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障がい者に強い転職エージェントおすすめ10選【2026年版】障害種別の選び方も解説

障がいのある方が転職を考えたとき、最初に悩むのが「どのエージェントを使えばいいのか」という点ではないでしょうか。

一口に障がい者向け転職エージェントといっても、得意とする障害の種別・保有する求人の質・入社後の定着支援の手厚さは各社でまったく異なります。

この記事では、2026年7月時点で公式サイトを調査・確認した10社を比較し、障害種別ごとの選び方・転職活動の流れ・よくある疑問まで一括して解説します。

どのサービスに登録するか迷っている方は、まずこの記事を読んでから判断することをおすすめします。

障害者におすすめの転職エージェント

サービス名かべなし求人ナビLITALICO仕事ナビワークリアエージェント
求人の探し方求人検索+非公開求人の紹介公開求人を自分で検索アドバイザーから求人紹介
選ぶポイントLINEで転職相談が可能雇用実績・合理的配慮から検索可能月1回・入社後半年間フォロー
おすすめの方相談しながら非公開求人も探したい方職場の配慮条件を確認して応募したい方入社後の職場定着を重視する方
利用料金無料無料無料
公式サイト
この記事でわかること
  • 障がい者向け転職エージェント10社の特徴と向いている障害種別
  • ハローワーク・就労移行支援との違いと目的別の使い分け
  • 精神障害・身体障害・発達障害ごとに選ぶべきエージェントの違い
  • 登録から内定・定着フォローまでの転職活動の全ステップ
  • 合理的配慮の書面化など入社後のミスマッチを防ぐポイント

障がい者向け転職エージェントのおすすめを目的別に紹介

障がい者向け転職エージェントとは、障害者手帳を持つ方の転職・就職活動を専門家が伴走してサポートするサービスです。

求人紹介から書類添削、面接対策、合理的配慮の交渉、入社後の定着フォローまでを一貫して、かつ無料で提供するのが一般的な特徴です。

転職エージェントを選ぶうえで重要な視点は、障害種別への専門性、求人の質と量、担当者の対応力、そして入社後の定着支援の具体性の4点です。

これらの観点を踏まえ、2026年7月時点で公式サイトで障害者向け転職エージェントサービスが確認できた10社を紹介します。

全体のおすすめ比較表

まず10社を一覧で比較します。

各社の強みと対応エリア、向いている方の特徴をまとめています。

以下の表で10社の主な特徴を比較します。

サービス名運営会社対応エリア得意な障害種別求人数の目安利用料金こんな方におすすめ
LITALICO仕事ナビ 株式会社LITALICO全国(一部エリア個別面談あり)身体・精神・発達・知的・難病約5,400件無料障害別の雇用実績や配慮条件から求人を探したい方
かべなし求人ナビ 株式会社エス・エム・エス全国身体・精神・知的・発達掲載972件+非公開求人無料求人検索とLINE相談を併用したい方
ワークリアエージェント レバレジーズ株式会社全国精神・発達非公開無料入社後半年間の定着フォローを重視する方
エージェントサーナ 株式会社サーナ関東・関西身体障害中心非公開求人あり無料身体障害で長期定着を重視する方
dodaチャレンジパーソルダイバース株式会社全国身体・精神・発達・知的非公開求人含む多数無料実績重視・大手企業求人を探したい方
atGPエージェント株式会社ゼネラルパートナーズ全国全障害・ハイクラス対応あり独自求人多数無料非公開求人・ハイクラス転職を目指す方
ランスタッドチャレンジドランスタッド株式会社全国(精神障害の個別支援は関東・関西中心)身体・精神・知的大手・外資系求人あり無料大手・外資系メーカーへの転職を目指す方
DIエージェント株式会社D&I全国精神・発達中心独自開拓求人あり無料職種や業界にこだわりがある方
マイナビパートナーズ紹介株式会社マイナビパートナーズ全国全障害非公開求人中心無料長期的なキャリア形成を見据えたい方
障害者雇用バンク株式会社スペシフィック全国(都心部中心)全障害2,000件以上無料20代・30代で未経験求人を探したい方

全サービスが求職者の利用料金は無料です。これは転職エージェントの仕組み上、採用企業側が費用を負担するためです。

次に、各サービスの特徴をより詳しく紹介します。

登録を迷った場合は、まずdodaチャレンジとLITALICO仕事ナビの2社に登録しておくと、求人の幅が広がり、担当者の相性を比較することができるのでよいでしょう。

以下では、各サービスの特徴・強み・注意点を公式情報をもとに詳しく解説します。

LITALICO仕事ナビ

障がい者 転職
自分で求人検索できる 全国対応 完全無料 就労支援事業所も検索可 エージェント紹介も利用可 在宅勤務求人あり
公開求人数 5,496件 2026年8月調査時点のサイト表示件数/在宅勤務OK528件・社員登用あり846件など
対応エリア 全国 全国の障害者雇用求人に加え、就労移行支援・就労継続支援の事業所情報も掲載
利用料金 無料 会員登録・求人紹介とも無料
運営会社 株式会社LITALICO

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

LITALICO仕事ナビは、就労支援歴20年以上の実績を持つ株式会社LITALICOが運営する障害者向け転職サービスです。

公式サイトでは4,000件前後の求人を公開しており、障害別の雇用実績・合理的配慮の内容・在宅勤務の可否など、職場の受け入れ体制を求人票から詳細に確認できる点が大きな特徴です。

合理的配慮の視点から求人を絞り込める機能は、業界内でも独自性が高いポイントです。

通勤ラッシュを避けた時差出勤が可能か、通院日の調整ができるかといった配慮条件をもとに求人を選べるため、精神障害や発達障害のある方が職場環境を事前に見極めやすい設計になっています。

全国の就労移行支援事業所や就労継続支援事業所の情報も掲載しており、就職準備段階にある方が支援機関と転職活動を並行して進める際にも役立てられます。

担当のキャリアアドバイザーは障害領域の専門知識を持ち、書類添削・面接対策・入社後のフォローまで対応しています。

注意点は、地方によっては個別面談への対応が東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県に限られる場合があることです。

その他の地域ではオンライン面談や電話でのサポートが中心となります。

求人数が少ない地方では、dodaチャレンジとの併用が現実的です。

項目内容
サービス名LITALICO仕事ナビ
運営会社株式会社LITALICO
対応エリア全国(個別面談は一都三県中心)
対象障害身体・精神・発達
利用料金無料
公開求人数4,000件前後
公式サイトhttps://snabi.jp/

かべなし求人ナビ

障害者向け転職エージェント
全国対応 利用無料 LINE相談OK
対応エリア 全国 都道府県別に検索可
対象障害 身体・精神・知的・発達 手帳の保有が前提
掲載求人数 972件 2026年8月確認時点
主なサポート 書類添削・面接対策 非公開求人の紹介あり

