2025年6月17日
鍼灸師科
ハイサイ(^O^)/
鍼灸師科教員のヒガです。
唐突ですが、次のような症状を経験したことはありませんか?
・頭痛がひどい、もしかして脳の病気かな…
・腰痛が辛くて、病院で検査したけど異常がない…
もしかしたら、それ、トリガーポイントかもしれません。
筋肉のコリや慢性的な痛みの原因のひとつとされるトリガーポイント(Trigger Point)。
今回は、その理解と刺鍼技術を深めるためのトリガーポイント実習についてお届けします。
トリガーポイントとは、筋肉の中にできる硬結(しこり)で、押すと痛みがあり、場合によっては離れた部位にも痛み(関連痛)を引き起こすポイントです(図1)
図1:僧帽筋のトリガーポイントの一例
×印がトリガーポイントの位置、赤い箇所が痛みの出現場所
例えば、首の筋肉にあるトリガーポイントが、頭痛や腕のしびれとして感じられることもあります。
このような「痛みの原因と現れ方のギャップ」を見抜けるのが、トリガーポイント鍼治療では重要な考え方の一つになります。
★トリガーポイント実習の内容を紹介(‘ω’)ノ
解剖学・生理学的な視点から、トリガーポイントの特徴やトリガーポイントができやすい部位について学びます。
基礎知識があると、施術の効果が大きく変わります。
視診・触診・問診を通して、トリガーポイントの有無や関連痛のパターンを見極めます。
臨床に即した技術をペアで実践します。
学んで終わりではなく、臨床の中で応用してこそ、
本当の力になるのがトリガーポイント療法の魅力です。
これをきっかけに、ぜひ、未来に羽ばたく鍼灸師になってほしいですね。