
資格を取得するだけで終わらせず、その後のキャリアをどう描くかを事前に把握しておくことが、資格取得のモチベーションにもなります。
第二種電気工事士の免状があれば、600V以下で受電する一般住宅・小規模店舗・事務所などの電気設備工事に従事できます。
主な就職先・活躍フィールドは大きく3つに分かれます。
1つ目は電気工事会社・電設工事業者です。
住宅新築やリフォームに伴う屋内配線工事・コンセント増設・照明器具の取付けなどが中心的な仕事になります。
これが第二種電気工事士の最もオーソドックスな活躍の場であり、未経験者でも見習いとして採用し、実務を積みながら技術を高めていける職場です。
2つ目はビルメンテナンス(設備管理)です。
オフィスビル・商業施設・マンションなどの電気設備の点検・保守・軽微な修繕を担う業務で、電気工事士の資格があると採用で有利になります。
体力面でも安定したオフィス系の仕事が多く、電気工事の「施工」より「管理・保守」に近い働き方を求める方に向いています。
3つ目は再生可能エネルギー関連です。
太陽光発電システムの設置工事では、パネルから接続箱・パワーコンディショナーへの配線、分電盤への接続など電気工事士が担当する工程が複数あります。
エネルギー業界の成長とともに需要が拡大しているフィールドで、第二種電気工事士はその入口に立てる資格です。
年収については、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」のデータによると、電気工事従事者全体の平均年収は550.9万円とされています。
国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」による全産業の平均給与459.5万円を上回っており、専門的な技術職として安定した収入水準にあることがわかります。

なお、この数値は経験年数・企業規模・保有資格の種別が混在した平均値であり、第二種電気工事士取得直後の初任給は年収250〜350万円程度からスタートするケースが多く、実務経験を積むことで段階的に上昇していきます。
資格手当についても注目すべきポイントです。
企業によっては、第二種電気工事士の資格取得を条件に月額5,000〜15,000円程度の資格手当が支給される場合があり、昇給・昇格の評価基準にも組み込まれているケースがあります。
また、第一種電気工事士との間には年間約60万円程度の年収差があるともいわれており、第二種取得を土台に第一種を目指すルートが収入アップへの現実的な道筋のひとつです。
第二種電気工事士は「資格取得のゴール」ではなく、電気工事士としてのキャリアの「スタートライン」です。
第二種の実務経験を積むことで、より高度な資格へのステップアップができます。
第一種電気工事士は、第二種の工事範囲に加えて、最大電力500kW未満のビルや工場・大規模な店舗など自家用電気工作物の電気工事にも従事できます。
試験合格後、電気工事の実務経験を3年以上積むことで免状の交付を受けられます。
第二種で現場に入りながら実務経験を蓄積し、並行して第一種の学習を進めるという流れが最も現実的なキャリアルートです。
第二種から第一種へのステップアップ以外にも、電気工事施工管理技士(1・2級)や認定電気工事従事者の取得によって、自家用電気工作物の低圧部分の工事に携わる道も開けます。
消防設備士との組み合わせで設備管理業務の対応範囲を広げるルートも人気があります。
| キャリアの方向性 | 主な次のステップ |
|---|---|
| 技術者として深める | 第一種電気工事士・電気工事施工管理技士 |
| 設備管理に広げる | 認定電気工事従事者・消防設備士・ビル管理技術者 |
| 独立・開業を目指す | 実務経験の積み上げ後に電気工事業の登録 |
第二種電気工事士は一度取得すれば更新不要で生涯有効な資格です。
10代から60代まで幅広い年齢層が受験しており、定年退職後のセカンドキャリアや、副業・独立の手段として活用している方も少なくありません。
人手不足が続く電気工事業界において、有資格者の希少価値は今後も高まりやすい状況が続くと見込まれています。
第二種電気工事士の通信講座を検討している方から寄せられることの多い疑問をまとめました。
講座選びの迷いや申込み前の不安を解消するうえで参考にしてください。