※株式会社エス・エム・エス運営/求人数は2026年8月確認時点の情報です

かべなし求人ナビは、株式会社エス・エム・エスが運営する障害者雇用専門の求人・転職サービスです。

運営会社の株式会社エス・エム・エスは、東京証券取引所プライム市場に上場しています。

求人を自分で検索する機能と、キャリアパートナーから求人紹介を受けられるエージェントサービスの両方を利用できます。

公式サイトには、障害者雇用求人が972件掲載されています。

勤務地・職種・雇用形態に加え、障害への配慮や在宅勤務の可否などから求人を絞り込める点が特徴です。

正社員・契約社員・アルバイト・パートの求人があり、事務・営業・販売・ITエンジニア・技術・クリエイティブなどの職種から検索できます。

対応地域は全国で、都道府県ごとに障害者雇用求人を確認できます。

障害種別は身体障害・精神障害・知的障害の雇用実績から検索でき、発達障害やADHDなど複数の障害がある方も条件を組み合わせて求人を探せます。

無料会員登録をすると、サイトに掲載されていない非公開求人の紹介も受けられます。

登録後はLINEでキャリアパートナーに相談でき、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策にも対応しています。

求人への応募から入社書類の取り交わしまで、一連の転職活動をサポートしてもらえます。

障害者雇用枠への応募は、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれかを保有していることが前提です。

掲載求人数や勤務地ごとの求人状況は変動するため、希望地域の最新情報は公式サイトで確認してください。

項目内容
サービス名かべなし求人ナビ
運営会社株式会社エス・エム・エス
対応エリア全国
対象障害身体・精神・知的・発達
利用料金無料
掲載求人数972件(2026年8月確認時点)
主なサポート求人紹介・書類添削・面接対策・入社手続き
相談方法LINE
公式サイトhttps://dei-go.com/jobs

ワークリアエージェント

障がい者 転職
完全無料 精神・発達障がいの支援に強い 入社後定着率90%以上 自社雇用で培ったノウハウ 約30秒で登録可能 レバレジーズグループが運営
公開求人数 非掲示 エージェント型のためサイト上に件数表示なし
利用料金 無料 登録・相談とも無料
運営会社 レバレジーズ株式会社 自社で障がい者を雇用・育成する体制を持つ

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

ワークリアエージェントは、転職支援サービス大手レバレジーズ株式会社が2025年10月に開始した障がい者専門の人材紹介サービスです。

後発ながら、レバレジーズが自社内での障がい者雇用において組織規模を直近2年で180%に拡大し、定着率90%超えを達成してきた実績を持つことが最大の強みです。

雇用する側の実践知識を持つ会社が運営する点で、他サービスとは一線を画しています。

支援にあたるアドバイザーには、ジョブコーチ・社会福祉士・生活支援相談員などの専門資格保有者が在籍しており、障がい特性への理解に基づいた個別サポートが受けられます。

特に精神障害・発達障害のある方への支援に力を入れており、入社後6ヶ月間の定着フォローが明示されています。

2025年10月開始のサービスであるため、現時点では求人件数や支援実績の規模はdodaチャレンジやLITALICO仕事ナビには及びません。

複数社に登録して比較検討するうえで、追加の一社として登録しておくという活用が現実的です。

今後の求人拡充・実績積み上げに期待できるサービスです。

項目内容
サービス名ワークリアエージェント
運営会社レバレジーズ株式会社
対応エリア全国
対象障害精神・発達障害に特化
利用料金無料
定着率90%超(母体ワークリアの実績)
公式サイトhttps://worklear.jp/

エージェント・サーナ

障がい者 転職
関東・関西に特化 完全無料 独自の求人情報を保有 障がい者採用支援のパイオニア 障害内容別の転職成功事例を掲載 キャリアアドバイザーを公開
公開求人数 非掲示 サイト上の掲載件数は動的表示のため未確認/人材紹介のため非公開求人が中心
対応エリア 関東・関西 東京・神奈川・埼玉・千葉/大阪・京都・兵庫・滋賀が対象エリア
利用料金 無料 会員登録・転職支援とも無料
運営会社 株式会社イフ

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

エージェントサーナは、株式会社サーナが運営する身体障害のある方の転職支援に30年以上の実績を持つ専門エージェントです。

公式サイトによると2020年から2024年の5年間で離職者ゼロという定着実績を公表しており、長期的に安定して働ける職場とのマッチングを重視した支援が特徴です。

身体障害に特化した長年の実績から、バリアフリー環境・通勤経路の配慮・通院日の調整といった身体障害のある方特有の就労ニーズへの対応が深く、企業との間で具体的な配慮交渉を行う実力があります。

非公開求人の保有数も多く、大手企業や優良企業への転職を実現した事例が豊富です。

職業適性検査やOAスキルチェックなど独自の選考支援ツールも提供しており、自分の強みを客観的に把握したうえで求人選びを進めることができます。

また、希望条件に合った企業からの面接スカウト「プライベートオファー」というシステムもあります。

対応エリアは関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)と関西(大阪・京都・兵庫・滋賀)に限られます。

それ以外の地域にお住まいの方は利用が難しいため、他のエージェントを主軸に活用するとよいでしょう。

精神障害・発達障害の方への専門的なサポートは他社が得意としているため、障害種別に応じた使い分けが有効です。

項目内容
サービス名エージェントサーナ
運営会社株式会社サーナ
対応エリア関東・関西
対象障害主に身体障害
利用料金無料
特徴支援実績30年以上、2020〜2024年離職者ゼロ
公式サイトhttps://www.agent-sana.com/

dodaチャレンジ

障がい者 転職
オンライン面談対応 全国対応 完全無料 非公開求人中心 定着率95% カウンセリング満足度93%
公開求人数 非掲示 非公開求人を含むエージェント型のため、サイト上に総求人数の表示なし
対応エリア 全国 47都道府県の求人を掲載/地方在住者はオンライン・電話・メールで対応
利用料金 無料 相談・応募・入社まで一切費用は発生しない
運営会社 パーソルダイバース株式会社 パーソルグループの特例子会社

