2025年10月7日
お知らせ
東洋療法教員養成学科のヨーコです。
10月になり後期の授業を開始しますが、夏の集中授業の中で特別講義を行いました。
特別講義では外部から先生をお招きして、疾患に特化した内容で講義を行って頂きました。
疾患の理解、エビデンスに基づく鍼灸治療の効果についてお話しいただき、後半は実技も行いました。
▶「排尿障害の基礎と臨床」では、過活動膀胱に対する鍼灸治療について北小路博司先生に講義をして頂きました。
実技では「中膠」へ2寸8番の鍼を用いた刺鍼練習を行いました。正確に取穴するのも難しい場所で、
尚且つ普段あまり使用しない長い鍼を用いて仙骨に沿わして鍼を刺入するのは、とても難しく簡単ではありませんでした。
▶「腰痛・腰下肢症状に対する鍼灸治療」として宝塚医療大学の井上基浩先生に講義をして頂きました。
正確な取穴により効果が高まること、鍼刺激の鎮痛効果がいかに優れているかということ、
腰痛に対しての鍼灸治療の方法が沢山あることなど興味深い内容で、さらに、実技では傍脊柱部刺鍼や腸腰筋への刺鍼、
障害末梢神経走行部への刺鍼など短い時間ながら濃厚な内容となっていました。
▶「月経随伴症状に対する鍼灸治療」として明治国際医療大学の田口玲奈先生に月経前症候群、
月経困難症について講義をして頂きました。田口先生が経験した多くの症例から鍼灸治療の方法や効果についてお話しいただきました。
実技では、「三陰交」「陰陵泉」「腎兪」「関元兪」の鍼通電療法の練習を行いました。
後期には「経筋治療」の第一人者である篠原昭二先生に講義をして頂きます。今後も外部から多くの先生に来て頂き、講義を行って頂く予定としております。