知識ゼロからでも十分に合格を目指せます。
ユーキャンの公式データによると、受講生の89.4%が初学者であり、多くの方が電気の基礎から学んでいます。
学科試験の出題は電気の基礎理論・配線図・法令などが中心ですが、多くの通信講座はイラストや図解を用いたわかりやすいテキストで、専門用語の解説から丁寧に進める設計になっています。
技能試験については映像を見るだけでなく実際に手を動かして練習する必要があるため、練習材料が付属しているか・添削を通じて施工の正誤を確認できる環境があるかどうかを確認してから申込むことをおすすめします。
講座によって対応範囲が異なるため、必ず申込み前に確認が必要です。
ユーキャン・TAC・JTEX・SAT(合格講座)・ヒューマンアカデミー・キャリカレは学科と技能の両方に対応しています。
一方、オンスク.JPは学科試験対策が中心であり、技能試験の実技練習については別途自分で材料を準備して対応する必要があります。
CICは学科・技能対応の映像講義を提供していますが、練習材料はオプションでの追加購入となっています。
自分が学科と技能のどちらを重点的に対策したいかを明確にしてから、対応しているコースを選ぶとよいでしょう。
多くの通信講座は標準学習期間を4〜8ヶ月で設定しており、1日30分〜1時間程度の学習を継続することで合格ラインに達するよう設計されています。
スマートフォンで動画視聴・問題演習ができる講座が増えており、通勤時間や昼休みを活用したスキマ学習が現実的に行えます。
標準学習期間を超えた場合でも翌年の試験月まで無料でサポートが延長されるユーキャンや、条件付きで半年間の延長サポートがあるTACなど、仕事の繁忙期で学習が遅れた場合のフォロー体制がある講座を選ぶと、焦らず取り組みやすくなります。
一般財団法人電気技術者試験センターが公表している令和7年度のデータでは、学科試験の合格率が57.7%(上期)、技能試験の合格率が71.4%(下期)です。
通信講座を利用した場合の一発合格率については各社の公表数値が異なりますが、SATは受講者合格率として93.9%(公式サイト公表値)を示しています。
試験の合格率そのものは講座に関係なく誰でも同条件ですが、体系的な学習・映像による施工確認・添削サポートを組み合わせることで、独学に比べて欠陥を見落とすリスクを減らせる点が通信講座の実質的な強みです。
2026年7月時点で一般教育訓練給付金の対象として確認できている第二種電気工事士の通信講座は、ユーキャン・キャリカレ・TAC(セットコース・Web/DVD通信)・SATです。
給付金が受給されると受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
受給には雇用保険の加入期間(受講開始時点で通算3年以上など)をはじめとした要件があります。
自分が対象になるかどうかは居住地を管轄するハローワークで「支給要件照会」を行うことで確認できます。
事前確認を行わないまま受講を開始すると給付を受けられないケースがあるため、申込み前に必ず照会しておくことをおすすめします。
講座によって不合格時のサポートが異なります。
キャリカレは「不合格なら受講料全額返金」という保証制度(条件あり)を設けており、費用リスクをゼロにしたい方に向いています。
TACは条件を満たした場合に追加受講料なしで半年間の延長サポートが受けられます。
SATは不合格の通知書を提示することで質問回数がリセットされeラーニング視聴期限が6ヶ月延長されます。
一方で、ユーキャンは翌年の試験月まで自動的にサポートが延長される仕組みになっており、不合格時に別途手続きを行わなくても学習継続が可能です。
返金や延長にはそれぞれ条件があるため、詳細は各社の公式サイトで確認してください。
第二種電気工事士の免状は、一度取得すれば更新不要で生涯有効です。
第一種電気工事士は5年ごとの定期講習が義務付けられていますが、第二種にはそのような維持コストはかかりません。
試験合格後に都道府県知事へ免状の交付申請を行えば、その後はどの都道府県で働いても制限なく有効な国家資格として活用できます。
免状の申請手数料は都道府県によって異なりますが、大阪府では5,300円などの事例があります。
写真・合格通知書・本人確認書類などが必要で、申請から免状が手元に届くまでには2週間〜1ヶ月程度かかるのが一般的です。