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

dodaチャレンジは、パーソルダイバース株式会社が運営する障害者専門の転職支援サービスです。

厚生労働省の人材サービス総合サイトのデータをもとに、2025年度に障害者の転職ご支援数No.1を獲得しており、業界内でも頭ひとつ抜けた実績を持ちます。

最大の強みは支援品質の高さです。

2025年度のカウンセリング後アンケートでは、利用者の93%が満足と回答しており、6ヶ月就業継続率は95%を記録しています。

単に求人を紹介するだけでなく、入社後の定着まで視野に入れたサポートを提供しているため、長く安定して働きたい方に向いているといえます。

求人の幅も業界屈指です。

みずほフィナンシャルグループ・花王・トヨタ自動車・パナソニックなど日本を代表する大手企業の障害者雇用枠求人を多数保有しています。

在宅勤務制度あり・時短勤務可・フレックス制度ありなど、はたらき方の条件での絞り込みにも対応しています。

対応している障害の種別は身体・精神・発達・知的と幅広く、それぞれ専任のキャリアアドバイザーが在籍しています。

特に発達障害のある方への対応として、ASDやADHHなど特性への理解度が高い担当者が在籍している点が評価されています。

オンラインカウンセリング・電話・メールにも対応しており、地方在住の方も利用できます。

注意点としては、障害者手帳の保有が利用条件となっており、手帳申請中の方は求人紹介の対象外となる場合があります。

また、希望条件が非常に限定的な場合は、紹介できる求人が少なくなることもあるため、最初の面談時に条件の優先順位を柔軟に伝えるとよいでしょう。

項目内容
サービス名dodaチャレンジ
運営会社パーソルダイバース株式会社
対応エリア全国(オンライン・電話対応あり)
対象障害身体・精神・発達・知的
利用料金無料
カウンセリング満足度93%(2025年度)
6ヶ月定着率95%(2025年度)
公式サイトhttps://doda.jp/challenge/

atGPエージェント

障がい者 転職
非公開求人が中心 完全無料 オンライン・電話・対面から選択可 東京・大阪に拠点 登録後5営業日目安で連絡 障害者手帳の所持が条件
公開求人数 非掲示 エージェント限定の非公開求人が中心のため、サイト上に件数表示なし
対応エリア 全国 面談はオンライン・電話・対面から選択可/拠点は東京本社(霞ケ関)と関西支社(大阪)
利用料金 無料 サービスの利用は無料
運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

atGPエージェントは、障害者専門の就転職支援サービスを20年以上展開する株式会社ゼネラルパートナーズが運営するサービスです。

求職者に専任のキャリアプランナーがつき、非公開求人を含む求人の紹介から書類添削・面接対策・合理的配慮の交渉代行まで、マンツーマンで一貫してサポートします。

atGPの特筆すべき点は、通常の転職支援にとどまらないサービスラインナップを持つことです。

管理部門(経理・法務・人事)経験者や士業・専門職など、年収500万円以上のハイクラス転職を目指せる「atGPハイクラス」、障害のある新卒学生向けの「atGP就活エージェント」、障害者アスリート専門の転職支援「atGPアスリート」など、状況に応じた専門サービスを選べます。

求人情報には障害のある方の雇用実績や配慮事項が細かく掲載されており、条件から絞り込んで検索することが可能です。

面接時に障害内容を企業に事前に伝えるサービスもあり、面接当日に障害説明に時間を取られることなく、スキルや意欲のアピールに集中できる点は実務的なメリットです。

atGPはサービス開始から20年以上の歴史があり、企業との太いパイプを持っています。

とりわけ独自開拓求人の数が多く、他社では見つけにくい業種や職種の求人に出会える可能性があります。

ハイキャリア志向の方や、特定の専門スキルを持つ方には特に強みを発揮します。

注意点として、atGPエージェントの求人紹介サービスの利用には障害者手帳が必要です。

手帳の取得予定がある方については相談できる場合もあるため、まずは問い合わせてみるとよいでしょう。

項目内容
サービス名atGPエージェント
運営会社株式会社ゼネラルパートナーズ
対応エリア全国
対象障害全障害(ハイクラス・アスリート向けも)
利用料金無料
サービス歴20年以上
公式サイトhttps://www.atgp.jp/agent

ランスタッドチャレンジド

障がい者 転職
大手・外資系求人あり 全国対応 完全無料 社名公開求人あり 正社員・契約社員の求人 年収アップ求人特集あり
公開求人数 607件 2026年8月調査時点の障がい者求人(チャレンジド)掲載数
対応エリア 全国 全国に支店ネットワークを持つ総合人材サービス会社が運営
利用料金 無料 エントリー・転職支援とも無料
運営会社 ランスタッド株式会社

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

ランスタッドチャレンジドは、世界40カ国以上で人材ビジネスを展開するグローバル企業ランスタッドが提供する障害者向け転職支援サービスです。

全国120カ所以上のオフィスネットワークを活かし、身体・精神・知的を含む幅広い障害のある方の転職を専任コンサルタントがサポートします。

最大の特徴は、「紹介予定派遣」という働き方を選べる点です。

最長6ヶ月間、派遣社員として実際に職場で働いてから直接雇用へ切り替えるかを判断できる仕組みで、入社前に職場環境や業務内容を体感してからの判断が可能です。

障害者雇用での転職に不安のある方や、いきなり正社員として採用されるプレッシャーが大きい方にとって、リスクを抑えた転職の選択肢となります。

求人の特徴として、ボッシュ・デンソー・パナソニックなど製造業や外資系メーカーの求人を多数保有している点が挙げられます。

大手・上場企業への転職を目指している方や、キャリアアップ志向の求職者に特に向いています。

精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方への個別支援については、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪の対応となっており、その他の地域では支援内容が限られる場合があります。

地方在住で精神障害のある方は、全国対応のdodaチャレンジと併用するとよいでしょう。

項目内容
サービス名ランスタッドチャレンジド
運営会社ランスタッド株式会社
対応エリア全国120カ所以上(精神障害個別支援は関東・大阪)
対象障害身体・精神・知的
利用料金無料
特徴紹介予定派遣制度、大手・外資系求人
公式サイトhttps://www.randstad.co.jp/challenged/

DIエージェント

障がい者 転職
完全無料 求人開拓型の紹介 専属カウンセラーが担当 取引実績1,600社以上 就職支援実績7,500人以上 テレワーク就業支援も展開
公開求人数 非掲示 求人開拓型のため件数表示なし/求人サイト「BABナビ」も併営
利用料金 無料 「完全無料」と明記
運営会社 株式会社D&I テレワーク型障害者雇用支援「エンカク」も運営

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

DIエージェントは、障害者雇用コンサルティングに10年以上携わってきた株式会社D&Iが運営する転職支援サービスです。

同社の就職支援実績は7,500人以上にのぼります。

公式サイトでは求人紹介に加え、面接対策をAIと組み合わせた独自の模擬練習サービスも提供しており、実践的な選考準備が可能です。

DIエージェントの大きな特徴は、求人の新規開拓力にあります。

従来の障害者雇用では就きにくかった業種や職種の求人を、担当者が直接企業に人材を提案して開拓する「オーダーメイド求人」の仕組みがあります。

支援実績の約半数が精神障害・発達障害のある方というデータもあり、メンタル面への配慮に厚い支援が受けられます。

同社は転職サイト「BABナビ」も運営しており、エージェントサービスと求人サイトを連携して使えるため、自分で求人を検索したい場合と担当者のサポートを受けたい場合を使い分けることができます。

在宅勤務可の求人も豊富に取り扱っているため、通勤が難しい事情のある方にも向いています。

注意点として、独自の求人開拓が強みであるため、大量の求人から素早く選びたい場合はLITALICO仕事ナビやdodaチャレンジと併用するとより選択肢が広がります。

項目内容
サービス名DIエージェント
運営会社株式会社D&I
対応エリア全国
対象障害全障害(精神・発達に特に強み)
利用料金無料
支援実績7,500人以上
公式サイトhttps://di-agent.dandi.co.jp/

マイナビパートナーズ紹介

障がい者 転職
完全無料 非公開求人が中心 特例子会社が運営 新卒・中途の両方に対応 配慮事項から求人検索可 特例子会社求人特集あり
公開求人数 721件 2026年8月調査時点の公開求人数/サイト掲載は一部で多くは非公開求人
対応エリア 全国 公開求人に全国の勤務地を含む
利用料金 無料 会員登録・紹介とも無料
運営会社 株式会社マイナビパートナーズ マイナビグループの特例子会社

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

マイナビパートナーズ紹介は、大手人材企業マイナビグループの特例子会社である株式会社マイナビパートナーズが2020年に開始した障害者専門の転職エージェントです。

自社内での障害者雇用の実績と採用ノウハウをそのままサービスに反映しており、雇用する側の視点に立ったマッチングが特徴です。

特徴的なのは、求職者の「自己受容」の状態を把握する独自カウンセリングを実施している点です。

自分の障害特性や強み・弱みを客観的に整理したうえで転職活動に臨めるため、入社後のミスマッチを防ぐ効果があります。

紹介するのは自社の選定基準をクリアした企業に限定しており、求人の質を担保したアプローチが特徴です。

公式サイトには求人検索機能を設けず、担当者との面談を通じて一人ひとりに合った求人のみを提案するスタイルを採用しています。

このため、求人数の多いサービスとの役割が異なります。

長期的なキャリア形成を重視する方や、雇用する側の目線から自分の強みを整理したい方に向いています。

2020年開始のサービスのため、dodaチャレンジやLITALICO仕事ナビと比べると全体の支援実績はまだ少なく、転職活動の主軸というよりも複数登録の一社として活用する方が現実的です。

項目内容
サービス名マイナビパートナーズ紹介
運営会社株式会社マイナビパートナーズ
対応エリア全国
対象障害全障害
利用料金無料
特徴独自カウンセリング、採用側視点のマッチング
公式サイトhttps://mpt-shoukai.mynavi.jp/

障害者雇用バンク

障がい者 転職
完全無料 求人3,000件以上 全国の求人を検索可 就労支援事業所の情報も掲載 オンラインで完結 月間1,000名以上が利用
公開求人数 3,153件 2026年8月15日時点のサイト表示件数
対応エリア 全国 47都道府県の勤務地から求人検索が可能
利用料金 無料 会員登録・利用とも無料
運営会社 株式会社HANDICAP CLOUD

※2026年8月時点の調査情報です。最新の求人数・条件は公式サイトをご確認ください

障害者雇用バンクは、株式会社スペシフィックが運営する障害者雇用のためのトータルエージェントです。

保有求人数は2,000件以上で、掲載求人の80%が未経験でも応募可能とされており、キャリアチェンジを考えている方にとって間口の広いサービスです。

20代・30代の若手層の転職支援に特に力を入れており、ハローワーク求人の検索と統合して活用できる点も特徴のひとつです。

カウンセリングから内定後フォローまでスマートフォン1台で完結できるため、対面での面談が難しい方でも利用しやすい設計になっています。

転職を機に年収アップを検討している方向けに、経験者歓迎の年収400万円以上のハイクラス求人も取り扱っており、大手企業・外資系・ベンチャー企業と幅広い企業の求人があります。

就職後も定期的な面談を通じて職場定着をサポートする体制を持っています。

注意点として、対応エリアは都心部が中心であり、地方によっては紹介できる求人が限られる場合があります。

また、障害者雇用枠に特化したサービスのため、一般枠での就職を希望する方は対象外となります。

項目内容
サービス名障害者雇用バンク
運営会社株式会社スペシフィック
対応エリア全国(都心部中心)
対象障害全障害
利用料金無料
求人数2,000件以上(未経験可80%)
公式サイトhttps://syogai-koyo-bank.com/

障がいを持つ人が転職エージェントを使うべき理由

障がいを持つ人が転職エージェントを使うべき理由は、一人では交渉も情報収集も限界があるからです。

障害者雇用の現場では、求人票に記載されていない配慮事項の確認や、企業への特性の伝え方など、専門知識がなければ対応が難しい局面が多く存在します。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センターの調査では、障がいのある方の離職理由の上位に業務の遂行上の問題・労働条件の不一致・職場の人間関係が挙がっており、入社前のマッチング精度が定着率に直結することが示されています。

転職エージェントは、こうしたミスマッチを未然に防ぐための専門家として機能します。

ハローワークと転職エージェントでできることの違い

ハローワークと転職エージェントは、どちらも無料で利用できる求職支援の窓口ですが、サービスの性質と強みはまったく異なります。

ハローワークは公的機関が運営する全国のネットワークを持つ就職支援機関です。

地域密着型の中小企業や地場産業の求人が豊富で、特定求職者雇用開発助成金や障害者試行雇用などの制度活用をサポートしてもらえます。

障害者手帳を持っていない方でも、障害や難病が原因で就労困難な状況であれば利用できる点もハローワーク独自の強みです。

転職エージェントの最大の特徴は、一般に公開されていない非公開求人へのアクセスと、合理的配慮の交渉を専門家が代行してくれる点にあります。

ハローワークの保有する障害者雇用求人の7割以上がパート・アルバイトであるのに対し、転職エージェントは正社員・キャリアアップを目指せる求人を多く取り扱っています。

以下の表で両者の主な違いを整理します。

比較項目ハローワーク転職エージェント
運営主体公的機関民間企業
利用料金無料無料
手帳なしでの利用可能基本的に手帳必要
求人の傾向地域密着・中小企業多め、パート・アルバイト7割以上大手・上場企業・正社員・非公開求人あり
担当者の専門性一般的な就職支援障害種別の専門知識あり
合理的配慮の交渉基本的に本人が行う担当者が代行可能
書類添削・面接対策対応は窓口による専任担当者が実施
助成金制度の活用対応可能基本的に対応なし
入社後の定着支援ジョブコーチ等の公的支援と連携可エージェントによる継続フォローあり

どちらか一方ではなく、両者を組み合わせて使うのが転職成功率を高めるうえで最も効果的です。

大手企業の非公開求人や正社員を目指すなら転職エージェントを軸に置き、地方の中小企業や助成金制度を活かしたい場合にはハローワークを並行して活用するとよいでしょう。

就労移行支援と転職エージェントはどう使い分けるか

就労移行支援と転職エージェントは、支援の目的がそもそも異なります。

就労移行支援とは、すぐに一般就労に踏み出すのが難しい障がいのある方が、職業訓練や生活支援、就職活動の準備を段階的に行う福祉サービスです。

原則2年間通所でき、在籍中は給付費によって費用がまかなわれます。

転職エージェントは、就労意欲があり現在または近い将来に転職活動を始められる状態の方を対象として、求人紹介・書類添削・面接対策・入社後フォローを提供するサービスです。

両者の使い分けのポイントは、現在「すぐに働ける状態か」という点に尽きます。

体調や生活リズムがまだ整っておらず働くことへの不安が大きい場合は、就労移行支援で準備を整えてから転職エージェントを活用するという流れが現実的です。

一方、すでに障害者手帳を持ち、ある程度の就労経験がある方や体調が安定している方は、転職エージェントに直接登録することで時間のロスなく転職活動を進められます。

就労移行支援に通所中であっても、転職エージェントへの登録・並行利用は可能です。

支援員に相談しながら、転職活動の準備段階と求人探しの段階を同時に進めることができます。

状況おすすめの選択肢
体調が不安定・就労経験がほとんどないまず就労移行支援を検討
体調が安定・就労経験あり・手帳あり転職エージェントへ直接登録
就労移行支援に通所中両方の並行利用が可能
ハローワークのみを利用中転職エージェントの追加登録がおすすめ

転職エージェントは無料で利用できる

障がい者向け転職エージェントは、求職者の利用料が一切かかりません。

面談・求人紹介・書類添削・面接対策・定着フォローにいたるまで、すべてのサービスを0円で受けられます。

費用がかからない仕組みは、転職エージェントのビジネスモデルにあります。

転職エージェントは、採用した企業から紹介手数料を受け取ることで運営しています。

つまり、求職者ではなく採用企業が費用を負担する構造です。

採用が決まらなければ費用は発生しないため、エージェント側としても求職者に合った求人を真剣に探すインセンティブがあります。

無料であることに加え、「転職が決まらなくても費用は発生しない」「途中でサービスを使うのをやめても費用は発生しない」という点も安心ポイントです。

まだ転職するかどうか決めていない段階での相談利用も歓迎されており、「今の状況を整理したい」という目的だけでも登録してみるとよいでしょう。

パーソルダイバースが実施した2024年の調査では、障害のある方の78%が正社員雇用を希望しているのに対し、実際の正社員割合は45%にとどまっているというデータがあります。

この差を埋める手段のひとつとして、非公開求人や正社員求人を多く保有する転職エージェントを活用することが有効です。

障がい者向け転職エージェントの選び方

障がい者向け転職エージェントの選び方として最も重要なのは、障害種別への専門性・定着支援の具体性・オープン就労かクローズ就労かの方針・担当者との相性の4点を軸に、2〜3社を比較することです。

2026年7月から民間企業の法定雇用率が2.5%から2.7%に引き上げられ、雇用義務対象企業も従業員37.5人以上まで拡大されました。

企業側の採用需要は今後さらに高まる見込みで、障がいのある方にとっては求人の選択肢が広がる追い風の環境が続いています。

障害種別に強みを持つエージェントを選ぶ

転職エージェントを選ぶ第一歩は、自分の障害種別に専門性を持つサービスかどうかを確認することです。

障害者向け転職エージェントといっても、得意とする支援領域はサービスによって異なります。

精神障害・発達障害への対応に強いエージェント、身体障害・内部障害のサポートに長けたエージェント、全障害種を幅広くカバーするエージェントと、それぞれ蓄積してきたノウハウが違います。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センターの調査によると、精神障害のある方は就職後1年時点での定着率が49.3%と、他の障害種と比べて最も離職が起きやすい傾向があります。

身体障害は60.8%、知的障害は68.0%、発達障害は71.5%という数字が示すように、障害の種別によって職場定着の難しさには差があり、担当者がどれだけ当該障害への理解を持っているかが転職の成否に直結します。

以下に、障害種別ごとに特に強みを発揮しやすいエージェントの傾向をまとめます。

障害の種別強みを発揮しやすいエージェント確認したいポイント
精神障害(うつ病・統合失調症など)dodaチャレンジ・ワークリアエージェント・DIエージェント通院日の配慮交渉力、体調変動への対応実績
発達障害(ASD・ADHD)dodaチャレンジ・DIエージェント・ワークリアエージェント特性への理解度、業務内容の具体的な調整力
身体障害・内部障害エージェントサーナ・dodaチャレンジ・ランスタッドチャレンジドバリアフリー環境の確認、通勤配慮の交渉実績
知的障害dodaチャレンジ・atGPエージェント知的障害専任アドバイザーの有無、家族同席可否

担当者に面談でどのような支援実績があるかを具体的に聞いてみることが、自分の障害に合ったエージェントかを判断する最も確実な方法です。

「精神障害の方を何人支援してきたか」「発達障害の特性に応じた業務調整を企業にどのように交渉しているか」など、実務に踏み込んだ質問をすることで担当者の専門性が見えてきます。

定着支援の具体性で選ぶ

転職エージェントを選ぶうえで見落としがちなのが、入社後の定着支援がどれだけ具体的かという点です。

求人紹介・書類添削・面接対策という入社前のサポートを提供しているエージェントは多いですが、入社後に継続してフォローする体制はサービスによって大きく異なります。

障がいのある方の離職理由の上位には「業務遂行上の問題」「労働条件の不一致」が挙がっており、これらの多くは入社前の段階でのマッチング精度と、入社直後のフォロー体制によって防げる可能性があります。

定着支援が形式的か実質的かを見極めるために、以下の3点を確認することをおすすめします。

入社後のフォロー頻度と期間は、サービスを比べるうえで最も分かりやすい指標です。

「入社後6ヶ月間・月1回の定期面談」のように具体的な数字で示しているエージェントは、定着を本気でサポートしようとしている姿勢が伝わります。

定着率の数値を公開しているエージェントかどうかも選定の判断材料になります。

dodaチャレンジは入社後6ヶ月の就業継続率を95%(2025年度公式データ)として公開しており、数値の根拠と対象年度まで明示している点で信頼性が高いといえます。

数値を公開していないエージェントは、実態を確認しにくいため注意が必要です。

担当者が入社後も企業側と連携しているかどうかも重要です。

職場での困りごとが生じたとき、本人だけで対処するのではなく、担当者が企業の人事担当者と連携して解決に動いてくれる体制があるかを事前に確認しておくとよいでしょう。

オープン就労かクローズ就労かで選ぶ

転職エージェントを選ぶ前に、まず自分がオープン就労とクローズ就労のどちらで転職活動を進めるかを整理しておくことが大切です。

オープン就労とは、障害があることを企業に開示したうえで就労するスタイルで、障害者雇用枠への応募や、一般雇用枠へ障害を開示したうえで応募することが含まれます。

クローズ就労は、障害を開示せず一般雇用の求人に応募するスタイルです。

障害者職業総合センターの報告書では、企業に障害を伝えてオープンで入社した場合のほうが職場定着率が高い傾向があることが示されています。

合理的配慮を受けながら働けるため、体調や特性への対応を職場と相談しやすく、結果として長く働き続けられる環境が整いやすいためです。

障がい者向け転職エージェントは、基本的にオープン就労での転職を支援するサービスです。

クローズ就労を希望する場合は、一般の転職エージェントや転職サイトを活用することになります。

どちらを選ぶかは個人の事情によって異なるため、まずは専門家に相談しながら方針を決めるとよいでしょう。

以下に、判断の目安を整理します。

状況おすすめの就労スタイル
障害特性が業務に影響し、配慮が必要な方オープン就労が安心
障害を伏せて長く働いていた経験がある方クローズ就労も選択肢
障害者手帳を持ち、正社員求人を探したい方オープン就労(障害者雇用枠)
キャリアアップや給与水準を優先したい方方針を含め専門家に相談

担当者ガチャを避けるために複数社に登録する

転職エージェントのサポート品質は、最終的に担当者個人の障害理解と対応力に左右される部分が大きく、どの担当者に当たるかによって経験が大きく異なることがあります。

これは業界では「担当者ガチャ」と呼ばれる現実的な問題です。

この問題をかわすために有効な対策が、2〜3社の障がい者向け転職エージェントに同時に登録することです。

複数社に登録することで、担当者の対応の質や障害への理解度を比較できるため、自分に合ったエージェントを選びやすくなります。

また、各社が保有する求人データベースは異なるため、1社だけでは見つけられなかった求人に出会える可能性も高まります。

複数社に登録しても費用は一切かかりません。

求人紹介が重複した場合は担当者に伝えればスムーズに調整できます。

並行利用を前提とした転職活動は、業界内でも一般的な進め方として認識されています。

担当者に不満を感じた場合は、遠慮なく「担当者の変更をお願いしたい」と申し出ることも重要です。

変更を依頼することは決して失礼ではなく、自分に合ったサポートを受けるための正当な権利です。

どのエージェントでも、担当者変更の申し出には柔軟に対応するのが一般的です。

以下に、複数登録時の組み合わせの考え方を整理します。

組み合わせの目的おすすめの組み合わせ
求人数の最大化dodaチャレンジ+LITALICO仕事ナビ
障害種別に専門性を足す上記2社+障害種別に強い1社を追加
担当者の相性を比較2〜3社に登録して面談後に比較

障害種別ごとに選ぶべきエージェントの特徴

障がい者向け転職エージェントを選ぶうえで最も重要な視点のひとつが、自分の障害種別に対して担当者がどれだけ理解と実績を持っているかです。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センターが発表した調査報告書によると、就職後1年時点での定着率は精神障害49.3%・身体障害60.8%・知的障害68.0%・発達障害71.5%と、障害の種別によって離職のしやすさに大きな開きがあります。

この数字が示すように、就職活動のステップだけでなく、入社後に「定着できるかどうか」が障害の種別によって大きく変わります。

エージェントの選択はその後のキャリアに直結します。

精神障害・発達障害に強いエージェントの選び方

精神障害のある方が転職エージェントを選ぶ際に最も重視すべき点は、通院配慮・体調変動への対応実績・企業への特性説明力の3つです。

うつ病・双極性障害・統合失調症など精神疾患のある方は、体調の波があることを前提に「無理なく長く働き続けられる職場かどうか」を見極めることが先決です。

担当者がこの観点でどれほど深く企業と調整できるかが、転職の成否と定着に直結します。

dodaチャレンジとDIエージェントは精神障害のある方への支援実績が豊富です。

dodaチャレンジは精神障害専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、2025年度の利用者の約半数が精神障害・発達障害のある方というデータが公式情報として確認されています。

DIエージェントはテレワーク求人への対応力が高く、通勤に不安を感じる精神障害のある方にとって実用的な選択肢になります。

ワークリアエージェントは2025年10月開始と新しいサービスながら、自社での精神・発達障がい者雇用で定着率90%超を達成した実践ノウハウを持つ点が信頼の裏付けになります。

発達障害のある方については、ASD・ADHDそれぞれの特性に応じた業務調整の交渉力が担当者に求められます。

感覚過敏への配慮・スケジュール管理のサポート体制・口頭指示か文書指示かといった業務フローの確認など、一般的な転職では出てこないポイントを企業に事前説明できるエージェントかどうかを面談時に確認するとよいでしょう。

dodaチャレンジ・DIエージェント・LITALICO仕事ナビは発達障害への支援実績が豊富で、求人票への障害別雇用実績の記載や、業務環境の詳細な事前確認を得意としています。

精神障害・発達障害のある方がエージェントを選ぶ際の確認ポイントをまとめます。

確認ポイント内容
担当者の専門資格社会福祉士・精神保健福祉士・ジョブコーチなどの有無
通院配慮の交渉実績通院日・時間の柔軟性を企業に交渉できるか
体調変動への対応力短時間勤務や在宅勤務からスタートできる求人があるか
入社後フォローの頻度定期面談がどの程度の頻度で行われるか
対面か非対面か状態によって電話・メール・オンラインを選択できるか

身体障害・内部障害に強いエージェントの選び方

身体障害・内部障害のある方が転職エージェントを選ぶ際に確認すべき点は、バリアフリー環境の事前確認力・通勤ルートへの配慮・通院や治療スケジュールへの対応実績です。

車いす対応の入り口やトイレ・昇降機の有無・エレベーターのない職場への対応など、内見や企業担当者との直接確認を代行してくれるエージェントかどうかは、就労環境の快適さを大きく左右します。

エージェントサーナは身体障害・内部障害への専門的な支援を30年以上続けてきた唯一の専門エージェントです。

2020年から2024年にかけての転職者で離職者ゼロという定着実績は、いかに就労環境のミスマッチを事前に防ぐ交渉力が高いかを示しています。

ランスタッドチャレンジドは身体障害のある方に全国の求人を提供しており、大手企業・外資系企業への転職を視野に入れた方に向いています。

dodaチャレンジも身体障害専任の担当者が在籍しており、全国規模での求人数と定着支援の充実度が強みです。

心臓疾患・腎機能障害・肝機能障害・免疫機能障害などの内部障害のある方は、外見からは分かりにくいために職場の理解が得られにくいという悩みを持つ方も少なくありません。

採用企業への「見えない障害」の適切な説明と、必要な配慮の具体的な取り決めを代行してくれるエージェントかどうかが選択の鍵になります。

エージェントサーナは内部障害への豊富な就職支援実績をもとに、企業への事前説明から配慮条件の確定まで一貫してサポートします。

身体障害・内部障害のある方がエージェントを選ぶ際の確認ポイントをまとめます。

確認ポイント内容
バリアフリー確認の代行車いす対応・段差解消・トイレ設備を事前に確認してくれるか
通勤配慮の交渉力時差出勤・車通勤・最寄り駅からのアクセスを事前調整できるか
通院・治療への配慮交渉定期的な通院・透析・治療を勤務スケジュールに組み込めるか
内部障害への理解度「見えない障害」を企業に適切に説明した経験があるか
担当者の経験年数身体障害の転職支援を何年・何名行ってきたか

知的障害のある方のエージェント選びで見るべきポイント

知的障害のある方の転職支援では、担当者が求職者本人だけでなく家族や支援機関とも連携できる体制を持っているかどうかが重要な判断基準です。

就職活動の手続き・書類の準備・面接でのコミュニケーションなど、サポートが必要な場面が多岐にわたるため、本人一人だけの対応に限定せず、必要に応じて保護者や支援機関の担当者が同席できる環境かどうかを確認しましょう。

dodaチャレンジとatGPエージェントは知的障害のある方の支援実績が確認されています。

dodaチャレンジは知的障害の担当者が在籍しており、家族の同席対応・支援機関との連携実績を持ちます。

atGPエージェントは年齢・障害種別の制限なく全障害に対応しており、知的障害のある方の転職支援でも対応可能です。

特例子会社への就職を検討している方にとっては、マイナビパートナーズ紹介が特例子会社求人特集を設けており、働きやすい職場環境を選びやすい設計になっています。

就労経験が浅い方や初めて一般就労に挑戦する方には、転職エージェントを利用する前に就労移行支援の活用も視野に入れることが選択肢のひとつです。

就労移行支援でスキルと就労耐性を身につけてからエージェントに登録するルートを取ることで、より安定したマッチングが期待できます。

障がい者が転職エージェントを使う流れ

障がい者向け転職エージェントを利用した転職活動は、登録から内定・入社後フォローまで一般的に6〜8つのステップで進みます。

初めて転職エージェントを使う方が「何から始めればよいかわからない」と感じるのは自然なことです。

ここでは、転職活動の全体像と各ステップで実際に行うことを整理します。

転職エージェントの利用期間は、個人の状況によって異なりますが、エージェントサーナの公式データによると利用者の60%が面談から2カ月以内に内定を得ています。

一方、dodaチャレンジのような大手エージェントでも平均的な転職活動期間は3〜6ヶ月程度です。

体調や希望条件の絞り込み具合によって変わるため、焦らずマイペースで進めることが長期定着につながります。

登録からカウンセリングまでの準備

転職活動の最初のステップは、エージェントへの無料登録です。

多くのサービスがWeb上で3〜5分程度で登録できる設計になっており、スマートフォンからでも手続きが完結します。

登録フォームには氏名・連絡先・希望条件・障害の種別・障害者手帳の有無などを入力します。

登録後は、担当のキャリアアドバイザーから連絡が届きます。

連絡の方法や時期はサービスによって異なり、dodaチャレンジやatGPエージェントは登録から5営業日を目安に連絡があります。

連絡がきたらカウンセリング(面談)の日程を調整します。

面談はオンライン・電話・対面から選べるサービスが多く、体調に合わせた方法を選ぶことができます。

初回カウンセリングでは1〜2時間程度かけて、以下の内容をヒアリングされます。

初回カウンセリングでヒアリングされる内容
  • 現在の障害の状況(種別・等級・手帳の有無)
  • 通院の頻度・主治医との連携の有無
  • これまでの職歴・スキル・得意な業務
  • 希望する職種・業種・給与・勤務地・働き方
  • 必要な合理的配慮の内容(通院日・時短・テレワーク可否など)
  • オープン就労かクローズ就労かの方針

この初回カウンセリングが転職活動全体の質を決める重要な場面です。

担当者に対して障害の状況や希望をできるだけ正直に伝えることが、ミスマッチの少ない求人紹介につながります。

「まだ転職を本格的に考えていない段階でも相談できるか」と不安に思う方もいますが、多くのエージェントが相談だけの利用にも対応しています。

カウンセリング前に準備しておくと話がスムーズになるものをまとめます。

準備物・確認事項内容の目安
障害者手帳のコピー種別・等級が分かるもの
職務経歴書の下書きなければ口頭で説明できる程度でOK
希望条件のメモ譲れない条件と妥協できる条件を分けて整理
主治医の意見就労可能かどうかの確認を事前に受けておくと安心
前職の退職理由正直に伝えられるよう整理しておく

求人紹介から書類選考・面接対策まで

初回カウンセリングを終えると、担当のキャリアアドバイザーが希望条件と障害特性に合わせた求人を選定してくれます。

公開されていない非公開求人を含むものが多く、エージェント経由でしか出会えない求人に応募できる点が、転職エージェントを使う大きな利点のひとつです。

紹介された求人の中で気になるものがあれば、応募前に担当者に「この企業の障害者雇用の実態はどうか」「配慮内容はどこまで対応してもらえるか」「現在この企業で働いている障がいのある社員の状況はどうか」といった点を確認することができます。

求人票には記載されていない情報をエージェントが持っている場合も多く、応募前の確認が入社後のギャップを減らします。

応募を決めたら、履歴書・職務経歴書の作成に入ります。

担当アドバイザーが書類添削を行ってくれるため、障害についてどのように書くか・どこまで開示するかについても相談しながら進めることができます。

書類選考通過後の面接対策では、障害者雇用の面接で頻出する質問(障害の状況・希望する配慮・職場定着に向けた工夫など)への答え方を担当者と一緒に準備します。

転職活動のステップ別に所要時間の目安をまとめます。

ステップ所要時間の目安
エージェント登録3〜10分
初回カウンセリング1〜2時間
求人紹介・検討1〜2週間
書類作成・添削1週間〜
書類選考結果1〜2週間
面接(1〜3回)2〜4週間
内定・条件確認1週間
退職手続き・入社1〜2ヶ月

面接には担当アドバイザーが同席してくれるサービスもあります。

エージェントサーナやatGPエージェントでは希望に応じて同席が可能で、初めての面接や緊張しやすい方にとって心強いサポートになります。

内定後から入社後の定着フォローまで

内定をもらった後も、エージェントのサポートは続きます。

内定後に確認・交渉すべき事項として最も重要なのが「合理的配慮の内定条件への明文化」です。

障害者雇用促進法に基づいて企業には合理的配慮の提供義務があり、2024年4月からは民間企業においても合理的配慮が法的義務となりました。

口約束で終わるのではなく、雇用契約書や内定通知書に配慮内容を記載してもらうことが重要です。

「通院のため月2回の半休が可能」「業務量の調整あり」「テレワーク週3日から開始」といった具体的な内容を文書化してもらうことを、担当アドバイザーを通じて企業に依頼できます。

入社後は、多くのエージェントが定着フォローとして定期的な面談を実施します。

ワークリアエージェントは月1回・6ヶ月間のフォローアップを明示しており、マイナビパートナーズ紹介も入社後半年を目処にきめ細かなサポートを行っています。

入社直後の「職場環境への慣れ」の時期は特に体調が不安定になりやすいため、困ったことがあればすぐに担当者へ相談できる環境を確認しておきましょう。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センターの調査によると、入社後1ヶ月時点で既に30%以上の方が何らかの職場適応上の課題を感じているというデータがあります。

転職エージェントの定着フォロー機能を積極的に活用することが、この時期を乗り越えるためのひとつの有効な手段になります。

障がい者向け転職エージェントに関するよくある質問

Q障害者手帳がなくても転職エージェントを使えますか
A

障がい者向け転職エージェントのほとんどは、利用条件として障害者手帳の保有を求めています。

これは、障害者雇用促進法上の障害者雇用枠は身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳のいずれかを持つ方が対象となるためです。

手帳を申請中の場合や、医師の診断書がある場合には利用を受け付けてくれるエージェントもあります。

atGPエージェントは「申請中の場合はご利用いただける可能性があります」と公式FAQに記載しており、まず相談してみることをおすすめします。

ワークリアエージェントも障害者手帳保有者を対象としつつ、状況に応じて相談を受け付けています。

手帳をまだ持っていない場合は、主治医に相談して申請手続きを開始しながら、並行してエージェントに状況を説明して登録の可否を問い合わせるのが現実的なステップです。

なお、一般雇用枠での転職を希望する場合は、障害者専門でない一般の転職エージェントを利用することになります。

Q複数のエージェントに同時登録してもよいですか
A

複数のエージェントに同時登録することは問題なく、むしろ推奨されます。

各エージェントが保有する非公開求人は重複しないことが多く、複数社に登録することで出会える求人の幅が広がります。

担当者との相性も、実際に話してみるまで分からないため、2〜3社を並行して利用して比較することが転職活動の質を高めます。

利用する場合は、各エージェントの担当者に「他社にも登録している」と最初に伝えておくことが誠実なスタンスです。

エージェント側も並行利用を想定したサポート体制を持っているため、問題はありません。

内定が出た際は不要になったエージェントへの連絡を忘れないようにしましょう。

本記事で紹介した10社の中では、まずdodaチャレンジとLITALICO仕事ナビを軸に登録し、自分の障害種別や希望条件に応じてエージェントサーナやDIエージェントなど1社を追加する3社併用が、多くの場合バランスのよい選択です。

Q精神障害があって体調が不安定でも利用できますか
A

体調が不安定な状態でも、転職エージェントの利用は可能です。

むしろ、体調の波があることを前提にしてサポートしてくれるエージェントを選ぶことが重要です。

カウンセリングの面談方法は、対面だけでなくオンライン・電話・メールから選べるサービスが多く、体調に合わせた方法で進めることができます。

面談のペースも急かされることなく、自分のペースで進められるエージェントを選ぶとよいでしょう。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センターの調査では、精神障害のある方の就職後1年時点での定着率は49.3%と他の障害種に比べて低い傾向があります。

これは「就職できたこと」よりも「就職後も継続できること」のほうが難しいことを示しており、入社前のマッチング精度と入社後のフォロー体制が特に重要です。

ワークリアエージェント・DIエージェント・dodaチャレンジは精神障害のある方への支援実績が豊富で、体調変動を前提にした求人選定や配慮交渉に慣れた担当者が在籍しています。

転職エージェントへの登録は「就職を急ぐための手段」ではなく、「自分に合う職場を見つけるための情報収集の場」として活用するくらいの心持ちで始めると、プレッシャーを感じにくくなります。

Q転職エージェントと就労移行支援はどちらを先に使うべきですか
A

就労経験があり、現在も一定の体調で働ける状態にあるなら、転職エージェントを先に利用するのが効率的です。

エージェントは原則として「就労経験のある方」を対象としているサービスが多く、すぐに求人を紹介して転職をサポートしてくれます。

一方、長期間のブランクがある方・初めて就労する方・業務上のスキルや体力的な基盤をまず整えたい方には、就労移行支援を先に活用するルートが適しています。

就労移行支援は最大2年間、ビジネスマナー・パソコンスキル・コミュニケーションなどの訓練を受けながら職場実習を経験できる制度で、多くの場合9割以上の方が利用料無料で利用できます。

両方を組み合わせることも可能です。

就労移行支援で就職の準備を整えてから転職エージェントに登録する流れや、転職エージェントに相談しながら「今の段階では就労移行支援が適切」と判断した場合に切り替えるケースもあります。

LITALICO仕事ナビは転職エージェントサービスと並行して全国18,000件以上の就労移行支援事業所情報を検索できるため、どちらのルートが自分に向いているか情報収集の場としても活用できます。

Q転職エージェントに登録したら必ず転職しなければなりませんか
A

転職エージェントに登録しても、転職を強制されることはありません。

登録はあくまで情報収集と相談のスタートであり、エージェントのカウンセリングを受けた結果「今は転職のタイミングではない」と判断して利用をいったん保留することも自由です。

多くのエージェントは「まずは相談だけでも」という利用スタンスを受け入れており、atGPエージェントの公式FAQにも「まだ転職を本格的に考えていなくても大丈夫」という案内が記載されています。

自分のキャリアを客観的に見直す機会として気軽に活用するとよいでしょう。

なお、転職エージェントを通じて内定が出た後に「やはり転職しない」という選択をすることも可能ですが、企業・エージェント双方に迷惑をかける形になるため、応募前の段階で意思を固めてから進むことが望ましいです。

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